昨年茶名を拝受された方から茶事のご丁寧なご案内を頂き、昨日水曜クラスの皆様と共に伺いました。
新宿のビル内の茶室ですが、露地も設えていて露地草履で通い 蹲で清め席入りをします。
川端康成も訪れたことがあるという由緒あるお茶室です。床は二畳です。お軸は「一期一会」横物で足立泰道老師の力強い文字。これから始まるお茶事に期待が高まります。
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主客ご挨拶の後 初炭点前。羽箒は孔雀、お香合は金色の花喰い鳥。
その後懐石に入ります。プロのお料理なのでどれも大変美味、亭主は5人分のお料理を何回もお運びくださいます。
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主菓子を頂き中立。
銅鑼の響きを謹んで聞き、またお茶室に。床は花に変わっています。
いよいよお濃茶点前です。ご亭主の方はお稽古通り落ち着いて綺麗な所作でお濃茶を練られます。正客の私はそれを頂きます。
深い味わいで甘さも残る、お練具合もちょうどの大変美味しいお濃茶を感慨深く有難く頂きました。
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続きお薄になりお薄もきれいなお茶碗で美味しく頂きました。
お客様にはいろいろと季節感のあるお茶碗で、それぞれのストーリーもご披露され、皆様と感嘆しながら拝見しました。
このお茶事で、また良かったことは水曜クラスの方々が水屋でお薄を点てたり入れ代わり立ち代わりご亭主に協力されていたことです。予め話し合いで決めておられたそうです。絆を感じました。
何十年も茶道教室をしていますが生徒さんからお茶事に招かれたのは今日が初めてで、幸せ感じる、感慨深い事でした。
私も早速お礼の文を送りました。
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すばらしいお弟子さん方ですね。
これまでに育てられたそうこう先生のご指導のたまもの、それを吸収できるお弟子さん。
お弟子さんの爪の垢を下さい。
煎じてうちの連中に飲ませたいです。
京間のお部屋だったので、正客とお点前の席が遠く感じました。連客もいつもの顔ぶれであったのでお濃茶までは静かに、続きお薄に入ると和やかな会話がはずみ楽しいお茶事でした。