国宝手鑑「見努世の友」(みぬよのとも)を見に行ってきました。
手鑑というのは昔の有名人たちが書かれた古筆の一部を切り取ってそれを張り付けた冊子の事です。
「見努世の友」の外、手鑑三冊が展示されていました。
天皇の書かれたものや歌人や能筆家、僧侶…などの古筆が貼られています。
ガラス越しですから細かくは見えませんでしたが、仮名は美しいです!
10cm四方の紙に針金のような細い仮名でびっしり書かれたものや、濃い薄いを際立たせた仮名、内容も古今和歌集の和歌や万葉集の和歌、経文もあります。
美しい仮名は読めませんが立派なアートです。絵画を見るように鑑賞します。
昔の人は目がとても良かったのだと、細かく書かれた仮名を見て思いました。
あと古筆を軸にしたものが沢山展示されていました。西行や小野道風、紀貫のものが鑑賞できました。
出光所蔵の茶道具もいろいろ展示されていました。
茶入や茶碗など小ぶりのものが多く、利休と少庵の茶杓は飴色で華奢なものでした。