17体の大小の猫を彫りアルミホイールで幾重にもラップしストーブ用の煙突の中にもみ
殻と一緒に窯で焼く実験の続き。今回の材料はカシの生木、猫のサイズは10㌢から5㌢
くらいのもの。
煙突の中から取り出すとアルミホイールの形、大きさは焼く前と変わりないが中の猫は収
縮し振ると中でカラカラと動く。
焼く前の60%~70%くらいに収縮。小型のものほど変形が大きくスリムな猫に変身してしま
う。形はずんぐりむっくりのものほど形が崩れにくい。
割れに関しては木炭と同居の環境では何処かに出ることは覚悟しなければならないよう
で多少のものは個体の味という風に理解することにした。
ただ、前面に大きな割れがあると猫なのか、崩れた何かの物体なのかでは面白くはない。
木の目を見てこちらに割れが出来ると見切るだけの技量はないから、陶芸家の窯出しと
同じような心境でいるしかなさそうだ。
木の種類により大きく特徴が出たのはナラは割れが出やすいことくらいで強いて言えば
カシが適していそうくらいで特定は難しい。
サイズは仕上がりで7~8㌢以上のものが良さそう。次のテーマは材料の水分含有量によ
る仕上がりに差があるのかを調べること。次回は乾燥したカシで作ったもの、生木の少し
大きいものを焼きにかけてみようと準備中。
ラップにまかれたままの猫
中は空洞になり猫がコロコロ
取り出したもの
小型のものほどスリムになる
全員集合、一番小さいものは5㌢くらい
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