人間の凶暴性をコントロールできる新薬を巡るサイコ・サスペンス。
人体実験がもたらす異常な事件の行方に、二人の演技派が挑む。
渋いサスペンス作品の多いティムハンター監督。
『羊たちの沈黙』続編『ハンニバル』で、
脳みそヤラレたレイリオッタの行方が気になってたのと、
悪役も魅力のウィレムデフォー見たさに選んでみた

凶暴な殺人犯。死刑執行シーンから始まる。加害者の家族もいる。
最後まで強気な暴言を吐きながら、死んでいこうとするタトゥーだらけの怪物。。。。
主役が最初に死んじゃあ、始まらない。
実は、死刑の中止で命を助ける代わりに、博士の薬物による、凶悪犯を更正させる実験の被験者(モルモット)となるというもの。
一体どっちが凶悪犯?って思うほど、どっちがやってもおかしくないキャスティング。
今回はレイリオッタが凶暴な被験者。

濃~いまつげがチャームポイント。

びっくり仰天のどんでん返しってほどじゃなかったけど、
このレイリオッタが、薬を飲み続け治ったと見せかけて逃亡をするのでは?と思わせたり、
はたまた、薬がどんどん人格をコントロールしておかしくなっていくのでは?と思わせたり
いずれにしても"コントロール"されるのはどちらか?というのが
見どころ。
migのツッコミ(ちょっとだけネタバレ)
暗いので途中、ダラダラしてしまった感もあったけど後半は結構引き込まれるストーリーになっていた。
1.足かせを付け、24時間監視つきとはいえ、あれほど凶暴な殺人犯を加害者の家族とそう遠くないところで野放しにするかぁ~???
2.加害者の兄貴が、やっと捕まえた憎い殺人犯に銃を突きつけながらもあの状況下でいつでも殺せるだろうに、殺さない?殺せない?のは不自然。
3.足かせ、そんな簡単にとれるのかい

(だったら、レイリオッタ、デートの時に博士に懇願しなくても自分で道具で取れるじゃん・・)
4.善人に変貌を遂げる凶悪犯演じるリオッタの演技は凄いけど急激に変わりすぎ!
もし思いこみだけで治ったのだったら、あんな凶暴犯には近づけないはずだし

とか、細かいこと結構気になった。
いつも思うことだけど、出演者たちはこういう辻褄が合わないところとかどう考えてもへんだろうーってところとか、おかしいのでは?と提案したりしないのか。
たまに、一生懸命な俳優が意見してココを直した、とか聞くけれど。。。
シリアスにうまく作っていた作品だけにそこがちょっと残念。
ラスト、優しい博士デフォーさんと、レイリオッタの姿・哀愁漂うなぁ。。。。






劇場じゃなくて家で観るにはちょうどいい、ふつうにそこそこ楽しめるサスペンス。
どんでん返しに期待するとあてが外れるかな。
[Staff]
監督 ティム・ハンター
脚本 トッド・スラブキンほか
撮影 デニス・レノア
[Cast]
レイ・リオッタ ウィレム・デフォー ミシェル・ロドリゲス スティーブン・レイ
2004米/2005年3月・日本公開 上映時間 105min


「ライフアクアティック」ではビルマーレーを心から慕うカワイイ人。
今後5,6本の出演作待機中。
クセのある役多いけど、実はカッコイイ。

&セクシー。
以前はウィリアムだったのに、最近どうやら日本ではウィレムになったようで。。。
紛らわしい!!
『In side man』(インサイドマン)が8月にクランクインされたばかり。
デンゼルワシントン・ジョディフォスター・クライヴオーウェン共演の銀行強盗モノで
監督はスパイク・リー。
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