犬年は過ぎ去ったけど、今年1本目はこの『犬神家の一族』
和風?だし、何となくお正月っぽいからいいかってコトで
ご存じ、横溝正史の傑作ミステリー小説を
市川崑監督が30年の月日を経て
主演も同じ石坂浩二でセルフリメイク。
91歳の崑監督、遺作にしたかったのかどうかは知らないけど
かなり忠実らしいから今さらリメイクする必要はあったのかな??
何度も映像化されてるし、TVでもやってるというのに一度も観てないわたし。
はじめは何となく『犬神家の人々』だと思ってた (笑)
伊藤家の人々ってのもあったね。 あ、あれは伊藤家の食卓だったっけ?
なんてひとりコントはいいとして、、、、
もう公開からけっこう経ってるし、そんなわけで語れるわけでもないので
詳しいことは他の方にお任せして今回は率直に、
初めて観たわたしが思ったことのみのレビューで
絢爛な犬神一族に起こる、骨肉の争い
豪華キャスト陣
始まってすぐに他界する犬神財閥の創始者、佐兵衛。
その遺産を巡って、腹違いの三姉妹 松子、竹子、梅子とその息子たち、
佐兵衛の恩人の孫娘、珠世らが繰り広げる憎悪劇。
そこに、私立探偵の金田一耕助が絡む。
「金田一さん、事件ですよ!」のセリフは観てないわたしでも知ってます☆
意外とゆっくりと予想外にものすごく静かに展開するストーリー。
古臭いセリフと、当時のテイストそのままにした感じの鮮やかすぎる血、
そして死体の安っぽさ、例えばこんなの。
当時の雰囲気を大事にしてわざとなんだろうな。
わざとらしいセリフまわしなんかがけっこう笑えたんだけど
笑ってみてる人はほとんどいない風(あたりまえ?)
たまーに笑いが漏れてたけど、けっこうユーモア入ってる。
警部の「ようし、わかった!」ってセリフとか、後から知ったけど有名なセリフだったのね
オジサンの金田一耕助には違和感ないけど深田恭子ってどうなのー?
ひとりかなり浮いてた。。。
松嶋菜々子は、話題になってたわりにはあんまり活躍しない。
若い客層を狙ってのキャスティングなのかな。
今さらとの声も聞こえてきそうだけど。
若手では奥菜恵が良かった☆叫びのシーンや、憎悪を込めた表情、
ふすまがぶっとぶ程つきとばされるシーンには思わず吹いちゃった
大御所の女優さんの中では富司純子がやっぱりなかなかの迫力
そして
気になって気になって仕方なかったかぶりものの男、スケキヨ
この人が富司純子の実の息子で親子競演って後から知った。
ほんと日本人の俳優には疎いのだわたし、、、
このスケキヨさん、ゴムマスクの中身も観られるとは、、、
犯人は読めなかったなぁー。
5/10
テレビドラマという感じがしなくもなくて、面白い!っていう風ではなかったけど
別の意味で楽しめた(笑)
おすすめしたいかと言われたらそうでもないので普通かな?
2時間超えはやっぱり相当面白くないとちょっとキツイけど
退屈せずに、眠くもならずに観られたのは楽しめたってことなのかなー。
いや、スケキヨの存在かな、やっぱり☆
切ない音楽も相まって、哀愁漂う作品でした。
公式サイト
観た人も多いだろうけど、ここの、犬神家の一族俳優の過去の比較 おもしろーい
邦画で始まった2007年。
普段あんまり邦画って観ないんだけど、評判がいいもの、
自分が気になるもの(当然か、)は観るつもり
そういえば最近、香港映画を観てないなー。。。。
今年も厳選して観て行こうと思ってます☆
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