我想一個人映画美的blog

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グラン・トリノ / GRAN TORINO

2009-04-08 01:24:28 | 劇場&試写★6以上

 

 

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アンジェリーナ・ジョリー主演『チェンジリング』でイーストウッド作品にハズレなしと断言したばかりですが...

やっぱりイーストウッド作品にハズレなし しつこい

御年78歳!イーストウッド監督4年振りに自ら主演した新作が早くもお目見え。

今月末公開を前に、少しだけ早く観てきました~。


全米では昨年12月に公開され、イーストウッド史上No1(全米で)大ヒットを記録!
またもや名作であるとウワサには聞いてた。 
アジアンの男の子との心のふれあい、ということしか知らずに鑑賞。

「どうやってこんな傑作をつくるのかわからない。」
というのはわたしじゃなくニューヨーク・タイムズ紙の批評。
面白い言葉だな~って思ってたケド、それ納得。


愛すべき頑固オヤジ。憎めないのはイースト・ウッドだからこそ。

いちいち フレームインして 「がるる....」と唸るイーストウッドがおかしくておかしくて!

途中から、これはコメディか?!ってくらい、ヘタなコメディよりも笑えて。

東洋人の女はうまい(だったかな)とか、イエローだの クロだの、
人種差別が激しい鮮戦争帰還兵のアメリカンじいさん、ウォルト。
息子や孫ともうまくつき合えず、たまに酒屋で仲間とビールを飲み、なじみの床屋へ行き、愛車のグラントリノを愛でるのが唯一の楽しみ。
妻が亡くなってからは寂しく暮らしてた。
そこへ人種の全く違う一家が越して来たことで、運命は大きく変わる。




この一家、アメリカに移住してきたモン民族の子孫。中国、タイとかそっち系
東南アジアに住む民族の一つらしい。
おばあちゃんやタオ少年、その姉、家族がまたなかなかいい味だしてます。


そしてこの神父の存在、彼も良かった
クリストファー・カーリー。新人らしい。
一見 普通のボクちゃん風なんだけどこの役にはぴったり。


そうそう、タイトルがなんだか車の名前っぽいなーと思ってたら、まんまでした。
え?有名?
1970年代のフォード社製の車で、ベン・スティラー&オーウェン・ウィルソンでリメイクした映画(もとはTVドラマ)
『刑事スタスキー&ハッチ』の真っ赤な車もグラントリノだったらしい


妻に先立たれ、息子たちとも疎遠な元軍人のウォルトは、自動車工の仕事を引退して以来単調な生活を送っていた。
ある日、愛車グラン・トリノが盗まれそうになったことをきっかけに、アジア系移民の少年タオと知り合う。
やがて二人の間に不思議な友情が芽生えていくが...。



9/10


この映画、好き
期待してた以上に気に入ってしまった。
話はすごくシンプル。で少々ベタな展開。
コメディ以上にたっぷり笑って、2度泣かされた~

とにかくイーストウッド演じるウォルトのキャラがイイ。
愛すべきおじいちゃん。。。
頑固だけどこんなにいいおじいちゃんを理解してあげられなくて、可哀想。
息子たち家族酷いなぁ、、、、


感動作です!!と謳うのとはちょっと違う、なんか自然に心にじわっとくる。
なんだろうこれは??
いつもイーストウッド作品に思うけど、必要以上に泣かせようとかいう魂胆が見えない
さりげない演出なんだけど、でもどこか胸にずしっとくるものがあるというか、、、、。
これは
イーストウッドマジック?

いつもの感じと違ったのは、途中かなり笑えるシーンやセリフが多いこと。
ベタなところで笑えない人は笑わないだろうけど わたしかなりツボに入って人一倍笑ってたかも。

随所で笑える~
コントじゃないんだからというようなベタな笑いがちょこちょこ。
場内、かなり笑い出てました~。

もちろん、コメディじゃないんだからそんな笑いだけでは終わりません!

もうね、イーストウッドによる、イーストウッドのための、そしてイーストウッドを愛する人たちへの贈り物のような映画。
頑固じじいのハズなのに、今度のイーストウッド、かっこ良すぎ!!切なすぎ!!


最後は反則でしょ~。



このラスト、、、他の映画でもあったけど
こちらは覚悟の上で、だからいままでとも違うのかな?


反則でしょ~。と思いつつ、
何に感情もってかれたのか涙あふれて止まらなかった~

そして、やっぱり今作でもイーストウッドの息子、カイル・イーストウッドが担当。
ベーシストとしても有名な彼が、6月8日~12日 Blue Note TOKYOに登場だって

イーストウッドの娘、アリソンの監督作 レールズ&タイズ』もオススメ♪


公式サイト
GRAN TORINO   2008年  アメリカ  117min
4月25日より、全国ロードショー

監督/製作/主演 クリント・イーストウッド
原案 デヴィッド・ジョハンソン&ニック・シェンク
脚本  ニック・シェンク


イーストウッド、もう俳優はヤメて監督業に専念する、と言ってますが、、、
これ前回主演兼監督した『ミリオンダラー・ベイビー』の時も言ってたみたい。
どちらにせよ、今後も頑張っていい作品をどんどん生み出して欲しいな


公開したらまた観たいいい作品、最近多すぎる~



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