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アレクサンドリア /AGORA

2011-02-24 11:44:42 | 劇場&試写★4 以下

 

 

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「オープン・ユア・アイズ」「アザーズ」「海を飛ぶ夢」の、アレハンドロ・アメナーバル監督6年振りの最新作は、
4世紀、世界の学問の中心地で伝説を残した実在の女性天文学者の物語



長い事待ちに待ったアメナーバルの新作なのでめちゃくちゃ楽しみで。
内容はおろか、キャストとタイトルだけという前知識で、試写にて鑑賞。
史実を描いた話だし、舞台設定からしてどうもつまらなそうかも、、、と一抹の不安はあったんだけど。

うーん予感的中


これまでの作品は全て脚本、監督を自身で手がけてきた監督、過去作全部好きだったんだけど、今回は過去作とはまるで赴きの違う作風。
お金も相当かかってます

キリスト教、ユダヤ教、異教徒の大規模な争い。


天文学者ヒュパティアに、レイチェル・ワイズ。


嘗ての生徒で後のアレクサンドリアの長官となるオレステスと、奴隷のダオスは秘かに想いを寄せる。


が、そこを描くラブストーリーではない。

のはそれはそれでいいんだけど。



科学を拒否する学者たち、キリスト教信者らはヒュパティアの言葉の影響力を恐れ、反発して攻撃の矛先は次第に彼女へ向けられる。




前半は暴動シーンが延々と。
最初からあまり惹き込まれず、もしやこのままいくのかなと思いながら観ていると
段々とあくびも5、6回出て退屈に

天文学者のヒュパティアの考える、当時まだ証明されていなかった地動説。
地球は平面だと考える者、丸いと考える者は少なく「じゃあ反対側のものは何故落ちないんだ」という会話のやりとりや、
地球が丸いのか楕円なのか、このあたりのシーンはすごく興味の惹かれるところではあったんだけど、、、

とにかく宗教的争いがメインに描かれていくので、日本人にはとくに馴染み薄いというのもあるけど
観ていて面白くない。


2時間7分はさすがに長い

無理矢理に「お前もキリスト教である」と強いられながらも断固受け入れず
最終的に服まではぎ取られ、石で攻められるヒュパティアの最期はあまりにも酷い。

愛した女性をも守れない男たちが哀しい。





本作、ヨーロッパ映画史上最大級の制作費を投じ、2009年ゴヤ賞7部門受賞。
スペイン本国で映画最高興行収入だったとか。


日本でもちゃんと劇場公開してくれたことはすごく嬉しいけど、日本でのヒットは難しいかなぁ。



4/10(45点)


見どころはその最高にお金のかかった舞台美術

そこはもう、素晴らしいとしか言えません。
そして意志が強く美しい天文学者、全裸になってまでの熱演のレイチェル・ワイズは素晴らしかった。


内容的には、いつ新作かなぁと思い続け6年振りにやっと観られた作品だけに、残念~。

あ、イケメン好きな方は、ヒース・レジャー+若い頃のブラピ+ちょいジョシュ・ハートネットな顔立ちの人
(ルパート・エヴァンス)を要チェック。




4世紀のエジプト、アレクサンドリア。栄華を極めたこの都市も、ローマ帝国の崩壊が間近に迫り、混乱を迎えつつあった。
その中で、美貌と明晰な頭脳を持った女性天文学者・ヒュパティアは、学問に情熱を注ぎ、弟子に講義を行っていた。
生徒でもあり、後に彼女の長官となるオレステス、奴隷ダオスは密かにヒュパティアに想いを寄せる。
やがて科学を否定するキリスト教徒たちと、それに屈しない学者たちの間で激しい対立が勃発。
そして攻撃の矛先は、彼女に向けられていった——。




 公式サイト
AGORA   2009年   スペイン  127min
3月5日より、ロードショー


2009年 カンヌ映画祭にて。






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