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「オープン・ユア・アイズ」「アザーズ」「海を飛ぶ夢」の、アレハンドロ・アメナーバル監督6年振りの最新作は、
4世紀、世界の学問の中心地で伝説を残した実在の女性天文学者の物語
長い事待ちに待ったアメナーバルの新作なのでめちゃくちゃ楽しみで。
内容はおろか、キャストとタイトルだけという前知識で、試写にて鑑賞。
史実を描いた話だし、舞台設定からしてどうもつまらなそうかも、、、と一抹の不安はあったんだけど。
うーん予感的中
これまでの作品は全て脚本、監督を自身で手がけてきた監督、過去作全部好きだったんだけど、今回は過去作とはまるで赴きの違う作風。
お金も相当かかってます
キリスト教、ユダヤ教、異教徒の大規模な争い。
天文学者ヒュパティアに、レイチェル・ワイズ。
嘗ての生徒で後のアレクサンドリアの長官となるオレステスと、奴隷のダオスは秘かに想いを寄せる。
が、そこを描くラブストーリーではない。
のはそれはそれでいいんだけど。
科学を拒否する学者たち、キリスト教信者らはヒュパティアの言葉の影響力を恐れ、反発して攻撃の矛先は次第に彼女へ向けられる。
前半は暴動シーンが延々と。
最初からあまり惹き込まれず、もしやこのままいくのかなと思いながら観ていると
段々とあくびも5、6回出て退屈に
天文学者のヒュパティアの考える、当時まだ証明されていなかった地動説。
地球は平面だと考える者、丸いと考える者は少なく「じゃあ反対側のものは何故落ちないんだ」という会話のやりとりや、
地球が丸いのか楕円なのか、このあたりのシーンはすごく興味の惹かれるところではあったんだけど、、、
とにかく宗教的争いがメインに描かれていくので、日本人にはとくに馴染み薄いというのもあるけど
観ていて面白くない。
2時間7分はさすがに長い
無理矢理に「お前もキリスト教である」と強いられながらも断固受け入れず
最終的に服まではぎ取られ、石で攻められるヒュパティアの最期はあまりにも酷い。
愛した女性をも守れない男たちが哀しい。
本作、ヨーロッパ映画史上最大級の制作費を投じ、2009年ゴヤ賞7部門受賞。
スペイン本国で映画最高興行収入だったとか。
日本でもちゃんと劇場公開してくれたことはすごく嬉しいけど、日本でのヒットは難しいかなぁ。
4/10(45点)
見どころはその最高にお金のかかった舞台美術
そこはもう、素晴らしいとしか言えません。
そして意志が強く美しい天文学者、全裸になってまでの熱演のレイチェル・ワイズは素晴らしかった。
内容的には、いつ新作かなぁと思い続け6年振りにやっと観られた作品だけに、残念~。
あ、イケメン好きな方は、ヒース・レジャー+若い頃のブラピ+ちょいジョシュ・ハートネットな顔立ちの人
(ルパート・エヴァンス)を要チェック。
4世紀のエジプト、アレクサンドリア。栄華を極めたこの都市も、ローマ帝国の崩壊が間近に迫り、混乱を迎えつつあった。
その中で、美貌と明晰な頭脳を持った女性天文学者・ヒュパティアは、学問に情熱を注ぎ、弟子に講義を行っていた。
生徒でもあり、後に彼女の長官となるオレステス、奴隷ダオスは密かにヒュパティアに想いを寄せる。
やがて科学を否定するキリスト教徒たちと、それに屈しない学者たちの間で激しい対立が勃発。
そして攻撃の矛先は、彼女に向けられていった——。
公式サイト
AGORA 2009年 スペイン 127min
3月5日より、ロードショー
2009年 カンヌ映画祭にて。
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