26歳で撮った「セックスと嘘とビデオテープ」でデビュー、
「エリン・ブロコビッチ」「オーシャンズ11」など多彩な作品、
先日「マジック・マイク」が日本では公開になったばかりのスティーブヴン・ソダーバーグ監督が
何度も引退はささやかれていたが本作をもって劇場映画は最後、という作品
今週末より公開、試写にて鑑賞。
今後はテレビ作品等の製作に専念すると本人が公言。
これまでも社会問題をテーマに含みながら映画としてのエンタメ性で
様々な作品を撮ってきたソダーバーグ監督、今回は
アメリカの現代社会の問題でもある 精神科医への依存、薬物依存がテーマ。
クスリによる、危険な“副作用"(=サイド・エフェクト)
薬投与によって起きた副作用。
それによる殺人。
罰せられるべきは処方した医師?裏がありそうにもみえる患者?
それとも別の誰かなのか??
観る前は4人が思ってたけど、殆ど出ずっぱりの主演はジュード
精神科医のバンクス。
哀しさを秘めた患者、エミリーに、フィンチャー版「ドラゴンタトゥーの女」の
ルーニー・マーラ。 うまい。
その夫に、ソダーバーグ作品には「マジック・マイク」から続投のチャニング・テイタム
エミリーの前任の女医にはキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。
とう(薹)がたってきて益々 恋愛ものよりこういうクセある役がハマる
28歳のエミリー・テイラーは最愛の夫マーティンをインサイダー取引の罪で収監され、幸福の絶頂から絶望のどん底に突き落とされた。その数奇な人生は マーティンの出所によって好転すると思われたが、夫の不在中に鬱病を再発させていたエミリーは度重なる自殺未遂を犯す。エミリーに同情した精神科医バンクスは、所望されたアブリクサという新薬を処方してやるが、薬の副作用によって夢遊病者となった彼女は、眠ったまま自宅でマーティンを殺害。主治医の責任を問われ、キャリアも家族との生活も失いかねない窮地に追い込まれたバンクスは、独自の調査に乗り出し、このセンセーショナルな殺人事件の背後に渦巻く真実に迫っていく!
8/10
後半からネタバレあり
想像以上に面白かった 久々にジュード活躍主演!
ルーニー・マーラもかなり良かった。
昔はこういう先の読めない面白いサスペンスたくさんあったけど
最近みない正統派サスペンスとして楽しめた☆
観ているうち、この患者は何をしたい?目的は何なのか?
という不可解さで見入っていく。
そのうちに今度はキャストの見事なアンサンブル演技のかけあいに惹き込まれて目が離せない!
ジュード演じる、被害者でもある医師と
嘘かホントかわからない患者の言動、
もう一人、一癖ありそうな女医師の隠された秘密が暴かれていく。
元々わたし、先を深読みしながら観る方ではないけど
これは読めなかったなー
次第に明らかになって もやが晴れて来て全てが繋がっていく。
そっち系か!!って感じ 笑
それにしてもいつも映画だとつっこみたくなるけど、
ジュードの奥さん、もっと夫を信じてあげろよとか思ってしまうほど
あっさり夫を疑い少しも話を聞こうともしない
同僚たちからも会社をやめろとか患者と会うなだの言われ
医師免許剥奪寸前、そして罪にかけられそうにまで追い込まれるジュードが哀れ。
ただ、ここまで追い込まれるからこその、その後の復讐劇は全く逆の立場に追い込んでいき
すっきりして終わる。
いちばん可哀想なのは、出所したなかりで愛する妻に裏切られ
あっさり殺されちゃうチャニング
こりゃファンは泣けるわ
途中から真実を暴露したエミリー。
そうきたか!の女医の同性愛発覚(キャサリンゼタ)
グロいシーンもとくになし、
復讐劇としてラストは爽快で楽しめる、秀作サスペンスです~
THE SIDE EFFECTS 2013年 アメリカ 106min
9月6日(金)より、ロードショー
プレミアにて
ジュード,未だにわたしの「ジュード 激太り」で検索するひといるけど
あれは役作りだからね☆ ちゃんと元に戻ってます
キャサゼタ嬢、依存症などのサポートしたり
本人も精神的にまいったりしてたけどマイケル・ダグラスとついに先日離婚しちゃいました
ベルリン国際映画祭にて