オスロ行きと帰りで観た数本の中からまずはやっと3本まとめてちょこっとレビュー。
Unfinished Business/アンフィニッシュド・ビジネス
ヴィンス・ヴォーン、トム・ウィルキンソン、シエナ・ミラー、デイヴ・フランコ、ジェームス・マースデン、ニック・フロスト。
監督は、ケン・スコット
仕事を辞め、自ら起業した男のもとに集まったのは老人と若者で…
Unfinished Business | Official Trailer [HD] | 20th Century FOX
4/10(45点)
字幕付きでじっくり観たけど面白さは全然だった。
減給され、頭にきたヴィンス・ボーン演じる男が、
元上司のシエナ・ミラーを敵にまわしタンカを切って会社を辞める。
付いて来たのは定年間近の老人と、働いたこともないちょいヘンな若者。
ジェームズ・フランコ弟のイケメン弟、デイヴが頭の弱いおかしな若者を演じてて
そこは意外にもハマってて良かった。
ヴィンスはいつもの強気で早口な男。マンネリキャラ。
トム・ウィルキンソンは珍しくコメディ。
日本では公開ないのも仕方ないし、なんでこの程度のコメディ映画わざわざお金かけつくるんだろとさえ思える。
2015年 アメリカ 91min
The Campaign/俺たちスーパー・ポリティシャン めざせ下院議員!
ウィル・フェレルと「ハングオーバー」シリーズのガリフィアナキスで、正反対な候補2人。
共演 ジョン・リスゴー、ダン・エイクロイド、ジョン・グッドマン。監督は「オースティン・パワーズ」シリーズのジェイ・ローチ。
2012年の下院選挙、ノースカロライナ州。民主党に所属する野心的な下院議員ブレイディは再選を目指すが、人妻との浮気がバレて好感度が低下。地元の大 物実業家のモッチ兄弟は支援してきたブレイディを見切り、お人よしな善人ハギンズを共和党の対立候補にしようと決定。しかし政治の素人のハギンズには選挙を戦うためのノウハウがなく、モッチ兄弟が送り込んだ参謀ワトリーは厳しい態度でハギンズを候補らしく仕立てていくが...?
俺たちスーパー・ポリティシャン 目指せ下院議員!(字幕版) (プレビュー)
3/10(34点)
ジェイローチ作品は好きだけど、めちゃくちゃだし下品ネタのオンパレード。
堂々不倫したり、飲酒運転で捕まってパトカーまで盗んだり、赤ちゃん殴ったり(CGで)
犬も殴ったり(この犬、あのアカデミー賞「アーティスト」のワンちゃんらしい)と何かぜんぜん笑えない。
ポリティシャンて「政治家」という意味だけど、原題は「キャンペーン」だからね。選挙の。
そのままのタイトルじゃだめだろうけど、どちらにせよこれはDVDにすらなってない。
おなじみウィル主演作には「俺たち」がつくのでこれもそのセオリー通り。
どちらにせよ残念ながら日本じゃ劇場公開してもダメだろうね。wowowでのみ1回やったみたい。
2012年 アメリカ 86min
CINDERELLA/シンデレラ
「ヘンリー五世」や「マイティソー」「スルース」など監督としても高い評価を得ているケネス・ブラナー。
シンデレラには、TVドラマ「ダウントン・アビー」で注目を浴びたリリー・ジェームズ。
継母にケイト・ブランシェット、魔法使いフェアリーゴッドマザーにヘレナ・ボナム=カーター
絵に描いたような王子様にリチャード・マッデン。
ステラン・スカルスガルド、ベン・チャップリン、デレク・ジャコピ、ソフィー・マクシェラほか。
幼くして母を亡くし、彼女の“どんな時でも勇気と優しさを忘れないで”という言葉を胸に、まっすぐな女性へと成長したエラ。ある日父が再婚し、エラにはま ま母とその連れ子としてやって来た2人の姉ができる。しかし父が亡くなると、まま母と義姉たちはエラに辛く当たるようになる。そんなある日、城で国中の若い女性を集めて舞踏会が開かれることになり、エラの家にも招待状が届くが、舞踏会に行きたいというエラの願いは継母によって阻止されてしまう。悲しみに暮れるエラだったが、そんな彼女の前に陽気な魔法使い“フェアリー・ゴッドマザー”が現われる。彼女の魔法によって華麗なドレスとガラスの靴を身にまとい、美しく変身したエラ。同じくフェアリー・ゴッドマザーが用意したカボチャの馬車に乗り、ついに念願の舞踏会へと向かうエラだったが…。
6/10(62点)
ディズニーが実写化したシンデレラの世界。
お話はわりとそのままでひねりもないけどキラキラの映像が、衣装が、たまらなく美しい
特筆すべきはシンデレラが魔法にかけられて水色のドレスに変わるシーン。
そこらにいた動物が人間に変えられ、みすぼらしい靴も透き通ったガラスの靴に
やはり、ケネス・ブラナー作品は違う。センスがある。
これまでもシェークスピア作品で監督・俳優として活躍してきて“宮廷モノ”は得意。
誰もが知る女性向けの古典的なおとぎ話映画にとどまらなくヒットしたのも彼の演出、作品だからこそ、かな。
衣装を手がけたのはデザイナー、サンディ・パウエル。ジャン=マルク・ヴァレの「ヴィクトリア女王 世紀の愛」、
スコセッシの「アビエイター」や「恋におちたシェイクスピア」で3度のアカデミー賞のほか、7本の映画で同賞にノミネートなど
輝かしい経歴の持ち主。
ケイトの継母はじめ、キャストも皆、素晴らしく良かったのも勝因かと。
映画『シンデレラ』予告編
2015 アメリカ 105min
残りの2、3本はまた今度。