愛すべき、あいつらが帰ってきた
監督、ダニー・ボイルと脚本家のジョン・ホッジ、そして
ユアン・マクレガー、ジョニー・リー・ミラー、ユエン・ブレムナー、ロバート・カーライル。
前作を観てから、(見なおしてから)の鑑賞必至
このメンバーが再結集の続編ではなかったら観なかった。
ダニー・ボイル監督の2作目でユアンのブレイクのきっかけとなった本作。
こないだ見直したらもう全く内容忘れてたから、今回観る前に見直してほんとよかった。
あの時の続きが、わたしたちも同じ時を経てここに蘇る。
みんないい感じに歳とった〜
ダイアン演じたケリー・マクドナルドもちゃんと出てくる
トレスポでデビューして以来、ちょこちょこと映画に出てるけど嬉しい限り。
20年。長いようで短い20年の歳月。
あの時のわたしたちも、彼ら同様、同じだけ歳をとってるから余計に感慨深くなる。
裏切り、友情、家族、カネ、 疾走感
男くさい友情の中で、裏切りのスパイスと、家族への思いと。
20年も経って大人になってるであろうあいつらは、
シワも増えて老けたけど、中身はまるで変わってないダメなオッサン連中だ。
懐かしいなー。
8/10(88点)
いやー、ラストで全部持ってかれた!
ユアンがあの部屋に戻って思い馳せり改めてレコードに針を落として身体を反らした途端カメラがぐっと引いていく
ラストカットは近年の映画で1、2を争う格好よさ痺れる〜〜!!
あのシーンだけ何度も見れちゃうくらい。
前作のラストで、仲間を裏切って大金を持ち逃げしたレントン。
今回、20年ぶりに故郷に帰り仲間と再会することになる。
20年服役して刑務所から抜け出してきた、血の気の多いベグビーが
レントンを殺したいほど憎んでいたのは言うまでもなく、当然、身の危険が差し迫る。
ファンが待ってたというか、まさかここへ来て続編ができるとは思ってもみなかっただろうけど
(3、4年前から話はあったらしいけど、キャスト2人が予定合わず見送ってたらしい)
これはファンが見たかったであろうストーリーを完璧に見せてくれてる。
さすがダニー・ボイル監督。
そして同じキャスト、脚本家じゃないとありえなかっただろうし、それを作ったことがすごい。
まずこんな形のリアルに20年後を描いた続編なんてなかったもんね。
相変わらずおばかなスパッドだけど、前作のあのカノジョと結婚し、子供もいるが冴えない独り身。
20年後の、愛すべきあいつら。
私も、観客もあれから20年。
自分がどのくらい変わったんだろうとか、当時の自分は今の自分を想像してたろうか?とか
改めてノスタルジックになったり 思いを馳せることになる。
映画の中でも1作目の印象的な場所が出てきて当時を思い出したり、
セルフオマージュ的なシーンも盛り込んであり、さすがツボを押さえてる。
20年後も走ってる。
今回は、シックボーイ(ジョニー・リー・ミラー)の愛する女(彼女ではない)も加わって
またまた新たな金儲けの悪巧みが始まる。
憎みつつ、やっぱり変わらない男と男の絆。
親になっている人もいれば、親を失った人、亡くなった人(右)もいて現実的な月日の流れの中、
変わらないもの、変わっていくものもしっかり描く。
バーのトイレの個室で偶然隣り合わせになったレントンとベグビーのシーン最高。
「お前かー!!!」に笑った。
ロバート・カーライル、今日が偶然にも誕生日で56歳
近年はドラマ「ワンス・アポン・ア・タイム」に出演で映画はご無沙汰だったようだけど
久々みたら一番年取ったなーやっぱり。最初、ハーヴェイ・カイテルかと思ったわ 笑
他にも色々笑えるシーンなど盛り込みつつラストまで疾走する!!
あ、当時の「言葉遊び」について延々、若い初参加の女の子にレントンが説明するシーンも好きだな。
当時、前作が「未来を選べ」というキャッチコピーだったのも思い出した。
ユアンはいつも新作映画で見てきたけど、イーサン・ホーク同様、素敵なオッサンになったなと思うし
ジョニー・リー・ミラーはそういえば昔アンジーと結婚してたなぁとか
ジュードとユアンと映画会社立ち上げてた仲間だったなぁとか
色々思い出したけど、髪薄くなったけどなかなか渋いいい男になった
こちらもドラマが続いてて、わたしが観た最後は2012年の「ビザンチウム」
今年に入って、最近良い映画が多く星8以上も多いから今年のベスト決めるの大変だけど
今月全力で大プッシュしたい1本です
しつこいけど 見る前に、前作の鑑賞を必ず
そうそう、90年代大ヒットしたサントラ。
この映画にあのイギーポップの音楽ありき!!
サントラ引っ張り出して聴きたくなった。
今回も良かったので要チェック
1. ‘Lust For Life’ – Iggy Pop (The Prodigy Remix)
2. ‘Shotgun Mouthwash’ – High Contrast
3. ‘Silk’ – Wolf Alice
4. ‘Get Up’ – Young Fathers
5. ‘Relax’ – Frankie Goes To Hollywood
6. ‘Eventually But (Spud’s letter to Gail)’ – Underworld, Ewen Bremner
7. ‘Only God Knows’ – Young Fathers
8. ‘Dad’s Best Friend’ – The Rubberbandits
9. ‘Dreaming’ – Blondie
10. ‘Radio Ga Ga’ – Queen
11. ‘It’s Like That’ – RUN-DMC, Jason Nevins
12. ‘(White Man) In Hammersmith Palais’ – The Clash
13. ‘Rain Or Shine’ – Young Fathers
14. ‘Whitest Boy On The Beach’ – Fat White Family
15. ‘Slow Slippy’ – Underworld
スコットランド、エディンバラ。仲間を裏切り、大金を持ち逃げしたマーク・レントンは、オランダから20年ぶりに帰郷した。母は既に亡くなっており、実家には年老いた父が一人で暮らしていた。一方、ジャンキーのスパッドは妻子に愛想を尽かされ、孤独に押しつぶされようとしていた。シック・ボーイことサイモンは、パブを経営する裏で、売春やゆすりに手を染めていた。そして、もっとも血の気の多い男ベグビーは殺人を犯して服役中。20年経っても大人になりきれず、相変わらずな人生を歩んでいた4人だったが…。
プレミアにて。
このロバート・カーライル、リーアム爺さんみたい。
というか、ジョニーリーがたまに田中要次さんに見えちゃって 。
ダイアン、綺麗なまま。