古くから言い表された言葉 1月は行く、2月は逃げる、3月は去る.....
時の速さのことだ。2月も半ばになった。ふう...ため息が出る。ところで、
今朝、会社に来てびっくりした。構内のクロガネモチの木に全く赤い実が無いのだ。
1月の後半頃から毎日ヒヨドリが赤い実を食べにやってきていた。
その糞害は凄まじく、この社屋が建って23年めにして初めての光景だった。
それに対して人間の知恵は為すすべも無く、遂に先週末は木を切ることになった。
シルバー人材に頼んだら素気無く断られた。
こんな高い木は剪定も根から切ることもできません、というではないか...
「早く食べてしまって!」みんな口々にそう言いながら、連休明けのおぞましい
糞のありさまを想像した。
そして今日、クロガネモチの枝の絡み合った枝の先々まで1個の実も残さず食べつくされ
ており、不思議なことにほんの少しの糞が落ちていただけ。
休みの3日間、人っこ一人居ない構内で思う存分みんなで食べたんだろう...
誰かが数えて18羽のひよどりは当たり前だが今日は1羽も来ない。
騒々しかった2週間余りの日々が何か楽しかったような気がするのはどういうわけだろう...
食べ物を必死に探してまわり1本の木を見つけ、食べて追われ、追われてまた来て、
ヒヨドリは一生懸命に「生きる」様を私たちに見せてくれた。
また、どこかに彼等の食べ物があればいいのだが....。