ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

自閉症の作家・東田直樹さんの絆創膏日記

2018-01-19 | 自閉症の作家・東田直樹さん

KADOKAWA発の文芸情報サイト「カドブン」に、
東田直樹さんののエッセイ(毎週水曜更新)

「東田直樹の絆創膏日記」第9回 が掲載されました。

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2017年12月31日

   大晦日、今年も今日で終わるという感慨にふけっている人もいるだろう。  

   僕はといえば、あまり代わり映えしない一日を過ごしている。

 お正月の準備に追われている家族の手伝いをしながら、そうそう一年の終わりは、こんな感じだと頭の中から12月31日の記憶を引っ張り出し、いつもと違う状況でも慌てないよう、自分に言い聞かせているところである。 

   昨日と同じ時間に夕食を食べ、お風呂に入り布団で寝る。

夕食の献立は年越しそば、テレビ番組は紅白歌合戦ということだけはいつもと違う。

 僕は夜中にテレビを見ないので、除夜の鐘は今年も聞かないだろう。

家では規則正しく生活している。

窮屈そうだと感じる人もいるかもしれないが、僕自身は窮屈でも退屈でもない。

特別な日だからこそ、普段通りに過ごし、気持ちを落ち着かせたいのである。 

   新しい年に期待する気持ちは大きい。 

   過去は戻って来ないが未来は変えられるという人もいるが、最近の僕は、過去も未来も変えられるのではないかと考えている。

今が良ければ、辛かった過去さえも肯定できるのが人である。

現在の自分が幸せなら、それまでの道のりも、自分をより輝かせるためのステップのひとつだったと信じられる。

このままの自分を、まるごと受け入れられるのだ。

 2018年が幸せであれば、僕が生きて来た月日にも花が添えられるだろう。


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【現在の自分が幸せなら、それまでの道のりも、
自分をより輝かせるためのステップのひとつだったと信じられる】

これは、非常に希望の持てる考え方だなぁ~と思います。

そのように考えることが出来るならば、人生に後悔は無くなるでしょう。

私も、昔の行いや選択ミスを思い出し、落ち込んだりすることがしばしばです。

でも、そんな過去も、
自分をより輝かせるための、ステップのひとつだったと考えることにしようと思います。

そして、過去の自分、今の自分、未来の自分を、まるごと受け入れるようにしたいと思います。

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