最近の寒さは、いったいどうしたことでしょう。
こんなに寒いと、どこにも行きたくなくなり、私はずっと家に居ます。
それでも少し人恋しくなり、昨日の午後は、友人の岡村さん(仮名)と電話で喋りました。
岡村さんは、数年前まで支援学校の教師をしていたのですが、今は学童保育の先生をしています。
彼女は、話の途中で
「私は、支援学校の時、生徒に懐かれないように、最新の注意を払ってきたのよ。」と言うのです。
「えっ?そうなの? 何で? 岡村先生が大好きっていう生徒さんは沢山いたと思うけど?」
岡村さんは、とても優しいので、きっと多くの生徒さんに慕われていたに違いないのです。
「同僚の中には、この子は私じゃないとダメなのよ~と言っている先生もいたけど、
そして、それはそれで良いことだと思うけど、私は、それをやらなかった。」
「何か意味があったの?」
「私にしか懐かなかったら、これから先が困るでしょ。だから、とても注意したの。」
「あ~そうなのね
もし、私が支援学校の先生ならば、きっと全ての生徒が、自分に懐くように仕向けていると思う(笑)
そんな姑息な私は、まだまだ思慮が浅いね。」
「そんなことはないよ~ それぞれの先生によって、指導方法が違うのは当然でしょ。」
岡村さんが行ってきた指導は、【今、その時】よりも、【将来】を見据えての指導だったのでしょう。
そしてそれは、情に流されず、それでいて細やかな指導だったに違いありません。
支援学校の先生の、思慮深さを垣間見たような気がしたのでした。