昨日の午後、ミノ君(高3)のお母さんから電話がありました。
ミノ君は、高3になってから突然やる気が出てきて、
毎日登校し、部活の後も、学校で勉強をしてくるようになったそうです。
毎日登校し、勉強を熱心に始めたのはいいのだけど、
勉強に集中したいので、ピアノを辞めたい~と言っているそうで。
ミノ君のお母さんは、超エリートさんなのですが、
御自身も、受験直前までピアノを習っていて、それがとても良かった~
と仰っていました。
なので、最後までピアノをやらせたいのですが、どうしたらいいでしょうか~
と言うことでした。
私は、ミノ君と直接話し合いますね~と言って、電話を切りました。
夜になり、ミノ君がやって来ました。
ミノ君は、ピアノの椅子に座る前に、
「勉強に専念したいので、今日でピアノを辞めたいです。」と言いました。
その言い方がキッパリしていたので、私はミノ君の意志の強さを感じました。
ミノ君は、小学校の時期と高校に入ってから、かなり重症な不登校を経験しました。
今年に入ってからも、時々学校を休んでいた様子です。
それでも、この13年間、ピアノのレッスンは、ほとんど休まずに通ってくれました。
高校1年の頃の不登校はかなり深刻で、単位不足の為に留年を勧告されたこともありました。
その間も、唯一外出するのが、ピアノのレッスンだったとも伺っています。
その頃は、学校を休んでいるにもかかわらず、
わざわざ学校の制服に着替えて、ピアノに来ていたそうです。
そんなミノ君が、ピアノを辞めたい~と言うには、余程の心境の変化があったのでしょう。
私は、ミノ君の気持ちを大切にしたいと思いました。
(長くなったので、明日に続きます~)