ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

亡き友人のお子さんが~その2

2018-09-13 | 障がい児教育

(昨日の続きです)

お話を伺いながら、みみちゃんのお母様の、孫を思う気持ちが痛いほど伝わってきました。

私は、今、支援学級や支援学校の子にピアノを教えていること。
障害があっても、子どもには大きな可能性が秘められていること~等、
障がいを持ったお子さんを教えていて、感じている全てをお話しました。

そして、支援学校高等部出身のお子さんをお持ちのお母様や、
支援学校の先生達から聞いた話などを、お伝えしました。

「支援学校の高等部では、能力のある子には運転免許の学科の授業もあるそうですよ。
そして、年頃になったら結婚する子も、少なからずいるみたいです。」

私がそう言うと、みみちゃんのお母様は、

「そうなんですね。
孫が、何とか自分の力で生きていけるような、そんな希望が湧いてきました。」

と仰いました。

「そうですね。
過度な期待をするとヒロ君の負担になるかもですが、決して悲観することはありませんよ。
支援学校の先生達は、とても勉強していらっしゃるし、
熱心に指導してくださいますから、1番良い進路を見つけてくださると思います。」

そう申し上げると、みみちゃんのお母様は、

「孫が支援学級に在籍していることは、私からは誰にも言ったことはありません。
でも、今日は何か喋りたくなって喋ったら、気が楽になりました。」

と、涙ぐみながら仰いました。

そして、「今日は本当に良い日になりました。」と、何度も何度も言ってくださいました。

 

みみちゃんの家から帰る道、一緒に行った友人と

「みみちゃんの、お父さんとしての気持ちが、今日の再会を導いたんだね。
これからも、ヒロ君のことは気にかけていこうね。」

と語り合いました。

ヒロ君の未来が明るいものとなりますように、
そして、ヒロ君が笑顔の多い充実した人生を歩みますように~と心から願っています。

これからは、私も陰ながら応援し、末永く見守っていきたいと思います。 

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