一昨日は、ヨウ君(アスペルガー児・中1)のレッスンでした。
ヨウ君は、中学生活が非常に充実していて、毎日がとても楽しいのだそうです。
先日行われた体育祭も楽しかったらしく
「今から思うと、小学校の運動会はショボかった。」などと言っています(笑)
勉強も、中学に入ってからグ~ンと伸びて、特に理数系の科目が得意です。
小学生の頃まで、個別授業を受けていた子とは思えません。
子どもの可能性は無限大で、
この様に、ある時期に大変身を遂げることもあるのだな~としみじみ思います。
そんなヨウ君ですが、この2週間は、全くピアノの練習をしなかったそうです。
「体育祭や試験が重なって、ピアノに向かう時間が無かったので。」
と言っていました。
なので、片手ずつの練習をさせたり、ゆっくり弾かせたり、
合間には軽くお喋りをしたりして、レッスンの時間はあっと云う間に終わりました。
私は楽譜をまとめて手渡しながら
「はい、じゃあ、今日はお終いね。」と言いました。
するとヨウ君は
「えっ?もう終わりですか?」と大きな声で言いました。
「うん、今日はもうお終いですよ。
レッスンの時間が短く感じた~と云うことは、楽しかったと云うことかな?」
「はい、楽しかったです」
「それに、集中出来た~と云うことですね。」
「はい、集中出来ました。」
「そうなのね。集中してレッスンを受けてくれてありがとうね。」
「はい」
「来週までには、練習出来るかしら?」
「テストも無いので、多分出来ると思います。」
ヨウ君は、機嫌良く帰って行きました。
何だか私も嬉しくなって、気持ちがほっこりしたのでした。