ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

メリー・ポピンズ リターンズ~障がいを乗り越えて

2019-02-13 | 日記
話題の映画「メアリーポピンズリターンズ」を観て来ました

 1930年代のロンドンを舞台に、大人になったバンクス家の子供たちのもとに、
魔法の使える家庭教師メリー・ポピンズが再び現れるところから始まる本作。

家庭を持った長男マイケルだが、妻が他界。

母を亡くした悲しみから抜け出せずにいた彼の子供たちを、
メリー・ポピンズはバスタブの底を抜けての“海底探検”や、
絵画の世界の飛び込んでの“ミュージカルショー”に連れ出して……。

以上、シネマトゥデイさんよりお借りいたしました。
https://www.cinematoday.jp/news/N0105036


~~~~~

見終わった後、本当に幸せな気持ちになりました。

メリー・ポピンズとバンクス家の子ども達とのやり取りが、
可愛らしくて、そして しみじみと暖かく、
映画のシーンを思い出す度に、優しい気持ちになるのです。
 
主演のエミリー・プラントさんは、
美しくて毅然としたメリーの役を、本当に素敵に演じてらして、
私は、すっかりエミリーさんのファンになってしまいました。
 
少しだけ、エミリーさんのことを調べたのですが、
彼女は幼少の頃、酷い吃音症に悩んでいたのだそうです。
 
そんな彼女を、学校の先生が、演劇部に入ることを勧めてくれて、
 
「面白い声や北部訛り、いつもと違うアクセントで話してみたらどう?」
 
とアドバイスをしてくださったとのこと。
 
それで、誰かを演じる様に喋っていくうちに、
吃音症が少しずつ良くなってきたのだそうです。
 
それがきっかけで、女優を志すようになったそうなので、
ある意味、障がいが彼女を女優へと導いてくれたとも言えると思います。
 
これは、本当に素晴らしいエピソードだな~と思います。
 
お陰様で、世界中の人々が、
この素晴らしい女優さんの、素晴らしい映画を観ることが出来るのですから
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ピアノレッスンへの導入~集中して積み木で遊ぶ

2019-02-11 | 発達性協調運動障害児

D君は、4歳の可愛い男の子です。

3週間に1度を目安に、ピアノの導入レッスンをしています。

D君はお喋りも上手で、理解力もあるのですが、
手指の力が弱いので、まだ本格的なレッスンは行っていません。

今は、ルービックキューブで遊ばせたり、塗り絵をさせたりして、
なんとか手指に筋肉を付けさせたいな~と思っているところです。

先週のレッスンの時は、積み木を使って遊びました。

ひらがなさいころつみき

くもんの このサイコロ積み木は、小さい子にピッタリなサイズで、
積んだり並べたりするのに好都合です。

先日のレッスンでは、この60個の積み木を使って、色々なことをやりました。

この積み木は、6面体の1面だけに、可愛い挿絵が描かれています。

私は「この積み木を、ぜ~んぶ、絵を上に向けて並べてね。」と言いました。

すると、D君は小さな手をクルンと曲げたり伸ばしたりして、積み木の向きを変え、
全ての積み木を、絵を上に向けて並べてくれました。

「D君、凄いね  積み木を全部、きれいに並べてくれてありがとう。」

私がそう言うと、D君は、得意そうなお顔で笑ってくれました。

 

大人にとっては簡単なこんな動作も、小さい子や、筋力の弱い子には難しい動作なのです。

そして、この様な動作は、手指の感覚を養い、
それと同時に筋力を付けるトレーニングになると思います。

全ての積み木を並べ終えた、D君の満足そうなお顔が忘れられません

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2日後が試験なのに、数学の勉強がゼロだった(泣)

2019-02-09 | 日記

期末試験が、間近に迫っています。

私は、そのことに気がつかず、
いえ、気がついてはいたのですが、遊んでばかりいました。

試験前の定番、本を読み出したのです。

読み始めると、もう、止まりません。

最後まで読んでしまいます。

そしてとうとう、「試験は明後日」という日になり。。。

数学の範囲を、1ページも勉強していない事に、改めて気付くのです。

あ~  もう、間に合わないな~数学は捨てようかなぁ?

それとも、世界史を捨てて、数学を少しでも勉強しようか?

さんざん迷った挙げ句、数学も、世界史も、全く手に付かず

結局、ノー勉のまま当日を迎え。。。

もう、終わったな。。。

。。。と思った途端、目が覚めました  ああ~良かった。。。

 

あれっ?これって、練習ゼロでやって来る、生徒さんの気持ちかな?

読書をゲームに置き換えてみると、まさにこんな感じ?

そんなことを考えた、今朝の夢でした。

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時代の流れ?親御さんの対応

2019-02-08 | ピアノ教室

先日、主人の従姉の直子さん(仮名)とお話しをする機会がありました。

直子さんは優秀な方で、◯会の数学の問題を作っていた程の才媛です。

最近は、御家庭で数学の受験指導をしていました。

指導が丁寧で分かり易いので、人気の先生だったようです。

ところが去年、長年主催していた その塾を閉めてしまったとのこと。

その理由を尋ねてみましたら

「親御さん達に疲れたの。」とのこと。

あまりにも要求されることが多く、そのひとつひとつに対応していたら、
気持ちが萎えてしまったらしいのです。

例えば、振替授業の無理な要求~

成果が出なかった(点数が上がらなかった)時の苦情~

挙げ句の果てには、
「基礎はいいので、◯◯大学の受験対策だけお願いします。」と言われたり~

直子さんは、真面目で誠実な性格なので、その対応に疲れ果ててしまったようです。

 

ピアノ教師をしていても、親御さんの対応には、あれっ?と思うことがあります。

ピアノの先生や、絵の先生達と

「親御さん達はきっと、私達が入試に関係の無い習い事の教師だから、
言いたい放題になるのかしらね~」

「そうね、芸術系は、少し下に思われているのかもね。」

等と語り合うことがあるのですが、
受験の数学の先生に対してもそうだとは少し驚きでした。

時代の流れなのかもしれません。

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移調に対するM君の拘りが解けた~自閉症児M君

2019-02-06 | 自閉症児 M君の不思議

1月28日の記事では、
M君(特別支援中1・自閉症児)に、ハ長調の曲をハ短調で弾かせた事を書きました。

https://blog.goo.ne.jp/soraminosorami/d/20190128

 

そして1週間後。。。

マサ君は、御家庭でもきちんと練習してきた様子で、私の前でも上手に弾けました。

「マサ君、きちんと練習して来てえらいですね。」

「はい、えらいです。」

「やっぱり、中学生は違いますね。素晴らしいです。」

「はい、素晴らしいです。」

マサ君は、嬉しそうにニッコリと笑いました。

私は合格のシールを貼って、その横に「とても上手に弾けました」と書きました。

 

そして私は、2ページ先のページを開いて、次回の宿題の説明をしようとしました。

するとマサ君が
「先生、違います。次は、この曲です。」と言うのです。

マサ君が指さしたのは、その日合格した曲の、次の曲です。

その曲は、ハ長調の曲をト長調に移調した曲でした。

私は3年前のことが印象深く残っていたので、
https://blog.goo.ne.jp/soraminosorami/e/69319b7809bd800132b6a8853ce78fc2
その曲は飛ばして、次の曲へ進めるつもりでいたのです。

ハ長調の曲をハ短調で弾くと、曲風が変わって別の曲みたいになるけど、
ハ長調の曲をト長調で弾くのは、まったく雰囲気が変わらないもの。。。

また、マサ君が混乱したら困るなぁ。。。

 

私はそう思いつつ、そのト長調に移調した曲を、ピアノで弾きました。

そして「マサ君、この曲を弾いてみたいですか?」と聞きました。

するとマサ君は「はい、弾きたいです。」と答えました。

なので、マサ君に右手だけを弾かせてみました。

「マサ君、この曲は前に弾いた曲に似ていますが、大丈夫ですか?」

「はい、大丈夫です。」

「同じ曲を、違う場所で弾くことになりますが、変な気分になりませんか?」

「大丈夫です。」

マサ君は、キッパリと言いました。

 

私は、私こそが、3年前の出来事に拘っていたことを非常に恥じました。

マサ君は成長し、3年前のマサ君ではないのです。

この3年間の間に、マサ君はピアノという楽器を弾くことに慣れ、
実際、本当に上手になりました。

その間に、以前の拘りが解けてしまったのでしょう。

私の方こそ、思い込みを解かしていかなければ。。。と思った出来事でした。

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