店長「一点モノではあるんですけれどパターの製作 のこの機会に
パターの幾つかのデータをお知らせいたします。
〇このデータを取るのに あきひこ先生から
パターを一本(オデッセイ ホワイトホット#7)ご提供頂きました。
厚く御礼申し上げます。
まずは ハミングバード恒例 ヘッド重量です。
それぞれが 別の長さで使われた可能性がありますので
一律ではないのはご了承下さい。
〇写真上にある 赤点は重心位置 です。
①旧型L型ブリストル 471.2g
②ピン型デール9 517.2g
➂ベティナルディ360 355.2g
④テイラーメイド TPA18 320.9g
⑤スコッティキャメロン#9 デルマー 353.9g
➅オデッセイ ホワイトホット #7 352.0g
一番始めに感じたのは ギャグ ですけれど
最新のモノほど 名前が長くなりますね。」
質問「😊 😊 😊」
店長「弊社の影響はないとは思いますけれど
やはり ヘッド重量は増加傾向にあると思います。
重い方が転がりやミスに強いですから
市販品で ヘッド重量400gオーバーも出現するんじゃ…
と思いますね。
④TPA18 は 40年近く前のモデルですが、
パターに限らず その当時は全般的にこういう重さ でした。
軽量は売れる…(良いじゃなくて売れる)と言う時代を経て、
今でこそ ウエッジは300g以下になっちゃいましたけど
当時は 315~320gなんてのは普通でしたから
その時代の重量に戻っていくんじゃないですかね。」
質問「やっぱり 重い方が良いんですか❓」
店長「慣れもありますけれど どの道、重さはあるんですから
重い方が対ボールに対しては強い のは間違いありません。
テイラーメイドやピンも含め、どのメーカーもそうですけれど
例えば 195g/45in が普通の時代に 205gのヘッドを出すとか、
ヒットした商品は必ず『ほんの少し重めのヘッド』
モデルが進むごとに軽量化して
段々売れなくなる って言うのがお約束のパターンです。
ルールの縛りがあって 飛ぶモノ、真っ直ぐ行くモノ
を模索するのには 重量の増加 が筋だと思いますよ。
ロフト角度 はソールの形状などによって
これも一律では無いので 数値を測るのではなく
見た感じ で比べてみて下さい。
やはり 特徴的なのは
その当時、マレットやら 重心の深いモノが『無かった』時代
上がり易い性能を補完する為、④はやや立ち気味 ですね。
同じく 重心が低く、深い➅オデッセイ ホワイトホット#7 は
ロフトが立っていると思います。
今更…ですけれど 比較しちゃうと
ウチの二機種①②は ヘッド大きい ですよね。
似た形状の ➂ベティナルディ360 とだと
重量の通り 1.5倍位 ある感じですね🤓」
質問「単品で使っていると 何も感じませんけどね。」
店長「手前味噌ですけれど バランスの良さ だと思います。
次は重心の深さ ですが
これも 横一列並べて見ましたので
見た目で比較してみて下さい。
数値は以下の通りです。
①L型ブリストル 10.5㎜
②ピン型デール9 11.5㎜
➂ベティナルディ360 11.3㎜
④テイラーメイド TPA18 10.2㎜
⑤スコッティキャメロン#9 デルマー 13.3㎜
➅オデッセイ ホワイトホット #7 32.1㎜
見た目通り、➅ホワイトホット#7は断トツに深い。
今どきの なんちゃら ってパターは
皆、こんな感じなんでしょうねぇ…。
そう言うパターも個性のヒトツなので
否定するつもりはないけれど
弊社のパターには ヘッド重量と言う武器 があります。
重心の深いは フォローが出る が売りですが、
重心が深いが故に アッパーに抜け過ぎる傾向があります。
ヘッド重量が重いのは 運動を持続する能力が高いので
アッパーになり過ぎず フォローが出る と言う特性、
それを 売りにしたいですね。
程よい重心の深さ 10㎜強 にするのには
前側、フェースを大きくすることはし難いので
ネック部の重さで調整するコトになると思います。
重心の高さ との兼ね合いにもなります。」