第177回記事(2014年1月13日(月)発行)
(次回1月20日(月)発行予定)
今回は、「ものづくり・工場改善 5S」の7回目になります。
1回目に記載しているリストの中で、既に4冊の本を紹介しましたが、今日紹介する2冊は
「ものづくり・工場改善」のカテゴリーの中で紹介済みなので、コピーを貼るだけにさせていただきます。
さらに色々な本を読み進めており、紹介したい本が数冊出てきていますが、
それらについては後日紹介したいと思います。
次回は、「ものづくり・工場改善 見える化」のカテゴリーを新たに始めたいと思います。
⑦吉原靖彦
5Sによるコストダウンの進め方
(2011年10月3日発行)(次回10月10日発行予定)
ものづくり・工場改善の本の紹介も7回目になりました。
今回は、5S関係の2冊目の紹介です。ぜひ本を購入して読んでください。
全体では7冊目です。
年間12冊の中の10月の一冊です。
タイトル:「5S」によるコストダウンの進め方
著者:吉原靖彦(東京都市大学工学部卒業。(社)中部産業連盟参与。主席コンサルタント)
出版社:中経出版
ここが読みどころ(ここがお勧め):
「5S」の本を整理・分類してみると、①実際の5Sのやり方、実施の前後の様子を写真で紹介した本(初歩的、基本的)②より高度な5Sのやり方などを紹介した本(応用的)に分かれると思いますが、この本は後者の部類です。「5S」を実施しているが会社としての成果が出ていない会社の方にお勧めの本で、サブタイトルには「成果を追求を徹底し、習慣化することで確実にコストダウンに結びつきます!」とあります。
本の中では、特に、本の最後についている切抜きのページ(5Sからコストダウンへの繋げ方説明が入っている)は有効かつ参考になります。
内容:
43p、45p、47p及び最後についている切抜きのページに記載されている、
5Sの展開(ホップ)
⇒経営資源4Mの質の向上(ステップ)
⇒PQCDのレベルアップ(ジャンプ)
⇒コストダウン(労務費、材料費、経費の削減)
の流れを図で理解ください。形の5Sではなく、コストダウンという成果を強く追求する中で、徹底・習慣化の5Sにすることで、成果が必ず上がります。
また、コストダウンも、労務費狙いなのか、材料費狙いなのか、経費狙いなのか目標項目を明確にした活動が大切です。
最後に、4Mの質の向上がコストダウンにつながるところの説明・事例が少なく、読者の一人として、この点は理解ができなかった点を付け加えておきます。
目次:
序章 今こそ5S活動で差をつける
第1章 5Sなくして改善の成果は上がらない
第2章 逆風でも利益を生む5Sによるコストダウン
第3章 コストダウン活動の基本を押さえる
第4章 コストダウンに直結する5S実践法
第5章 コストダウンをめざす5S導入法
第6章 躾で5Sを強化・維持する
ページ数:173p
価格:1400円
井上 三右衛門
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