(2012年4月23日発行)(次回4月30日予定)
今年度の大きなテーマとして、「トヨタ生産方式」を考えています。
昨年度は、円高とサムソンとの競争に日本企業は負けて、パナソニック・シャープが大赤字で、エルピーダは倒産(正確な表現ではありませんが)という散々な結果でした。かつてオイルショックがあった時、トヨタ生産方式が不況に強い生産方式として注目された時期がありました。今回も、トヨタ生産方式に再注目したい時期であると思います。
個人的な理由としても、
①トヨタ生産方式の、理念と体系と手法をより理解する
②トヨタ生産方式を採用したが経営改善できなかった事例が散見されるが、その理由を理解する
③トヨタ生産方式のコンサルタントの手法を理解する
ようにしたいと考えています。
具体的には、現在以下の本を読み進めています。一冊一冊読んで書評(ブックレビュー)を書くという今までのスタイルで書くのではなく、数冊は読んで全体像の理解を深めてから書評を書き始めようと考えています。
その中で、私自身の誤解も含めて、どのような誤解がトヨタ生産方式にあるのか明確にしていきたいと考えています。
また、トヨタ生産方式の良さを再認識できたらと考えています。
■トヨタ生産方式
①大野耐一著 トヨタ生産方式 ダイヤモンド社
②新郷重夫著 トヨタ生産方式のIE的考察 日本工業新聞
③日本能率協会編 トヨタの現場管理 日本能率協会
④小谷重徳著 理論から手法まできちんとわかるトヨタ生産方式 日本工業新聞
⑤門田安弘著 トヨタプロダクションシステム ダイヤモンド社
⑥青木幹晴著 全図解トヨタ生産工場のしくみ 日本実業出版社
■トヨタ生産方式の導入失敗
①若井吉樹 御社のトヨタ生産方式はなぜ、うまくいかないのか? 技術評論社
②中小企業診断協会生産革新フォーラム編著 ”JIT生産”を卒業するための本 日刊工業新聞
■トヨタ生産方式のコンサルタント
①竹内鉦造著 トヨタ生産方式導入・実践ノウハウ集 日本能率協会マネジメントセンター
②青木幹晴著 トヨタ生産方式導入の奥義 ナツメ社
先ほど書いたように本を読み進めていますが、数冊読んでからまとめる予定ですので、本日は本の紹介だけになります。
尚、本の追加・削除は随時行わせていただきます。
井上三右衛門
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