「この服いいね、買えば?」広告を見ながら夫が指差す。
「これは式服よ」フォーマルスーツ等の売り出しだった。
「あんた、こんなピンクよく着てるじゃない?」尚も続ける。
「色は好みだけどデザインが若過ぎる。私が着ればチンドン屋」
「そうなんか、俺には分らん。でも何か買えば?」と勧める。
「古い服が一杯あるからいいよ。行く所もないしね」辞退する。
「女は服を買うのが好きなんだろ。買えよ~」と誘惑してくる。
「そう言っても今月は車検が待ってるのよ」無理はしたくない。
夫の気持ちは嬉しいが私は大蔵大臣。赤字は避けなくちゃぁ…。
「これは式服よ」フォーマルスーツ等の売り出しだった。
「あんた、こんなピンクよく着てるじゃない?」尚も続ける。
「色は好みだけどデザインが若過ぎる。私が着ればチンドン屋」
「そうなんか、俺には分らん。でも何か買えば?」と勧める。
「古い服が一杯あるからいいよ。行く所もないしね」辞退する。
「女は服を買うのが好きなんだろ。買えよ~」と誘惑してくる。
「そう言っても今月は車検が待ってるのよ」無理はしたくない。
夫の気持ちは嬉しいが私は大蔵大臣。赤字は避けなくちゃぁ…。