贅沢を楽しむ

　お中元に桃（山梨一宮町産）が届いた。
　毎年恒例になっている待ちどおしい品。
　箱を開けると芳香が漂う、幸福なひととき。

　この桃と夕張メロン・さくらんぼうは特別。
　どれも季節の贈り物、頂いてこそ口に入る高級品。
　買ってまではこれらは食べない。絶対に…。
　
　「あんたはケチだから買うわけないよね」夫は笑う。
　貧乏性のせいもあるけど、それだけじゃない。
　１年に１度だからこそ値打ちがあるんだよ！　

綺麗な手

　図書館で隣席した若者の手に目が行った。
　色白で柔らかそう、指も細く長かった。スマート！
　
　きっと何にもしない手なんだろう。
　お箸より重い物など持った事ないんだろう。
　学生か新人サラリーマンの類、苦労を知らない手。
　
　それに引き換え私の手は無骨。恥ずかしいくらい。
　血管が浮き出て指は節くれだって、おまけにしみもある。

　思わず手を引っ込めた。
　「働けど働けど…じっと手を見る」啄木の歌が頭に浮かんだ。

　
　

ガーデニング

　植木鉢に入れる土を買いに行く。
　若い頃は草花なんてあまり関心がなかった。
　定年後から目覚めてちょっとした趣味。

　種苗を買うのは当然、でも土も商品だったとは？
　（恥ずかしながら買うと言う発想がなかった）
　他にも消毒薬・肥料代等も必要。馬鹿にならないんだなぁ…。

　とか言いながら、又も花の苗を買っていた。
　狭い庭の何処に植えようかと悩みながら。
　庭いじりは１種のストレス解消にもなっている。

　

　

韓国の花？

　　　　　塀の外（私道）に植えたむくげ。まだ幼木だけど沢山の蕾をつけた。
　　　　　９日に一輪、初のお目見え。わりと可愛いでしょ。
　　　　　むくげは韓国の国花だったけ？
　
　　　　　むくげの横に紫色の彼岸花みたいなのが咲いている。
　　　　　名前はなんて言うのだっけ？カタカナ名は覚えられない。
　　　　　又、近い内に写真を撮るから…見てね。
　　　　　クイズみたいな文になってすみません！
　
　

枕を変えた

　「首が回らないよー」目覚めの第一声がこれ。
　「何を今更、我が家はいつも金欠！」相棒の反応は冷たい。

　ぐりぐり首を回してストレッチ運動をする。
　見かねて相棒がもんでくれたが効き目なし。

　しばらく治まっていた肩こりがぶり返したみたい。
　湿布を貼ったり体操したり、今回はしぶとい。

　そうだ枕を変えてみよう。
　ソバ枕を買ってきた。改善すれば儲けもの。

　

　

　

お豆腐の値段

　お豆腐が好き。夏場は冷奴がいいね。
　マーケットでは馬鹿安で売っている。
　１丁２５円、これが特売日だけじゃない値段。
　
　あまりに安すぎて疑ってしまう。
　ちゃんと大豆なのだろうか？混ぜ物が多いのかな？
　経費を計算してみると原価はマイナスになりそう？
　
　気持ち悪くて敬遠する。どこかで無理がありそうだ。
　食べ物は慎重にならざるを得ない、考えちゃうよ。

赤い服

　「それ、いいわ。似合ってるわよ」
　友達が褒めてくれた。本当？良かったぁ！
　昔から赤系が好き。地味な顔を引き立ててくれる。
　
　「歳を取ると明るい色が良いのよ」
　友の持論、私もそう思う。
　じじむさい色は避けたいものだ。
　例え八十歳になっても赤を愛用してると思う。

　赤や黒は使いようによっては下品にもなる。
　そこらを注意しておしゃれを楽しみたい。
　　

　

交通事故

　すんでのところででガッシャン！
　通いなれた道の４つ角、左右を見たはずなのに…。
　右手から車が飛んできた「キャー」急ブレーキ。

　相手がとっさに避けてくれたのでセーフ。
　反射神経の優れた若者に違いない「御免なさーい」
　
　血の気が引いた。こんなミスは初めて。
　しばらくの間、動悸が治まらなかった。
　何でもなかった事に感謝。
　「注意一秒怪我一生」忘れまいぞ！
　

憂鬱の季節

　梅雨が開ければ憂鬱の季節到来。
　暑がりの旦那が下着姿でウロウロするから。
　メタボの代表みたいなお腹、隠しておけばいいのに。
　公害もひどいところ、恥を忘れた人間なんて最低ね。

　「きちんと服を着てよ」　
　「あんたより5度ぐらい体温高いんだ！」
　「親しき仲にも礼儀あり！」
　こんなやり取りが毎日のように続く。げんなりだ～。
　それさえなければ夏は大好きなんだけど…。
　

くちなしの花

隣家のクチナシ、今を盛りと白い花が咲いている。
２Mを越す背丈、立派になったと感心している。

１０年位前、我家から移植させたものだ。
隣のおばあちゃんの手入れが良かった？
彼女はもう亡くなったが健在だった頃を思い出す。

肝心の我家のは枯れてしまった。今のは２代目。
まだまだ若木で弱弱しい。毛虫の脅威に怯えている。
隣のパワーをもらって元気に育って欲しいなぁ。

招かざる客

　ごきぶり退治のホウ酸団子、毎年世話になっている。
　１匹見つければ千匹いるとか、百匹だったかな？
　今年はまだ見かけないけど準備した。

　台所でハツカ鼠のような白色の小鼠１匹発見。
　ネズミ捕りを仕掛けたら白じゃなくて鼠色が捕まった。
　しかしそれ以来出没の気配なし。白の行方は何処？
　
　一昔前はハエに悩まされたが今は少なくなった。
　蚊も居る。私ひとりが刺されるのが謎、何故なんだ？

お取り寄せ

　今年も蜂蜜を取り寄せた。ここ十年ほど注文している。
　品質も確かで安心して食べている。毎朝パンに塗る。
　健康と美容にも良いと信じて…それに美味しいから。

　蜂蜜以外にも色々と取り寄せをしてみる。
　菓子や果物だったり、佃煮や漬物、干物など。
　しかし失敗の方が多い。
　値が高すぎたり、イメージと違っていたりする。
　大抵は一回限りでハイサヨナラ！
　「消費者を甘く見てはいけんよ！」

　

　
　
　

美味しい物

　食欲が無い訳ではない。でも最近は何を食べても美味しくない。

　子どもの頃を思い出す。
　何故にあんなに何もかも美味しかったのか？
　特別な料理が並んだわけでもないのに…。
　お腹一杯食べてそれだけで幸福だった。
　おかずの取り合いで兄弟喧嘩、懐かしい思い出。

　今は二人で静かな食卓、何だか惰性で食べている感じ。
　欲しい物は何でも好きなだけ手に入る筈なのに…？
　それなのに感動がないんだ、罰が当たりそうだけど。
　　

　

　

　

毛虫退治

　イチジクの葉に毛虫発生。
　芙蓉の花も毎年やられる。葉っぱに巻き込んで産卵している。

　見つけると箸で取り除く。幼虫で数匹ならばそれで済む。
　油断大敵！ある日突然大群発生、原色じみた体をくねくねさせる。
　葉っぱがレースのカーテンになってしまうと最悪、哀れ。

　一度虫がつくと完全に退治する事は不可能？
　花も実も成らない。くちなしの花など枯らした事もある。
　木が悲鳴をあげていると分かっていても負けっぱなし。
　毛虫の天敵は？　仇をうってやりたいんだけど。
　
　

感謝の手紙

　「ありがとうの手紙を募集しているから応募したら？」
　友達が勧めてくれた。入選すれば賞金も出るんですって。

　「宝くじに当たるよりは確率いいじゃない？」
　側に居た友が面白半分で冷やかした。
　「賞金は何に使う？」だって、取らぬ狸の皮算用！

　改めて考えてみた。「ありがとう」は日常の言葉。
　手紙形式とは誰に的を絞るかが問題。簡単そうで難しい。
　あきらめるのは悔しいけど歯が立ちそうにない。
　締め切りまでに日があるから…宿題にした。
　「無駄な抵抗はよせ！」旦那がボソッとつぶやいた。