夏支度

　今日も曇り空でムシムシしている。気温は３０度を越しているとか。
　テレビでは熱中症に気を付けるように注意を何度も呼びかけている。

　昨日、知人夫婦が来ていて扇風機やクーラーの話になった。
　そう言えば今年はまだ出していない、クーラーも使ってない。

　あの暑がりの夫も一向に暑いと言わないからそう暑くもないのだろう。
　我が家は道路から少し外れた位置にあるからか風が通りやすい？

　それでなくても私は元々暑さに強いのか鈍なのか夏は平気なたち。
　冷たい飲物もクリームも好きでない、不思議がられるのはしばしば。

　扇風機を出し、すだれも窓の数か所に吊るした。これで夏支度終了！

殊勲な気持ち

　昨夜、PCのマイピクチャに保存している写真を見ていた。
　昨年の今頃、淡路島にバス旅行した際の夫の姿もあった。

　花をバックにして幸せそうに笑っている姿は愛らしい。
　こんな時もあったのだと昔を懐かしむ気持ちで見入った。

　「もし居なくなったら寂しくなるだろうなあ」と、ふと思った。
　このところ心の中で邪魔扱いしていたのは無きにしも非ず。

　「もっと大事にすべきだった」と亡くしてから悔やむのが常？
　そうならないようにしようと殊勲な気持ちになっていた。

　しかし一夜開けると駄々っ子ぶりに腹を立て邪険にしていた。

まな板

　梅雨時は食中毒の季節でもある。
　まな板や布巾が菌の温床になりがちと聞いている。

　我が家のまな板は昔は木だったが今のはプラスチックの白い分。
　それが最近、表面がすぐに黄色っぽくなりがちで困っていた。

　漂白剤で消毒しても汚れが包丁の傷口に入り込むのか不潔っぽい。
　木製品なら上をカンナで削れば使えるが、この手は使い捨て。

　まな板は滅多にしか買わないから売り場で選ぶのに手間取った。
　サイズが少し小さかった。使えない事はないが少々不便に感じる。

　清潔で気持ち良くはなったが、やはりもう１枚大きいのが欲しい。
　

イ草の香り

　洋間の絨毯が暑苦しく感じたのでゴザに敷きかえた。
　６畳間だが家具に障らないように２畳用のを使用する。

　もう１０年と言わず同じゴザを使っていた様に思う。
　今回もそれを出すと日焼けしたような色落ちが気になった。

　半日それで我慢していたが、みすぼらしさに負ける。
　新しいのにしようとホームセンターへ出向いた。

　上等のイ草は艶と言い高級感が漂い欲しいが眺めるのみ。
　急の事だし座敷用でもないと自分に言い聞かせ並みを買う。

　イ草独特の良い香りが漂ってくる。忘れていた匂いだ。

　

ハイビスカス

　又、曇り空で嫌だなあと思いながら寝室のカーテンを開けた。
　すると窓の外で赤いハイビスカスが大きな花弁を広げていた。

　「頑張ってるね、有難うさん！」と思わず花に礼を言う。
　ハイビスカスは夏を代表する花、元気がもらえるので好き。

　毎年とまでは行かなくとも鉢植えを買って楽しんでいる。
　今年は先日ストレス解消のやけ買いの際に２鉢ゲットした。

　値段の点で普通なら１鉢のところをあの時は２鉢も買った。
　真っ赤なのとオレンジ色、小ぶりだが次々と咲いてくれる。

　「ハイブスカス」夫はふざけた呼び方をするが気にしない。

怖い女房

　今日は気温が上がって蒸し暑かったので昼は素麺にした。
　作って食卓に並べるまでは夫婦とも上機嫌だったはず？

　夫は待ちきれなかったのかエプロンもつけずに食べ始めた。
　案の定、お盆の上や足元に一杯こぼしそこら辺がヌルヌル状態。

　「エプロンをしないと、こぼすのは分かってるじゃない！」
　お盆を拭いているといきなり「うるさい！」と相手は怒鳴った。

　「うるさいじゃないでしょう！汚いたらありゃしない」私も怒る。
　「自分で始末しなさいよ！」夫の顔を見るのも嫌で別室に移動した。

　それからは夕食時も就寝時も無言、女房を怒らすと怖いんだぞ～。

晴耕雨読

　今日は久しぶりの晴天だったので家事が片付いて万歳の気分。
　大抵の人は雨降りが続くと重苦しい憂鬱な気分になると思う。
　

　私は我儘なのだろうがその傾向が特にひどいと自覚している。
　悪天候の日は心はブルー、家事も最低限で誤魔化してしまう。

　反面、今日のような晴天で清々しい日は我ながらよく働く。
　布団を干し、シーツはバリバリに糊をつけ寝室も大掃除した。


　雨天の洗濯干し場になっている子供部屋の窓やサッシも掃除した。
　台所も湿気っぽいので戸棚など風を入れ片づけ直したりもした。

　晴耕雨読の片方だけだが頑張った。雨天は読書に励みたい。
　

しつこい勧誘

　５，６年前の事になるが夫がサブリメントの電話勧誘を受けた。
　私の留守中の事で血圧の事など色々質問されて答えたらしい。

　すると試供品が送られてきて、何度も電話がかかって来だした。
　「要りません」とはっきり断るのに「本人と話したい」など迫る。

　最初は丁寧に断わっていたがしつこさに聞く耳持たずでガチャン。
　それが何度か続きもう大丈夫と安心していると違う会社からも…？

　どういうルートで名簿が回るのか知らないが、不気味だし腹立しい！
　「鹿児島の…」この枕詞の電話は今も忘れかけた頃にかかってくる。

　先方は電話代が無駄なだけのにどういう了見なのかと思う。

やる気満々

　「リハビリ頑張りましたよ」ディの職員が送迎時に褒めてくれた。
　自転車こぎを頑張ったらしい。健康な人間でもしんどいのに偉い！

　「最近顔つきが変わってきましたね」そうも言って下さった。
　確かにうつろな目がしっかりしてきた。足もひょろつきが減った。

　髭剃りやトイレの介助はまだ必要だが衣類の脱ぎ着が出来始めた。
　ボタンの掛け違いや時間のかかり過ぎに目をつむれば大した進歩！

　失語症と診断されて会話が不自由、これも少しずつ良くなっている。
　「お父さんすごいねぇ」褒めると大変嬉しそうにして張り切る。
　

　寝たきりを覚悟していただけに最近の気力に驚いている。

　

大荒れの天気

　昼頃から蒸し暑くなって天候が不安定になっていた。
　庭の草を抜いていたら百合が数本倒れ気味で危うい。

　今にも咲きそうなので切り取って花瓶に挿す事にした。
　朝顔の支え棒も風で倒れかけていたので直しておいた。

　夕食を終えた頃から急に嵐みたいな雨風で荒れてきた。
　昼間の作業が役にたった。そうでないと今頃は…?

　何処だったか昨日竜巻の被害が出ていたので不安になる。
　家中の戸締りをしっかりして嵐の過ぎ去るのを待っている。

　梅雨明けの雷だと歓迎だけど、この調子だと被害が出るのでは？




　

スパゲティ

　久しぶりに友人とお昼ご飯を食べようと約束した。
　今まで看板を横目で見ていたが入った事がない店へ行く。

　洋菓子店だがランチも始めたと言うので楽しみにしていた。
　しかしメニューを見るとどれもパスタがメインの料理ばかり。

　パスタとスパゲティの違いは知らないが細い麺が出てきた。
　美味しいとも不味いとも思わない平凡な味、何だか期待外れ！

　イタリアンの流行と思うがどこもこの手のランチが多くなった？
　嫌いではないが油と炭水化物が多すぎるので栄養的に不満足。

　スパゲティなら自宅のたらこ味等で十分、1度きりでいい店。

頭すっきり

　昨夜は久しぶりに熟睡ができたので頭すっきりで起床した。
　「何か月ぶりかしら、よく眠れたわ」と夫に声をかけた。

　「俺も熟睡していたよ。トイレも行かずじまいだねぇ」
　今までは夜中に絶えずゴゾゴゾして眠らせてくれなかった。

　歳を取ると夜間に眠れないのが一番体にこたえる。
　このところ体の芯が疲れてイラついていたのもそのせい。

　今日は午前中だけだったが陽も射し洗濯物も片付いて嬉しい。
　七月に入ってから夫の体調は良い方向に向かっている。

　油断は禁物だが病人臭さが少しずつ抜けつつある。

お召替え

　「あれ！また着替えるの？」１日何回も夫は衣類を替える。
　汚れて替えるのなら納得だが、さっき着たのも洗濯機へポイ！

　朝と夜なら分かるが、居眠りから覚める度に替えたがる。
　「洗濯のし過ぎは布が傷むのよ」と言うが馬の耳に念仏。

　潔癖症では決してないのに衣類は着替えたがる。
　こうと思えば思う通りにするのだから逆らっても無駄。

　まあ不潔よりはマシと見守っているが天候の悪い日は困る。
　たたみ直してもう１度着せようかと思う時もあるが出来ない。

　やはり１度袖を通した物は洗いたい、梅雨明けが待たれる。　

話のきっかけ

　ボウリングに行った。組んだ相手はドリフターズの高木ブー似の人。
　いつもポーカフェイスの人なので会釈以外はした事がなかった。

　ゲームとは別に遊技場主催の余興があって偶然私たちが優勝した。
　賞品に大袋入りの駄菓子をもらったが子供が食べるような中身。

　「孫も居ないから持って帰って！」私が言うとブーも同じ返事。
　それをきっかけに家族構成や年齢など会話らしい話を初めてした。

　同年代、息子二人、何だか似たような環境で親しみが湧いてきた。
　この一年余り敬遠していた訳でもないが話のきっかけがなかった。

　これで何かが変わるわけではないが親しくなれた事は良かった。
　

ポータブルトイレ

　夫の退院日から医療機器会社でベッドとトイレを借りている。
　ベッドはレンタル、トイレは無料で応急的に貸してもらった物。

　トイレは返却しなければならないのでその後の対応を思案した。
　やはりこの際、場所ふさぎにはなるが購入しなければなるまい？

　昼間は家の水洗トイレでもいいが夜間はポータブルが便利。
　寝室に置くので自力で用足しも可能、転倒事故の危険度も減る。

　カタログで検討した結果、家具調の標準タイプにしようと思う。
　介護機器は値が張るので大変、しかし補助金が出るので助かる。

　この種のトイレが必要になるなんて…夢にも思わなかった。