本日は多くのOB OGの皆様にご出席いただき、誠にありがとうございました。また出席出来ずとも、メール、電話等でご連絡をいただきました皆様、関東支部、OB会を取りまとめていただきました益子様にも重ねてお礼申し上げます。
また、至らぬ点、不手際がございましたら、この場をお借りし、お詫び申し上げます。
本日幹事として皆様のご様子を拝見し、お言葉を交わさせていただき、改めて中京大学水泳部のOBでいられることに、感謝の気持ちでいっぱいになっておりました。
また、それと同時に深田先生、佐々木コーチ、草薙コーチ、そして高橋先生のように(全員のお名前を挙げられず申し訳ございません)、指導者として、教育者として素晴らしい選手を育てていらっしゃる皆様、三間さん、西戸智一君のように経営者や実業人として社会に貢献されている方、更には親として立派に家庭を支えてみえる皆様の姿は、学生時代の泳いでいる姿、キラキラと輝く姿と変わらない光を放っているように感じ、学生時代にそんな姿に憧れ、少しでも追いつきたいと練習したことを思い出しました。
~中略~
実は私、高校まで野球部に所属しており、本格的に水泳に取組んだのは大学からです。入学して半年間は毎日脚をつらせて練習したことを思い出します。それから22年が経過しておりますが、今でも実業団、マスターズ大会に出場しております。未だに水泳に打ち込んでいられるのは、中京大水泳部で学んだ努力を継続することの重要さが身体に染み込んでいるから、そして先述の通り、皆さんにまだまだ追いつけていないと感じているからだと思います。
まず、私のような素人を強豪水泳部に受け入れていただきました鶴峯先生。私が入学するずっと以前にも、素人の方が入部を希望された際、未経験者はお断り!と。その時、「先生は泳げる人を更に速くすることは出来ても、泳げない人を泳げるようにすることは出来ないんですか?」と言われたことで、気付きがあり、それ以降、未経験者も入部を許されるようになったと聞いております。優秀な指導者であった鶴峯先生のそのご決断があったからこそ、今日の OB会に出席出来ているのだと。
大学3年の冬、部員数が増え、主力選手の練習環境を充実させるため、タイムの遅い選手はマネージャーとして、主力選手のサポートに当たらせてはということになりました。私はその第一候補でしたので、中部室内で日本選手権制限タイムを切れなければ、自らマネージャーとなると公言して試合に望みました。それからの2ヶ月間は休みの日もプールに通い、みんなが練習を終わった後もウェイトトレーニングを続けました。残念ながら、100も200もあと僅かで制限タイムを切ることが出来ず、レーズ後のミーティングで今日で選手からマネージャーとなりますと、挨拶をしたのですが、後日、高橋先生が「笠置をマネージャーにするより、他にする奴がいるだろ」とにおっしゃられたことで愛知県選手権まで選手として泳ぐことを許されました。そのお陰で、岐阜県代表として国体にも出場させていただくことが出来ました。野球部出身の私を最後まで泳がせることを許していただいた高橋先生の寛大さのお陰で、当然、結果がすべてですが、努力を継続することで、道が開かれるのではと信じることが出来ました。
今回、ご出席いただきました皆様、そして全国、私の一つ上の鬼先輩、茂さんや後輩の沢村君、亀井君達のように中国、アメリカなどの世界でご活躍されている皆様の姿は学生時代同様に輝かしく、私には眩しくさえ思えます。
そのような方々のいらっしゃる中京大学水泳部のOBでいられることへの感謝と誇り、また更に努力し皆様に追いつきたいと思える活力をいただきましたことに深く感謝し、お礼の言葉とさせていただきます。
ありがとうございました。
第35期
笠置 健之
フォローしていただきました藤森さん、佐藤さん、中嶋さん、ありがとうございました。