はじめてのマンドリン

ある日突然、マンドリンの音色に恋をした
初めて手にした時から、ささかやかな感動を綴っています

映画「雷桜」

2010-10-23 10:12:03 | 本・映画・ドラマ
映画「雷桜」を見てきました。

こんなに泣いた映画は、久しぶりかもしれない。
あ、いや、大抵泣くんだけど、“こんなに”って点で。

でも、ひとつあけた隣に1人で座ってた女の人は、途中、携帯を見たり(すんごく迷惑)、
涙のかけらもなく、エンドロールが流れ始めると即、席を立ったので、
人それぞれだな~なんて思ってしまった。

私は、映画の世界に入り込み、どっぷり浸って感動したいから、わざわざお金払って
映画館へ行くんだけど、その人は、何のために映画館へ来てるのかな?なんて
ちょっと思ってしまった。

人の自由だから、別に、どうでもいいんだけどさ^^;

人との待ち合わせの時間つぶし的に映画見るなんて・・・はた迷惑だから
(携帯ばかり気にして、液晶画面からもれる光がなんとなく邪魔で)
止めて欲しいんだけど~~~~~~~と、思ってしまったのだ。


おっと・・・愚痴はこれくらいにして、映画の話っと(^^ゞ

その時代には、“身分”というどうしても越えられない壁みたいなものがあって、
それに涙した人は多かったのかもしれないな~なんて思った。
今は、そういう意味では、とても幸せだ。
多少“住む世界が違う”というのはあっても、どうしても越えられない壁じゃないと
思うから。

それと、“自分の命をかけて、何かを成し遂げる”ということも、今の時代には
ないことだと思う。
・・・それが、哀しかった。。

でも、別れから15年(だったかな?)後、思わず、“よかったじゃん、幸せで”って、
嬉しい涙がほろりとした。


お互いが、ないものを持っていて、身分や環境を置いといて、まっすぐ1人の人として
見てくれる存在というのは、とても居心地がいいのだろうと思った。

とにかく、純粋でまっすぐな気持ちが、ちょっぴりうらやましくもあり、愛しくもあった。

蒼井優さんが、顔をくしゃくしゃにして、スクリーンいっぱいに泣き顔を見せるので、
つい・・・一緒にいっぱい泣いてしまったのだろうと思う。

この映画は、私には、とってもよかった。
その後、映画のCMをTVで見るたびに、うるうるしている(苦笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする