野中柊さんの本「プリズム」を読みました。
主人公、波子は、
両親の離婚で、父の再婚した人と13歳違い、新しく生まれた子供が13歳違いの妹という実家で育ち、
離婚した母が再婚した家庭にもよく遊びに行くという仲のよさ。
血のつながりのある人と、ない人、そういうのを感じさせない距離感の取りかたで、
自分も幸せな結婚をし、穏やかに幸せな毎日が過ぎていくのだろうと思われた序盤。
夫の親友夫婦とは、4人でよく食事をする間柄。とてもいい感じの生活のように見えた。
が、親友夫婦は離婚し、その親友と恋に落ち、雲行きは怪しくなる。
夫が、交通事故で瀕死の状態に陥ったとき、夫の恋人の存在を知る。
いろんな思いを経て、波子が今後どういう生き方を選ぶのかというところについては
描かれていない。
自分の恋も、夫の恋も、なかったことにして、元どおり今後も穏やかに生きていくのか、
全てのものを捨てて、一人になり、新たな人生を踏み出すのか。
13歳違いの義理の妹は、「波子ちゃんなら、どんな風でも、大丈夫だよ」的なことを言っていた。
そうなのだろうと思う。
考えた末に出した結論なら、どんな風にでも生きていけるに違いない。
物語は、淡々と展開しているようにも見え、でも、家族や、周囲の人との距離のとり方
みたいなものを、考えさせてくれる物語だったような気がする。
もしも私が波子なら、どうするのだろう?
主人公、波子は、
両親の離婚で、父の再婚した人と13歳違い、新しく生まれた子供が13歳違いの妹という実家で育ち、
離婚した母が再婚した家庭にもよく遊びに行くという仲のよさ。
血のつながりのある人と、ない人、そういうのを感じさせない距離感の取りかたで、
自分も幸せな結婚をし、穏やかに幸せな毎日が過ぎていくのだろうと思われた序盤。
夫の親友夫婦とは、4人でよく食事をする間柄。とてもいい感じの生活のように見えた。
が、親友夫婦は離婚し、その親友と恋に落ち、雲行きは怪しくなる。
夫が、交通事故で瀕死の状態に陥ったとき、夫の恋人の存在を知る。
いろんな思いを経て、波子が今後どういう生き方を選ぶのかというところについては
描かれていない。
自分の恋も、夫の恋も、なかったことにして、元どおり今後も穏やかに生きていくのか、
全てのものを捨てて、一人になり、新たな人生を踏み出すのか。
13歳違いの義理の妹は、「波子ちゃんなら、どんな風でも、大丈夫だよ」的なことを言っていた。
そうなのだろうと思う。
考えた末に出した結論なら、どんな風にでも生きていけるに違いない。
物語は、淡々と展開しているようにも見え、でも、家族や、周囲の人との距離のとり方
みたいなものを、考えさせてくれる物語だったような気がする。
もしも私が波子なら、どうするのだろう?