絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

県北展の父の絵

2009-12-01 | 美術
県北展に出品した私の父の絵を紹介します。


群馬の森を描いた絵です。かなり前に描いたそうですが、先日アトリエで見たので、私がいい絵だねえ、これを県北展に出せばいいがねと言ったら出してくれました。息子の私が言うのも変ですが、なかなかよく見えたと思います。
私の父は県北展では、長年審査員を務めましたが、もう大変なので、昨年から断っています。それで、席が空いて私が入れたのでしょうか。

とにかく、そういうことなので、審査員と同じ場所に飾られています。父と私の絵が同じ部屋にあるので、見に来た人が、こちらがお父さんで、こちらが息子さんですと知っている人は解説してくれる人がいました。
親子で一緒に出品できるのもうれしいことです。
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バスケットの思い出11

2009-12-01 | 思い出
やはり、書きだすと長くなりますね。

私は、この県北大会でかなりのシュートを決めて大活躍をしたのですが、一つだけ自分でも不思議なことがありました。それは、今までやったこともないシュートフェイントというものをその場でとっさに編み出したことです。
これについては、それ以前にどこかでやったかな?と友だちに聞いても、さあ知らないと言われるのではないかと思います。自分でも記憶にないからです。その記憶にないことを本番のこの大会で初めて試みたのでした。すると、何ということか?みんながひっかかってくれました。
このシュートフェイントというのは、その後のバスケット生活では当たり前のように出てくることなのですが、それまで、私は教えてもらってもいないことでした。だから、自分ではこのときできたことが不思議でなりません。おそらくどこかで誰かがやるのを見ていたのだろうとは思うのです。それでも、やったことがなく、どうすればいいのかも分からないでいたはずなのに、できてしまいました。これこそ、神様が教えてくれた技という気がしました。
それは、リングの近いところで、ジャンプシュートを打つ場合、大抵はディフェンスがいて打てないのです。それをシュートを打つふりをして、ジャンプするふりをするのです。すると相手は私がジャンプシュートに来ると思って、邪魔をするために一緒に飛び上がろうとします。しかし、私はジャンプをしないのです。そのため、相手だけがジャンプをすることになります。要するにひっかけるのです。
そして、相手がジャンプから降りてくるタイミングを狙って、今度は私がジャンプします。すると相手が地面に着地したときに、私はジャンプの頂点で楽にシュートを打つことができるのです。これが、実に見事に引っかかってくれました。要するに騙しのテクニックですね。新人戦のこのときには、まだ未熟なので、みんながひっかかってくれたのでした。そのため、私は随分点を取りました。

チームメートは、私のその技をどう思ったのか分かりませんが、とにかくよく引っかかるので、「馬鹿だいなあ、菅野のシュートフェイントにみんなひっかかってやがんの」と笑いながら言っていたのを覚えています。私は、あんまり言うなよ、ひっかからなくなると困るからと思っていました。
そうです、よく考えたら、私はジャンプシュートができるようになって、試合で使いだしてまだあまり時間が経っていなかったのです。だからフェイントどころではなかったのですね。そのため、記憶にないのです。チャンスがあれば、必死でジャンプシュートを打ったことはありましたが、リング下で相手を振り切ってシュートを打てるような余裕は、それまではなかったのです。

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それから、この大会で、一つだけ脅威を感じたことがありました。それは、上里中学が強いことでした。この後、私たちは県大会の予選が迫っていました。それは、この上里中とも戦うことが予想されたのです。
良く見ると、昨年戦った選手が出ています。あれーと思いました。なんだよあれは三年生じゃなかったのかよと。実は、その選手は二年生でレギュラーになっていたのでした。そのため、試合慣れしています。だから県北大会でもひときわプレーが派手で目立ちました。一応、二回戦あたりで負けてくれたので、私たちは戦わないで済みましたが、もし勝ちあがっていたら、県大会の予選の前に、この県北大会でぶつかっていたことになるのでした。

しかし、よく考えたら、私たちも同じでした。私と副キャプテンのIくんは、同様に二年生から試合に出ていたのですから。相手も同じように思ったはずです。そのことを忘れて、ずるなあという気持ちでいました。

本当は、一番の強敵は本庄西です。一つ上の先輩たちは、県大会で優勝しているのです。だから、もちろんですが、後輩ではあってもそれを眼の前で見ていて、県大会を知り尽くしているのです。そのチームに勝たなければ県大会には行けません。だから、私たちは何とか本庄西に勝つことを目標にしていました。ところがです。強敵はそれだけではありませんでした。大変なことになったぞと思いました。

決勝までは、楽勝で行けると踏んでいた県大予選が、その前にもう一つ越えなければならない相手が出現したのです。そんな感じでした。もしかしたら、本庄西より強敵かもしれないのです。それを考えながら、県北大会から戻ったことを覚えています。



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バスケットの思い出10

2009-12-01 | 思い出
一回戦で、とんでもない大接戦を繰り広げた私たちは、勝った勢いに乗って、等々準決勝に進出しました。

延長の延長の延長という聞いたこともないような大接戦をしたために、競って戦うことがあまり苦しく感じなくなってしまったのか、本当なら、苦しい接戦のはずの二回戦は、1ゴール差なのにも関わらず、苦しいとも思わず、2点差で勝っていることをかなり楽に戦っているような気になっていました。だから、その分心が強くなっていたのでしょうか。

先に行けば行く程、強い相手と戦うはずなのに、そんなことも感じないまま3回戦も勝ってしまい、準決勝に駒を進めたのでした。

ーーーーー

準決勝は、翌日行なわれました。相手は、熊谷大原でした。
私たちは、まだどこがどのくらい強いのか知りません。どことやっても怖いもの知らずです。だから、作戦もなく平然と戦いました。しかし、そこで初めてビックリしました。なぜかというと、大原はそれまで戦った相手とは全く違うのです。我々はほとんどチェストパスなのに、大原はオーバーヘッドパスが主流で、我々の高さとは一段違う場所でパスをしていました。まるで、大人の高さでプレーされているような感じでした。こんなに違うバスケットがあるのかという感じです。ハイレベルのバスケットに出会った感じでした。しかも、大原は我々に点を与えず、立て続けに点を取るのです。2-0 4-0 6-0と大原ばかり点が入り、私たちは点が取れません。
また、私がハイポストに立っても、そこにボールを入れさせないのです。私たちのチームは私がほとんど点を取るので、仲間は私にばかりパスを渡そうとします。大原はそれを百も承知というように、とにかく私がパスを受け取れないように、妨害をします。それは当たり前のことなのですが、普通なら一人で守るところを二人で守るのです。私はハイポストに立った時、両側から挟まれて私の顔の前に二人の手が置かれました。いくら振りほどこうとしても、両側から手が伸びて、私にパスを取らせないようにしています。これには、参りました。
実は、そうなると、本来なら一人に一人づつという感じだから、誰か一人私たちのチームでフリーな選手がいるわけです。しかし、我々のチームは私のワンマンチームでしたから、みんなが私に頼って、二番手が活躍するようになりません。大原はそれが分かっていました。きちんと児玉中の試合を見て、研究していたのです。児玉は4番を抑えれば勝てると分かっていたのです。4番とはキャプテン番号です。私が4番を付けていました。

結局、我々はほとんど相手にされず、トリプルスコアーで負けました。40-20などで負けることをダブルスコアーで負けたと言いますが、この試合は60-20くらいで負けたのです。相手が3倍も点を取ったのです。参りました。
新人戦でこんなにしっかりできあがっているチームがあった。しかも、プレーが全く違う。おなじ学年の生徒と戦っている気がしませんでした。まるで大人と子供でした。優勝をするつもりでなどということは夢のまた夢になってしまいました。

しかし、もっと驚いたのは、その大原が決勝で負けてしまったことです。深谷に180センチくらいの大男がいて横幅もあって、完全に大人が一人混ざっている感じ
です。その一人にやられてしまった感じでした。自分でシュートを打って、自分で取りに行って、また自分で押し込んでくるというようなプレーが普通にできてしまうのです。だから、最初のシュートは入らなくてもいいのです。バックボードにぶつけておいて、それを自分で取って、リング下で入れ直せばいいのです。
なんだよ、ずるいぞ!と言いたくなるくらいの状況でした。これでは、いくら組織的に上手い大原でもとても歯が立ちません。その結果、深谷が大差で優勝しました。
それが、新人戦の県北大会の結果でした。3位決定戦は行なわれず、2チームが3位ということになりました。

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