絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

ロココ美術(バトー)

2009-12-11 | 美術
ロココ美術について

ロココ美術と言えば、18世紀の美術です。ベルサイユ宮殿の家具の装飾で、バラの模様や葉の模様などを連想すると良いでしょう。ルイ15世が当てはまります。

ロカイユというバロックの岩から言葉は来ているようですが、貝殻模様から来ているともいわれます。

代表的な画家は、バトー、ブーシェ、フラゴナールを覚えてくださいと言われますが、その次にシャルダン、カンタンドラトゥールを加えてください。

実は、シャルダンを紹介しようと思ったのですが、その前に、バトーから順に紹介していきます。

バトーの有名な作品は、「シテール島の巡礼」という絵です。ロココの最初の絵として覚えてください。

私は、この絵は一つだと思っていたのですが、調べてみたら、同じような絵がもう一つありました。それは、「シテール島への船出」という絵です。似ているので、二つあるということを覚えておくとよいでしょう。

シテール島の巡礼


シテール島への船出


8組の男女の様子が描かれているそうですが、二枚とも人物のポーズなどは良く似ています。下の絵は、レプリカとして描かれたということですが、どちらもすぐれているということで、モネ、ルノワール、ロダンが絶賛したそうです。

シテール島とは、ビーナスが誕生した島だと言われているそうです。
ビーナスは、海の泡から生まれたと言われますので、この島に流れ着いたということでしょうか。
でも、キプロス島ではなかったかなと思うのですが、どうでしょう。また、調べてみます。

また、この絵は、いろいろな解釈があって、意見が分かれているそうですが、この場所がシテール島ではないのか?という意見もあるそうです。なぜなら、右側にビーナスの像が立っています。

巡礼を終えて、帰りの様子なのかもしれません。

はたして、これから巡礼に行くところなのか、終えて帰るところなのかという議論です。
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ローマ人の物語13

2009-12-11 | 読書
ローマ人の物語13を読み終えました。
今回もなかなかおもしろかったです。

ディオクレチアヌスとコンスタンチヌスの二人が中心でした。

ディオクレチアヌスは、キリスト教を迫害し、コンスタンチヌスはキリスト教を公認した。と言えば、覚えやすいでしょうか。

しかし、コンスタンチヌスは、死の直前で洗礼を受けたのだそうです。初めて知りました。コンスタンチヌスはキリスト教徒だったから、ミラノ勅令でキリスト教を公認したのだとどこかで読んで、納得していました。
しっかり読むとそうではないのですね。

この頃は、まだキリスト教徒は少なくて何も向きになって認めなくても良いのではないかという感じもしますが、それは、キリスト教を特別扱いしたのではなくて、他の宗教と同じように認めたということだったそうです。ただし、迫害されないで済むようになったことは確かですね。

コンスタンチヌスは、このキリスト教を上手く利用したということも書いてありました。これまでの皇帝は、元老院にしても何にしても、人々が認めて皇帝になっている感じでしたが、コンスタンチヌスはそれを、皇帝は神が認めた存在であるという形に変えたからです。しかも、ローマの神々ではなく、キリスト教の神です。

実の母も、妹も、ミラノ勅令の後、堂々とキリスト教徒であると表明して、エルサレムの巡礼にも行ったそうです。

コンスタンチヌスは、死の直前であれ、洗礼を受けたということがキリスト教会側の記録にあり、だからこそ、大帝と呼ばれるようになったのだということですが、その前に、やったことがキリスト教側にするととても有難いことが多かったのですね。神が皇帝の権限を与えるということは、その神の声を聞く人がいなければなりません。それが司教だったのです。だから、司教には特別な権限も与えました。教会にも特別な権限が与えられて、それで、どんどん教会が大きくなっていくのです。

コンスタンチノープルに首都を移転したのも、その神が認める皇帝の居場所としてふさわしい都市作りをしたからだったと書いてありました。

ニケーア公会議もアリウス派とアタナシウス派の対立ですが、そこで三位一体のアタナシウス派が勝って、アリウス派は異端とされたと解釈されましたが、それはそれでいいのでしょうけれど、アリウスはドナウ川の北に追放されたそうです。しかし、その後、またもどることが許されたらしく、ローマ領に戻っています。そして、アリウス派は直ぐに抹殺された訳ではなく、まだまだ指示する人が多くて、その後も何百年かその論争はいたるところで続いていたというのです。

確かにそうですよね。今でもキリストは人間だと思う人は多いでしょう。神ならなぜ人間に十字架にかけられたりするのかと思いますからね。

このような本を読むと、いろいろなことの理由がわかってきて面白くなりました。

だから、この先、西ローマが滅びますが、もうここからそれは予想されていたと考えてもいいのかもしれません。


読んだことを振り返ってみるといろいろなことが出てきて、熱く語りたくなりますね。少し、興奮状態です。同じ本を読んだ人がいたら、話してみたいです。

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忘年会の連絡です

2009-12-11 | 美術部情報
美術部卒業生に連絡します。

12月28日(月)午後1時 深谷のイトーヨーカ堂二階レストランで、お食事会をします。ピカソがライバルのメンバーが中心になって集まります。
自由参加です。費用は無しです。自分で食べたいものを注文して食べます。自分で払います。食べなくてもいいそうです。飲み物だけでもOKです。
とにかく、たまには顔を合わせましょうという会です。気楽に参加できていいでしょ?とのことです。一応企画は、秋谷さんです。


12月30日(水)夕方、なかまちで、忘年会を行ないます。
企画は、吉田祐子さんです。こちらは、費用が1500円です。お酒を飲みたい人は、自分で追加で飲んでくださいということです。とにかく、あまり費用のかからない忘年会です。
やはり、たまには顔をあわせましょうという会です。続ピカソがライバルのメンバーを中心に声をかけていますが、美術部の卒業生ならだれでも気楽に参加してください。
こちらは、参加申し込みがあるので、できれば16日辺りまでに、参加希望を連絡してください。
連絡は、吉田さんでも、私でも結構です。

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