■炎のクリエイター日記

美味しいもの・史跡が持つ歴史のご紹介。お料理はプロ・自作を問わず鮮明な画像で、どんな素材も関西仕立てにクリエイトします。

玉城(たまぐすく)城跡 ~残された一枚岩を刳り抜いて造られた城門~

2016年06月07日 23時50分20秒 | 史跡・歴史巡り
沖縄では、お城のことを「ぐすく」と読むが、あの甲子園で有名になった豊見城高校も、実際の市となれば「豊見城市(とみぐすくし)」と読むのは、こちら本土の方にはあまり知られていない。沖縄本島南部に位置する「玉城(たまぐすく)城跡」に寄ってみると、規模こそ小さいが自然と目を引く本丸への城壁は、ほぼ完全に近い形で残っており、自然の一枚岩を刳り抜いて造られた城門が特におもしろい。そんな主郭跡の城壁・石敷などの遺構も石垣フェチとしては見どころ充分だ。







台地上のさらに高い天然の要害に築かれた「玉城(たまぐすく)城跡」は、石垣の積み方から約600年前のものと推定されている。主郭跡だけは完全な形で残っているが、沖縄地上戦後の米軍統治下で、二の郭・三の郭の石垣を荒らされ、建築用石材に崩され利用されてしまっているのが残念で、米軍は沖縄の心や人だけでなく史跡も破壊していったのだ。







唯一残されている本丸跡には、琉球開闢の七岳の一つとされる「あまつぎ御嶽(うたき)」があり、玉城城跡は別名アマツヅ城とも呼ばれ、巡礼行事の聖地となっている。沖縄のぐすくと呼ばれるお城は、単に琉球国の軍事的なものと言うより、祭祀的な性格も兼ね備わっていて、宗教的要素が特に強かったと考えらる。本土のお城とは少々違った観点での城づくり・・・ワシ自身、常識にあてはまらない「沖縄式ぐすく」には少々戸惑った感じもある。






・・・・・・・・・<切り取り線>・・・・・・・・・


ここを訪問してくださってありがとうです。
どなたさまでも、お気軽にコメント戴けると嬉しいです。
何とか自力で修理した「CANON IXY」と、「iPad-Air2」での撮影です。
日本ブログ村 こだわり料理部門、写真ブログ部門に参戦しております。
下部をポチ(クリック)して頂くと励みになります。
にほんブログ村 料理ブログ こだわり料理へ
イイネ

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 国際通りジャンクフード(3... | トップ | 中本の天ぷらでハイタ~イ(... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
玉城(たまぐすく)城跡 (天和)
2016-06-09 10:39:05
沖縄の旅
いいですね
沖縄はツアーで行きましたが
レンタカーを利用しないと
方々には行けませんね
首里城は行きましたが
中城城 に行ってみたいです
返信する
中城が本当の要・・・・・ (炎のクリエイター)
2016-06-09 10:55:45
天和さん
こんちは。(*⌒ー⌒*)ゞ

沖縄は鉄道がないので、どうしてもレンタカーかタクシーになりますが、
首里城なら、ゆいレールで行けましたが、かなり歩きましたね。
おっしゃる通り、中城城跡は琉球王国の要だと思っています。
太平洋と、東シナ海が見渡せるロケーションも凄いのもひとつで、
ここを押さえれば制圧できそうな沖縄でもありますから。
いつも(^_-)-☆ありがとうです!
返信する
Unknown (しじみ)
2016-06-09 22:14:25
こんばんは

いいところだすね

戦争がなかったらと思うと

ちょっと辛いだす

ぷっちんだす
返信する
戦争は消せない傷あと・・・・ (炎クリ)
2016-06-09 22:39:15
しじみちゃん
こんばんは。(*⌒ー⌒*)ゞ

戦争って、二度と消せない傷あとですが、
米軍と同じフィールド・・・飲み屋さん、親睦イベントなどで一緒していると、
どんな性格の人もいて危険なのに、友達と勘違いしてしまうんですよ。
いつまでもこんなこと言わす米国人もどうかと思いますが。
いつも(^_-)-☆ありがとうです。応援感謝!
返信する

コメントを投稿

史跡・歴史巡り」カテゴリの最新記事