2月は印象に残る本に沢山出会えました。
イチオシは、丸山正樹さんの「デフ・ヴォイス」
今まで知らなかったろう者の世界、犯罪被害者・容疑者への
対応など。
作者ご本人からの嬉しいコメントも頂けました。
ノンフィクションでは、門田隆将さんの「狼の牙を折れ!」
こちらは昭和49年の三菱重工ビル爆破犯を追う公安警察の
ドキュメント。
読み応えがありました!
2015年2月の読書メーター読んだ本の数:54冊読んだページ数:16253ページナイス数:5274ナイス
おしまいのデートの
感想5つのデートを描いた短編。不良になり切れない男子と定年間近の教師が玉子丼を月に1度食べる「ランクアップ丼」が一番好きです。こんな先生がいたら、生徒は幸せでしょうね。読了日:2月1日 著者:
瀬尾まいこ刑事の絆 警視庁追跡捜査係 (ハルキ文庫 と 5-5)の
感想アナザーフェイスのシリーズ5のラストで、大友鉄が撃たれた場面で終わっていて続きが気になってこちらのシリーズへ。こっちはシリーズ未読でしたが全く問題なく読了。鉄がどれだけみんなに愛され慕われていたかが良く分かります。このシリーズも最初から読みたくなりますね。ずるいぞ、この展開。。読了日:2月1日 著者:
堂場瞬一鴨川食堂の
感想柏井さん初読み。京都の路地裏にひっそりと営業する「鴨川食堂」。美味しいものを提供するだけではなく、食にまつわる思い出を調べてくれる探偵業も営む。美味しそうな料理が次々に出て来て、食欲をそそられます。お客さんの思い出の料理より、初回に提供されるおばんざいに胃袋をつかまれました。機会があったら続編も読みたいですね。読了日:2月2日 著者:
柏井壽からまるの
感想7つの連作短編集。男と女、色々なものがからまるお話。千早さんは暗くて重い印象だったけれど、これは意外と読みやすかったです。読了日:2月2日 著者:
千早茜眺望絶佳の
感想大都会の真ん中に堂々とそびえ立つ二つの塔。電波塔同士が往復書簡を交わし、二つの高見から垣間見た様々な物語を挟む。中島さんらしい、ほのぼのとした読み心地でした。読了日:2月3日 著者:
中島京子火星ダーク・バラードの
感想面白かったです!人類が火星にも住むようになった未来の物語。地球出身のPD(刑事)水島と、宇宙に適応するため遺伝子操作され、特殊能力を身につけた少女アデリーン。様々な思惑と陰謀に立ち向かい、息もつかせないくらいのスピーディな展開。心はそんなに簡単に操られないものでしょうね。読了日:2月4日 著者:
上田早夕里星々たちの
感想北海道、主に道東を舞台の主軸とした女の三代記。咲子、千春、そしてやや子へと続く情の薄い、流されゆく女たち。千春のような女は、やはり男性からみたら魅力があるのでしょうか。女にとってはどうしても受け入れがたい雰囲気をまとっていると思われます。桜木さんの文章は重くて暗いのですが、引きつけられてしまいます。読了日:2月5日 著者:
桜木紫乃悪医の
感想もし、自分ががんに罹って手術し、再発し、抗がん剤を投与しても治らずに余命宣告をされたら?宣告する医師の思いと、告げられた患者の立場、我が身に置き換えてのめり込んでしましました。森川医師は生真面目で、良い医師だと思います。私ならあと3カ月と言われたら、何をするかな?まずは、見られて困るものの処分?その時に慌てないように、身の回りを整えておかなくては!75歳を過ぎた時点で言われたら、ホスピスに入るかもしれませんね。読了日:2月6日 著者:
久坂部羊遊佐家の四週間の
感想しゃれたインテリアの一戸建ての家、美しい妻と一流企業に勤める夫、夫に似た女の子、妻に似た男の子、豪華な食卓にならぶ手の込んだ料理。そんな遊佐家に妻の幼なじみ「みえこ」がやってきた。マンションのリフォームのための4週間、みえこと関わることで家族の隠されていた本音や妻の過去も見えて来て、何とも不思議な読み心地です。夫賢右の過去はここで必要だったのか?唯一不満で面白さを殺がれました。読了日:2月6日 著者:
朝倉かすみ首つりツリーのなぞ―ぼくらの心霊スポット (エンタティーン倶楽部)の
感想中国地方の山間部の小さな村の小学6年生3人組が、首つり桜の謎に挑む。犬のタマ大活躍、見えないものを感じとるヒロ・優等生のマッキー・人の良いかっちゃん。あさのさんの児童書、初読みかもしれません。 読了日:2月6日 著者:
あさのあつこマル合の下僕の
感想とある大学の非常勤講師、週に9コマの講義を受け持ちマル合と呼ばれる教員に気に入られるために、必死の働きをする。未知の世界を垣間見せてくれるお仕事小説であり、愛すべき甥っ子誉くんが素敵!中々面白かったです。薬膳先生から、目が離せません(笑) 読了日:2月7日 著者:
高殿円デフ・ヴォイスの
感想聴こえない両親の元に健聴者として生まれた荒井、家族の中で一人聞こえると言うことの疎外感や寂しさ、やり切れなさ。そういう子供のことをコーダと呼ぶこともこの本で知ることが出来ました。手話も日本手話と日本語対応手話があること、中途失失聴者との相違等々、今までの無知を思い知らされました。警察ものとしても読みごたえがあり、面白かったです。お勧め本!読了日:2月7日 著者:
丸山正樹六花落々の
感想江戸末期、雪が作る美しい花に魅せられた一人の男。「何故なに尚七」と呼ばれた軽輩小松尚七が、その才ゆえに主君の御学問相手に抜擢される。主君土井利位・家老鷹見忠常(泉石)との三人の描き方が素晴らしかった。大黒屋光大夫・シーボルト事件・大塩平八郎の乱、越後の鈴木牧之との関わりなど興味深く読了出来ました。歴史ものや時代ものが苦手な人でもサラリと読めます。お勧め~。読了日:2月8日 著者:
西條奈加卵の緒 (新潮文庫)の
感想親と子、血のつながりのあるなしに関わらず、その絆が瀬尾さんのユーモアある文章で綴られています。タイトルの「卵の緒」はもちろん、もう1編の「7’S blood」も異母姉弟の触れ合いが描かれ、どちらも大好きな作品です。感動しました。読了日:2月8日 著者:
瀬尾まいこ円卓の
感想渦原家の6畳の居間には真っ赤な円卓が鎮座する。8人で暮らすこの家には3つ子の姉がいて末っ子「こっこ」が強烈な個性の小学3年生。関西弁のテンポに慣れたら一気に読めました。祖父の石太と仲良しのぽっさんが良かった。面白さはまずまず。ジャポニカ学習帳、今は昆虫の写真は使われなくなっているのですよね。読了日:2月8日 著者:
西加奈子地下の鳩の
感想タイトルの作品と、小編「タイムカプセル」の2つの作品。タイトル作は主人公「吉田」に共感出来なくて重く苦しい読後感。タイムカプセルは好きな作品で、これを読めて良かったです。読了日:2月10日 著者:
西加奈子幕末史の
感想幕末から明治へ、激動の時代を様々な視点から語られたもの。寺子屋風の講義をまとめた本なのでとても読みやすかったです。私が学校時代に習った歴史とは、あくまで薩長主体の明治維新と言うものでしたが、生まれは新潟で、会津にも住んだこともあるので、歴史は一方的な見方ではいけないと常に思っています。これを読んでもやはり一番情けないのは慶喜公なんですよねぇ(笑)竜馬暗殺の真相も中々面白い視点だと思いました。読了日:2月10日 著者:
半藤一利土漠の花の
感想ソマリアで墜落したヘリの救難中の野営地に、部族間の争いに巻き込まれた一人の女性が逃げ込んできた。そこから始まる息をも継がせぬ撤退戦。武器を持たない自衛隊員たちはどう戦うのか?先が気になり一気に読了しました。今、読むにはタイムリーな作品。読了日:2月11日 著者:
月村了衛乙霧村の七人の
感想大学の文学サークルのメンバー6人で、22年前の惨劇の舞台を訪れる。そこで遭遇する怖い出来事。恐ろしい展開の前半はドキドキしながら読み進め、後半は謎解き。友里さんの人物像が分かって、やや拍子抜け。でも、面白かったです。伊岡さんの今までの作風とは少し違っていましたが、これはこれで中々良かったですね。読了日:2月11日 著者:
伊岡瞬シズコさんの
感想母が認知症になって、初めて分かりあうことが出来る。。佐野さんの壮絶な母子関係。最近母と娘の関係の本をあちこちで見かけるようになったけれど、同性の場合は反発もよりキツくなってしまうのでしょうか。高齢の母を持つ娘の立場としては、他人事には思えませんでした。読了日:2月11日 著者:
佐野洋子クロク、ヌレ!の
感想謎の死を遂げた作家ジョー・コモリと、彼と交流があった画家岩代彰夫。彼らの死の真相をめぐり、出版・広告・メーカー、そして遺族の思惑が絡んでゆく。真梨さんにしてはグロさやドロドロ具合は少なめ、ストーンズや1970年代を知っている人は楽しめるかもしれません。読了日:2月12日 著者:
真梨幸子自覚: 隠蔽捜査5.5の
感想相変わらずの面白さ。ぶれない人「竜崎伸也」の周辺人物のスピンオフ。戸高の活躍や暗躍(笑)、副署長貝沼、かつて竜崎が思いを寄せた畠山美奈子、天敵野間崎管理官等々。次の発刊が楽しみですね。読了日:2月12日 著者:
今野敏交錯―警視庁追跡捜査係 (ハルキ文庫)の
感想アナザーフェイスで大友鉄を心配し、狙撃犯を追った追跡捜査班の沖田と西川。彼らの活躍が読んでみたくてシリーズ最初から。この二人、水と油のようだけど、中々の名コンビ。ちょっと追いかけて読むことにします。読了日:2月12日 著者:
堂場瞬一プリズン・ストーリーズ (新潮文庫)の
感想アーチャーが服役中に塀の中で聞いたあれやこれやを短編集にしたもの。面白かったけれど、やはり長編の方が好きですね。「この水は飲めません」「ソロモンの知恵」が良かったです。読了日:2月13日 著者:
ジェフリーアーチャー忘れ物が届きますの
感想5編の短編集。「君の歌」は既読でした。あの事件は、どう解決されたのか?時を経て解き明かされる謎。表紙から想像も出来ない苦い物語たち。「おとなりの」「野バラの庭へ」が良かったです。 読了日:2月14日 著者:
大崎梢秋霧の街の
感想探偵神山シリーズなのですね。シリーズ物とは言え、この本から読み始めてもあまり問題なし。舞台が良く知っている新潟市内中心で、有名なホテルや橋の名前がどんどん出て来て、しかも登場人物は新潟県内に多くある名字多数。よくリサーチされているなあとそのあたりに感服したり。同級生の男子に呼び出され、殺害された女性の父からの依頼で、何故娘が殺されたのか?本当に犯人は同級生五十嵐なのかを探りゆく。新潟県民の皆さん、ちょっとグロいシーンはありますが、読んでみてね。あ、福島を知ってる人もね。読了日:2月14日 著者:
柴田哲孝ぐるぐる猿と歌う鳥 (ミステリーランド)の
感想乱暴者、いじめっ子のレッテルを貼られた高見森(シン)は父の転勤で東京の団地から北九州の社宅へ引越す。平屋建ての社宅が連なるその一帯の学校、子供の世界と大人の社会の関わり。不思議な仲間パック。とても素敵な物語。お勧め本です。読了日:2月14日 著者:
加納朋子走れ、健次郎の
感想マラソン中継のテレビを見ていると、沿道で必死に走ったり自転車で追いかける人を目にすることが多いですが、それもホンの一瞬のこと。ところがこの物語では国内トップレベルの選手と競うように沿道を走り続ける男が登場。中継を見ている人々はネットで盛り上がり、ついに実況中継のアナウンサーも彼のことを取り上げて。彼の走る理由は何か?そして彼が巻き起こした感動の結末は?あまり深読みせずに楽しめばいい本です。後半は彼と一緒にゴールを目指すように一気読みでした。読了日:2月15日 著者:
菊池幸見群青の空に薄荷の匂い―焼菓子の後に (ポプラ文庫ピュアフル)の
感想『卵と小麦粉とそれからマドレーヌ』の3年後、菜穂の親友亜矢ちゃんの物語。小学校時代のイジメと大好きな両親の離婚という重荷を背負った彼女に前に、ぐっと背が伸びた小学校時代の同級生の安藤くんが現れて。瑞々しい感性を忘れないためにも、こういう本を時折手にしなくてはと思いました。読了日:2月15日 著者:
石井睦美金曜のバカの
感想5つの短編。タイトルのはちょっとありえない設定ながら漫画のようで面白い。「星とミルクティ」「僕の愉しみ、彼女のたしなみ」も好き。「この町」は予想通りの展開にちょっと笑えて、「ゴンとナナ」は女子高生目線と犬目線が面白い!でも、やっぱり長編の方が越谷さんの良さが出るような気がします。読了日:2月15日 著者:
越谷オサム隻眼の少女の
感想麻耶さん、初読み。沢山の方が読んでいるようなので、手にしてみました。水干姿の美少女探偵という変わった設定で興味深く読み始め、1985年と2003年、18年の時を経て明かされた真実。何と多くの犠牲がでて、結末には絶句…。これ1作で評価はし難いですが、この作品に関してはガッカリ。読了日:2月16日 著者:
麻耶雄嵩アイビー・ハウス (講談社文庫)の
感想蔦の絡まる赤レンガの一軒家に二組の夫婦が住まう。三階には篠崎夫妻、二階には目黒夫妻。住居にかかるお金の心配をせずに幸せに暮らすと言う目的が五年の歳月と共に微妙なすれ違いを浮かび上がらせてゆく。きっかけになったのは若い女の訪問。家族であっても心は通じなくて歯がゆい思いをすることも多々、他人同士が四人、これは難しいだろうなと想像できました。読了日:2月17日 著者:
原田ひ香螺旋階段のアリスの
感想脱サラして開業した仁木の探偵事務所に初めてやってきたのは、可愛らしい少女安梨沙。不思議の国のアリスのシリーズをキチンと読んでいたら、もっと楽しめたかもしれません。でも、日常の謎を探る探偵さんとその助手、結構好きですね。中庭のアリスと最上階のアリスが特に気に入りました。読了日:2月17日 著者:
加納朋子御松茸騒動の
感想算術が得意で自分の頭の良さが自慢の尾張藩士榊原小四郎は、「御松茸同心」を拝命し、不得手な山仕事に挑むことに。藩政の中心を担いたいと思えども不作の松茸山再生にかけるしかない不遇の日々、最後はなるほどという爽やかな決着。三べえさんたちが何とも良い味で面白い。読了日:2月17日 著者:
朝井まかて天、共に在りの
感想真の国際貢献とは?と言うことを、ガツンと思い知らされるような1冊でした。ハンセン病対策と支援のためにパキスタンに渡り、国境を超えアフガンで井戸を掘り灌漑用水路を作る。大国のエゴと利権が絡むと、その国の民族の平和や安穏は後回しにされてしまう現実。飢えて亡くなる子供は、空腹で亡くなるのではなく栄養不足で感染症に罹りやすくなるために命を落とすと言う事実に絶句。用水路が完成した後の緑豊かな写真に感動しました。読了日:2月18日 著者:
中村哲廃院のミカエルの
感想ギリシアの山奥で無人となり廃墟のようになった修道院に迷い込む主人公たち。元商社勤めの美貴、通訳の綾子、遺跡画修復士の吉園。修道院や村はなぜ多数の死者を出したのか?謎が分かってしまうと何だかあっけない感じもしましたが、そこにたどり着くまでのハラハラする感覚、不気味な悪魔等々、中々面白かったです。読了日:2月18日 著者:
篠田節子テミスの剣の
感想あ~面白かったです!あの「渡瀬刑事」が「渡瀬刑事」たる所以がよく理解できます。静おばあちゃんや葛城刑事も登場して、シリーズをよく知る読者には嬉しい限り。冤罪を作る土壌と隠蔽体質、これは許されざるものです。失敗をしない人間はいないけれど、同じ過ちを繰り返さないということは出来るはず。読了日:2月19日 著者:
中山七里不自由な絆の
感想朝比奈さん初読み。予防接種の会場で再会したのは同級生。ママ友として付き合い始めたその後のあれこれ。子育て中の若い母親の気持ちが痛々しく思えるほどリアルに描かれている。リラの夫が情けなくて残念。読了日:2月19日 著者:
朝比奈あすかキャロリングの
感想クリスマスを迎えるまでに、色々な思いが交錯する。両親の不和に心を痛める航平くんが愛おしい。無器用な大和が航平と関わり成長していくのが良かった。丸ごとのハッピーエンドではないけれど、こういうエンディングも良いですね!今年のクリスマス前に文庫にならないかなぁ。。読了日:2月20日 著者:
有川浩刑事の約束の
感想表題を含む5つの短編。刑事の約束は、あまりにも切なすぎる。この5編の中では「終の住処」が好きです。夏目さん、これからどんな事件にぶつかるのでしょうか。読了日:2月21日 著者:
薬丸岳北天の馬たち (単行本)の
感想横浜馬車道の美味しいコーヒーが売りの喫茶店、その2階にイケメン探偵二人が事務所を開く。マスターの毅志と探偵二人組、常連客の美しい未亡人とその養女。完全なるハッピーエンドではないけれど、ちょっと哀しい幕切れも悪くないですね。山南さん、無事でいて欲しいです…。貫井さんなのでドロドロ重苦しい作品を期待しないわけではありませんが、私はこの路線も好きです。読了日:2月21日 著者:
貫井徳郎札幌アンダーソング (単行本)の
感想禍々しい連続殺人事件の謎を解くために、知恵を借りることになったのは一人の天才少年。天才と言うか特異体質の美少年「春」と二人の刑事たち。あまり深読みせずにサラリと楽しめる本ですね。札幌の地理が分かるともっと楽しめそうです。読了日:2月21日 著者:
小路幸也奇跡の人 The Miracle Workerの
感想ヘレン・ケラーとサリバン先生を、明治時代の津軽を舞台に置き換えての物語。障害者は家の恥という考え方が主流だった時代に、女性教育者として去場安が三重苦の少女介良レンを育て上げる。ストレートに感動は出来ました。でも、やっぱりこじつけの名前のセンスは今一つ納得出来ず…。読了日:2月22日 著者:
原田マハ風葬の
感想桜木さんの初期の作品。釧路・根室、道東を舞台にした親子の物語。書道教室母子と元教員父子、裏社会に棲む母と息子。深い悲しみと道東の風景が相まって印象的でした。 読了日:2月23日 著者:
桜木紫乃虹の家のアリス (本格ミステリ・マスターズ)の
感想探偵仁木と有能な助手安梨沙の第2作。探偵事務所に持ち込まれる相談も、身近なところからのものが多くなったような。仁木さんの娘や息子も登場したり、安梨沙の実家や伯母さんも出てきたり。これでシリーズ終わりなのですね。もうちょっとアリスの活躍ぶりを読みたかったなあ。読了日:2月23日 著者:
加納朋子かたづの!の
感想史実を取り入れた歴史ファンタジー? うーん、面白くないわけではありませんが、今一つ乗り切れず、ようやく読了です。南部、三戸・八戸・遠野はあまりよく知らない地域だったので勉強になりました。読了日:2月24日 著者:
中島京子ZONE 豊洲署刑事・岩倉梓の
感想急激に人口が増え、変貌著しい江東区豊洲。生活安全課刑事岩倉梓が持ち込まれる様々な事件に挑む。ネグレクト・孤独死・脅迫状・ストーカー・詐欺、一見地味な事件に潜む真実。読みやすい文章で一気に読了しました。シリーズ化しないかな~? 読了日:2月25日 著者: