ゆみねこ日記

日常日記です。

2月の読書記録

2021-03-01 09:27:37 | ブックレビュー
2月の読書メーター
読んだ本の数:17
読んだページ数:6444
ナイス数:3003

砂の狩人 上砂の狩人 上感想
暴力団組長の子供が連続して殺害され、陰惨な手口から中国人の仕業と思ったヤクザの逆襲が始まり全面戦争の様相に。元刑事の西野がキャリアの警察庁幹部に犯人探しの特命を受け新宿の街に戻って来た。一気に上巻読了。感想は下巻で。
読了日:02月01日 著者:大沢 在昌
砂の狩人 下砂の狩人 下感想
一気に読破。もう、細かいことを考えずに作品の世界に入っていくのがベスト。ヤクザ対中国人、マニラグループに香港マフィア、極めつけは公安と警察庁のキャリアの…。西野の狩人としての能力は遺憾なく発揮されたけど大量に人が死に、ほろ苦いラストだった。ヤクザだけど原が格好良かった。
読了日:02月03日 著者:大沢 在昌
ライト・スタッフライト・スタッフ感想
映画監督を目指した五堂顕は、助監督試験に落ちたが運命的な出来事で照明部に配属された。才能に恵まれた監督たちや女性であるために脚本を採用してもらえない浜尾杉子。時代と共に映画が娯楽の王様から転落しテレビの天下へと。一人の照明マンの成長と人生を楽しく読了。
読了日:02月04日 著者:山口 恵以子
なずななずな感想
堀江敏幸さん、初読み。拠ん所ない事情で生後2ヶ月の乳児の姪を預かることになった地方紙の記者・菱山秀一。独身の40代男性の戸惑いながらの子育てと彼の周囲の温かな眼差し。なずなちゃんの成長を我が子の幼かった頃と重ねて思い返したり、素敵な1冊を堪能させてもらいました。赤ちゃんの持つ力は何物にも変えがたい。
読了日:02月07日 著者:堀江 敏幸
八本目の槍八本目の槍感想
賤ヶ岳の戦いで武勲を上げた七人が語る石田三成。彼の深慮遠望は関ヶ原で西軍が敗れ家康の世になって後に明らかになる。七本槍と三成の友情の物語とも言えるか。確かに読み終えると石田三成に対するイメージが変わった。
読了日:02月10日 著者:今村 翔吾
金継ぎの家 あたたかなしずくたち (幻冬舎文庫)金継ぎの家 あたたかなしずくたち (幻冬舎文庫)感想
高校2年生の真緒は祖母の千絵の仕事・金継ぎを手伝うようになる。祖母の故郷の飛騨高山、茨城の大子の漆の森、美しい漆器や金継ぎのこと、祖母から母、そして孫の真緒へと受け継がれるもの。とても素敵な1冊でした。
読了日:02月14日 著者:ほしお さなえ
火喰鳥 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)火喰鳥 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
黄金雛を読んで、またシリーズを初めから。ストーリーも面白いが、やはりこのシリーズの素晴らしさは登場人物たちの魅力。一気に読破!
読了日:02月16日 著者:今村 翔吾
夜哭烏 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)夜哭烏 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
江戸の人々の命を守る火消したち。その火消しの大切な身内を攫い出動を妨害する一味が現れて江戸の市中は恐怖と混乱に陥る。複雑な身分制度の縛りの中でぼろ鳶は松永源吾の指揮の下で悪の陰謀に果敢に立ち向かう。再読するとまた新しい感動に出会えます。面白かった!
読了日:02月17日 著者:今村翔吾
あきない世傳 金と銀(十) 合流篇 (ハルキ文庫 た)あきない世傳 金と銀(十) 合流篇 (ハルキ文庫 た)感想
呉服商仲間外しの衝撃から着々と新たな企画を練り上げて2年の月日をかけた川開きの当日まで、五鈴屋江戸本店は幸を中心に努力を重ねる。「秘すれば花」、極秘に進めてきた藍染めの浴衣が人々の目を奪う。菊栄さま、何と素晴らしい!梅さん、お幸せに。あぁ、早くも次が待ち遠しい。
読了日:02月17日 著者:高田郁
居酒屋ぼったくり おかわり! (アルファポリス文庫)居酒屋ぼったくり おかわり! (アルファポリス文庫)感想
美音と要の新婚熱々ぶりに読みながらにやにや。馨も哲くんと幸せに。ぼったくりは商売も順調、「おかわり」ごちそうさまでした♪
読了日:02月18日 著者:秋川 滝美
時効の果て 警視庁追跡捜査係 (ハルキ文庫)時効の果て 警視庁追跡捜査係 (ハルキ文庫)感想
追跡調査係の西川とラストラインのガンさんが31年前に迷宮入りしたバラバラ殺人事件を追う。非道な殺人を犯して普通に生きてきた犯人を地道な捜査で追って行く。西川とガンさんは中々良いコンビかも?でもやはり暴走気味の沖田とのコンビが一番かな。あの二人が結婚していて思わずニヤリ、そして追跡調査係を離れても良い仕事を!
読了日:02月20日 著者:堂場瞬一
九紋龍 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)九紋龍 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
再読。やはり読み出したら止まらない。町火消し最強の「に組」頭、九紋龍・辰一の大暴れ。ご家老が国元で病に倒れ代理として乗り込んできた御連枝・戸沢正親の火消しの削減申し渡し。ぼろ鳶たちはどう苦難を乗り越えて行くのか。盗賊千羽一家との知恵比べ、辰一の秘められた過去。藩の財政建て直しに勘定小町の深雪さん大活躍。面白いものは何度読んでも面白い。
読了日:02月22日 著者:今村翔吾
赤い砂 (文春文庫)赤い砂 (文春文庫)感想
伊岡さん、デビュー前の執筆作品。「赤い砂」と呼ばれる未知のウイルスによって起こった自殺の連鎖を追う刑事。真相に迫る中で大手製薬会社に届いた脅迫状。親友を亡くした刑事・永瀬は真っ直ぐで頑固者。行き過ぎと思われる行動力で敵を追い詰めて…。コロナの時代に読んで欲しい一冊です。
読了日:02月23日 著者:伊岡 瞬
鬼煙管 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)鬼煙管 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
再読。結末は承知の読書、でも切なくて涙々…。表紙を見ても泣けてきます。
読了日:02月25日 著者:今村翔吾
犬がいた季節犬がいた季節感想
再読。2021年本屋大賞ノミネート作品。18歳の自分を思い返してみる。この本をめくると自分の未来を描けず思い悩んだ青春の日々が蘇る。コーシローと共に高校生活を送ることの出来た八稜高校生をとても羨ましく思った。名作は何度読み返しても感動が薄れない。
読了日:02月25日 著者:伊吹 有喜
みんなのナポリタン 食堂のおばちゃん(9) (ハルキ文庫)みんなのナポリタン 食堂のおばちゃん(9) (ハルキ文庫)感想
はじめ食堂はコロナ禍をあっさりスルー?!うーん、仮想世界の物語と割り切れば良いのでしょうが、今作は今一つ乗れずに読了。相変わらずお料理は真似したくなる美味しそうなものばかりでした。
読了日:02月27日 著者:山口恵以子
クライム・プランナー (ハルキ文庫 し 15-1)クライム・プランナー (ハルキ文庫 し 15-1)感想
「クライム・プランナー」は、世に蔓延る悪で傷ついた人の復讐、しかも知恵を絞って相手を罠にはめて自滅に誘う。かつてクライム・プランナーだった3人の内のひとりが瀕死の状態で首都高に放置された。リーダー役の大柳が謎を追うと危険な出来事が次々に。サクサク読めて面白いけど、「現代版・必殺仕事人」と言うのは違うかな?
読了日:02月28日 著者:翔田寛

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