ゆみねこ日記

日常日記です。

ひな祭りだから

2023-03-03 13:51:25 | スィーツ
昨日今日と雨時々ミゾレや雪で寒くなっています。

一昨日の16.7℃の暖かさから一気に寒くなり、老体にこたえますね😅

それでも今日はひな祭り。
おひなさまは飾りませんが、気持ちだけは😉

直売所で野菜を購入した帰り道、和菓子を買ってきました。



男雛女雛、桜・橘・蛤の5種。
和菓子は目でも楽しめますね。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2月の読書記録

2023-03-01 15:01:17 | ブックレビュー

2月の読書メーター
読んだ本の数:31
読んだページ数:10357
ナイス数:3653

教誨教誨感想
幼女2人(そのうち1人は我が子)を殺め、死刑囚となった三原響子。死刑執行後、遺骨と遺品の引き取り人になった遠縁の吉沢香純。幼い頃に一度だけ響子に会った記憶は有るがほぼ面識のない香純は、遺骨を故郷の墓に納骨して貰うため1人で青森の田舎へ向かう。響子は罪を犯した、しかし本当に悪人だったとは思えない香純。地元紙の記者の助けを受け、響子の周辺を調べて行き着いた真実。田舎の閉塞感、差別、いじめ、どんよりと読了。
読了日:02月02日 著者:柚月 裕子
道感想
大学生の一人娘を突然の交通事故で亡くし、重度の鬱になった妻を義妹と介護する男。行き詰まった彼は娘の亡くなる前の事故現場へ舞い戻り命を救う。娘の生きている人生はその代わりに思っても見なかった現実をもたらして。あの日あの時こうしていれば、人生はままならないものだから、今を真剣に生きることが正解なのかな…。うーん、無限のループ。。
読了日:02月03日 著者:白石 一文
営繕かるかや怪異譚 その参営繕かるかや怪異譚 その参感想
どんなに怖い事象が現れても尾端さんが解決してくれる安心感。面白かった。
読了日:02月03日 著者:小野 不由美
俺ではない炎上俺ではない炎上感想
面白かった!ある日突然身に覚えのない「女子大生殺害犯」に仕立てられた山縣泰介。Twitterで素性。晒され日本中が敵になるな必死に逃亡をはかる。最後まで夢中一気読み!子どもにSNSの怖さを教えることは大人の責任だと実感させられた。浅倉秋成さん、初読み。
読了日:02月04日 著者:浅倉 秋成
祝祭のハングマン祝祭のハングマン感想
中堅ゼネコンに勤める父と警視庁捜査一課の娘・瑠衣。父の同僚が相次いで不審な死、後に殺人と認定される。会社に不穏なものを感じる瑠衣、遂に父も工事現場で命を落とす。事件当事者家族ということで捜査に加われず、疑心に囚われる瑠衣が下した決断。うーん、あくまで物語の中だからね。面白かったけど…。
読了日:02月05日 著者:中山 七里
うさぎ玉ほろほろうさぎ玉ほろほろ感想
南星屋シリーズ第3弾。日替わりの諸国銘菓は江戸市中で評判を呼びお客が列をなす。主の孫娘・お君は相変わらずお転婆で南星屋に危機が迫る。石海さんの幼い頃の思い出の「初恋饅頭」が良かった。
読了日:02月06日 著者:西條 奈加
鑑識課警察犬係 闇夜に吠ゆ (文春文庫 た 111-1)鑑識課警察犬係 闇夜に吠ゆ (文春文庫 た 111-1)感想
新米の鑑識課警察犬係・岡本都花沙は、ベテラン警察犬アクセル号とコンビを組む。元警察官の野見山はとある不祥事で警察官を辞め民間の警察犬訓練所でハンドラーとして働く。行方不明者の捜索やひき逃げ事件の捜査、爆発物の探索に活躍する日々。都花沙の成長物としても、警察犬訓練のあれこれとともに楽しめた1冊。シリーズのスタートかな?続編、楽しみに待ちたい!
読了日:02月06日 著者:大門 剛明
ソロバン・キッド (集英社文庫)ソロバン・キッド (集英社文庫)感想
戦後にあった史実に基づいたストーリー。GHQに接収された劇場で米国の新型電気計算機とソロバンの対抗戦が催された。日本代表は逓信省の若き職員・竹崎晴夫。2部構成で前半は晴夫が暮らした調布の日活村での少年時代。ソロバンと出会う前の晴夫少年の物語だが、彼の人となりを知るためにはやはり欠かせないものかと。面白かった!犬飼六岐さん、初読み。
読了日:02月07日 著者:犬飼 六岐
越境刑事越境刑事感想
千葉県警のアマゾネス・高頭冴子シリーズ第2弾。県内で相次ぐ不審な留学生失踪事件。新疆ウイグル出身の留学生カーリが死体で発見され警察に保護を求めてきたカーリの同僚レイハンが中国公安部に拉致された。事件の真相を暴きレイハンを奪還するため、中国に乗り込む冴子と郡山。ウイグルで待ち受けていたものは想像を絶する凄惨なものだった。絶体絶命の冴子、最後まで一気読み。物語の中だけのことならば良いけれど、現実に起こっていることだと思うと恐ろしさに震える。
読了日:02月08日 著者:中山 七里
ゾンビ3.0ゾンビ3.0感想
世界中でゾンビが発生。新宿区戸山の予防感染研究所に閉じ込められた40人。ヒロイン香月百合、医学博士の加瀨、薬学研究者の下村らに後から武器を持った刑事の一条とゾンビおたくの大学生・城田が加わる。咬まれたり傷つけられてゾンビになるもの、全くゾンビと接触しないのに突然ゾンビになるもの。研究所内でゾンビになり仲間を襲うもの。原因を究明するためにゾンビを調べる香月たち。グロさもあるけれど今まで読んでいたゾンビものと一線を画す作品で面白かった!
読了日:02月09日 著者:石川 智健
息をつめて息をつめて感想
都会の片隅で職を変え住まいを転々とする麻里。彼女が何から逃れているかが明らかになり、その絶望感に心が痛む。人を操り意のままに使うひとり息子の岳、成長とともに明らかになる異常性に母である麻里が気付いても誰も受け止めてくれない。親を下りるという麻里の決断は間違っていない。
読了日:02月09日 著者:桂 望実
地検のS Sの幕引き (講談社文庫)地検のS Sの幕引き (講談社文庫)感想
シリーズ最終巻。前作から間が空いてしまって登場人物を思い出すのに難儀した。湊川地検の白髪の総務課長・伊勢雅行が母や妹一家を闇のうちに葬った黒幕にどのように復讐するのか?検察内部の権力争い、ライバルの弁護士事務所や須黒清美との対決シーンは緊迫して読み応えあり!伊勢が下す決断は少し予想と違ったが、吉村のような政治家が失脚したのは良かった。もう一度シリーズ最初から一気読みしたい。
読了日:02月11日 著者:伊兼 源太郎
緑の我が家 Home,Green Home (角川文庫)緑の我が家 Home,Green Home (角川文庫)感想
父の再婚で一人暮らしを始めた高校生の浩志が引っ越してきたのは「ハイツ・グリーンホーム」窓から見える丘の斜面の鳥居、アパートに続く路地に感じる不気味さ。夜中に不気味な落書きをする男の子、相次ぐ嫌がらせ。6号室に住む同年代の和泉は「出ていった方がいい」と言う…。少し怖いけど、良く練られたミステリー。面白かった!
読了日:02月12日 著者:小野 不由美
爆弾爆弾感想
単純な器物破損と暴行の容疑で野方警察署に連行された冴えない中年男は「スズキタゴサク」と名乗る。人を食ったような態度で取り調べの警察官を翻弄し、爆発を予言する。動機や目的をつかめないまま爆弾の在り処の手がかりをさぐる刑事たち。スズキに常に焦らされ、気付けば私も狭い取調室の中でスズキと対峙している気分に。好き嫌いは分かれる作品だと思うが、私は面白かった。2023本屋大賞ノミネート作。
読了日:02月13日 著者:呉 勝浩
タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース (単行本)タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース (単行本)感想
都会の真ん中の時代に取り残されたかのように古びた団地で暮らす姉妹。パン工場でバイトし、夜間の高校に通う妹のみかげと夜の仕事をしながら暮らしを支える姉の七海。貧困・差別・ネグレクト・孤独な老人たち…。死が常に身近にある日常にみかげはいつしか死に惹かれてゆく。団地警備員を名乗るぜんじろう老人に誘われ、みかげの日常が変わり始める。少しみかげの幼さが気になったが、読後は悪くない。若い世代の方にお薦めかな?
読了日:02月13日 著者:窪 美澄
我らがパラダイス我らがパラダイス感想
それぞれ家庭内に深刻な介護問題を抱える高級介護付きマンションの3人のスタッフ。裕福な施設の入居者たちと庶民の老親との格差。林さんの筆力でグイグイ読まされる。長生きは幸せなのだろうか?色々考えさせられる。
読了日:02月14日 著者:林 真理子
夏服を着た恋人たち マイ・ディア・ポリスマン夏服を着た恋人たち マイ・ディア・ポリスマン感想
前作から間を空けてしまって、読み始めはやや苦戦。でもだんだん小路ワールドに引き込まれて読了。町の問題をチームワークで解決に。犯罪絡みだけど大きく傷つく人もいないので安心して読める。
読了日:02月15日 著者:小路幸也
ゆうれい居酒屋 (文春文庫 や 53-5)ゆうれい居酒屋 (文春文庫 や 53-5)感想
新小岩の商店街の路地裏の小さな居酒屋・米屋(よねや)。釣り好きの亭主に先立たれた女将が一人で営むこのお店にふらりと訪れたお客は、つい心の内に秘めた悩みを打ち明ける。お客は一歩踏み出す勇気をもらい再び店を訪ねると不思議なことに30年前に女将の急死で店は閉じられていた…。ほっこりと温かな人情居酒屋の物語。これもシリーズになるのかな?
読了日:02月15日 著者:山口 恵以子
モノガタリは終わらないモノガタリは終わらない感想
21人それぞれの個性が光るショートショート!メルカリは利用したことがないけれど、ものを捨てないと言うコンセプトの作品集は中々面白かった。伊坂さんとしをんさんは特に好き。藤崎さんのRPGノート、綿矢さんの封印箪笥も印象に残る。色んな作家さんの作品が読めてお得な1冊。
読了日:02月16日 著者:
燕は戻ってこない燕は戻ってこない感想
貧困から逃れるために代理母になることを決意した29歳のリキ。自らの遺伝子を残したいと切望するバレエダンサーの43歳草桶基。草桶の妻・悠子は不育症と卵子の老化で妊娠は出来ない。若い子宮と卵子を提供するリキの葛藤と草桶夫妻や草桶母の思惑。リキの妊娠前の行動は私には理解不能だが、双子を出産してからの流れは何となく予想出来たかな。桐野さんの問題提起、興味深く受け止めた。
読了日:02月17日 著者:桐野 夏生
見果てぬ王道見果てぬ王道感想
西洋による東洋への侵略に理不尽を感じた若き梅屋庄吉は、清朝を倒し西洋の武力支配からの独立を目指す孫文と出会い、革命を支援することを約束する。庄吉は商才があり金をどんどん稼ぐが、孫文の革命のための武器を購入する資金として注ぎ込んでゆく。孫文という人物に惚れ込み、生涯支援を続けた。中国の近代史は複雑で中々理解し難いし、この本で読む孫文にあまり魅力を感じられなくて残念。
読了日:02月18日 著者:川越 宗一
太平洋食堂太平洋食堂感想
明治の社会主義者・大石誠之助を描いた伝記小説。教科書でチラッと触れられていた「大逆事件」で幸徳秋水や堺利彦と共に命を落とした人物。無政府主義や社会主義とはけしからぬものという当時の権力の恐ろしさを感じた。大石氏が2018年1月に新宮市の名誉市民となられたことに称賛の拍手を贈りたい。
読了日:02月20日 著者:柳 広司
聖夜のおでん 食堂のおばちゃん(12) (ハルキ文庫 や 11-14)聖夜のおでん 食堂のおばちゃん(12) (ハルキ文庫 や 11-14)感想
万里くんのあとはさっちゃんが。あっという間にはじめ食堂の戦力になり大活躍。ちょっとした嫌がらせも常連さんの手助けで無事に解決。瑠美先生と酒屋の若旦那康平カップルの仲に暗雲が…。息子を持たない私には康平さんの母親はワガママだと思ったり。ジビエ民宿とのつながりや、めぐみ食堂もコラボしてこれからの展開が楽しみに。万里くん、まかないには欠かさずあらわれるのがご愛嬌😆
読了日:02月21日 著者:山口 恵以子
よき時を思うよき時を思う感想
金井徳子という女性が歩んだ人生を孫である綾乃の目を通して語る。戦争、16歳での結婚、2週間の新婚生活と夫の戦死。夫の死後数年間婚家に留まった理由と教師として生きた戦後。90歳まで生きたら豪華な晩餐会を開いてみんなを招待するというおばあちゃん。そんな徳子おばあちゃんを大切に思う家族たちと徳子さんの素敵さ。とても良い物語でした。綾乃の住む四合院の家と家主一家のエピソードがまた良かったです。
読了日:02月21日 著者:宮本 輝
忘らるる物語忘らるる物語感想
献本で当選!読書メーターさんに感謝です。辺境の王族の娘・環璃(ワリ)は幼い息子を人質にとられ、見知らぬ王の子を産む道具として旅に出る。そして途中で賊から助けてくれた不思議な力を持つ女戦士チュギと出会う。常に暴力で支配される女の悲しみ、環璃が目指した世界。砂漠の国が舞台なので中央アジアをイメージして読み進めた。
読了日:02月22日 著者:高殿 円
覇王の轍覇王の轍感想
ガッツリと骨太な相場作品、読み始めると一気にその世界に引き込まれる。突然北海道警捜査二課長に任じられた警察庁キャリアの樫山順子。道職員の汚職事件の捜査が始まるが、腑に落ちない一つの事故に目が止まる。下戸の国交省技官の不審な転落死と歌舞伎町でホストに大金をつぎ込む39歳の女性職員。一見無関係に見える2つが繋がり、大きな闇が浮かび上がる。あの日本列島改造論がまだこの国に負の遺産を残している。何ともやりきれない思いで読了。順子を応援しながらの一気読み!お薦め本!
読了日:02月24日 著者:相場 英雄
天国の修羅たち (角川文庫)天国の修羅たち (角川文庫)感想
シリーズ最終章のヒロインは捜査一課の女性刑事・神野真理亜。老ジャーナリスト殺害事件をマル暴刑事の樺島とバディを組んで捜査するが、殺害現場から死んだはずの出月(国兼)の指紋が検出される。ヤクザと警察さらに政治家をつなぐ闇、こういう物語は頭を空っぽにして集中して読むと良い。事件が片付いて20年後のエピローグ、神野は警察を変えることが出来ると良いな。
読了日:02月24日 著者:深町 秋生
勇気を出して、はじめの一歩勇気を出して、はじめの一歩感想
幼い頃のトラウマではじめの一歩が踏み出せない健人と、クォーターで足に障害があるため引っ込み思案になった杏。幼馴染で毎朝一緒に登校する二人のクラスに、運動が得意だが日本語が苦手で乱暴者の黒人とのハーフのケントが編入してきた。小5の子どもたちの1年間、見た目の違いや偏見を乗り越えて清々しい成長を遂げる彼らの姿は心に響く。小学校高学年以上、大人までお薦めです。
読了日:02月25日 著者:本田有明
クラックアウトクラックアウト感想
池袋を舞台にした中国系マフィアとヤクザの対立抗争、警察内部の内通者と亡き父の遺志を継いだ女性刑事、マフィアとヤクザの抗争を追うマスコミ。走死人と呼ばれるマフィア子飼いの殺人者と、執拗に走死人を追う殺人マシーンの男。かなり面白かった。
読了日:02月26日 著者:長沢 樹
初夏の春巻 食堂のおばちゃん(13) (ハルキ文庫 や 11-15)初夏の春巻 食堂のおばちゃん(13) (ハルキ文庫 や 11-15)感想
はじめ食堂の昼定食はメインに小鉢が2つ、サラダはドレッシングかけ放題、ご飯と味噌汁はお代わり自由。長年700円で提供していたが、値上げの波に揉まれる。そんな中での工夫はお客さんに喜んで貰える。今作は恋愛要素が多め、迷い込んだ犬のお話がとても良かった。万里くんがいよいよ魚にチャレンジ!?安定の路線、次作も楽しみ。
読了日:02月26日 著者:山口 恵以子
秋雨物語秋雨物語感想
餓鬼の田・フーグ・白鳥の歌・こっくりさんの4編。ゾワッとするけど怖さはさほど…。フーグの作家の最期は気の毒、こっくりさんは人間の闇を感じた。
読了日:02月28日 著者:貴志 祐介

読書メーター

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする