そらいろのロボット

2005-08-26 23:00:27 | 
21日の分にちょこっと書いた、たこるくんの絵本。
正確には『たこるくんとタコベエのえほん2 そらいろのロボット』といいます。

こんなの↓です。


1の‘あたたかいこおり’と同じく、たこるくんとタコベエに新しいお友達ができる話なのですが

以下ネタバレ注意

本屋でパラ見した段階でやばかったんですよ。

たこるくんとタコベエが道端に棄てられてたロボットを拾って直す…と、いきなりロボットが動き出して一緒にお掃除したりお洗濯したり。
飛んでいったタオルを追って、空を飛ぶんですがその楽しい時間からうってかわって竜巻にぶつかる展開。とっても厭な予感じゃありませんか。

いやー!このままここで読んでたら絶対泣く!って慌てて買って帰ったんですけど。
おうちで1度読んで、やっぱりうるるんとしちゃったので、こんな悲しすぎる本は封印じゃー!って、袋にいれちゃいました。

本来ならそのまま本棚の奥底に埋もれる予定が、たこるくんが東京に来てくれるって言うからさ~、舞浜のねずみー王国のように(みっきーまうすのサインもらえるの知ってますよね?)たこるくんのサインもらえないかな~って野望の所為で再び日の目を見ることに。
『あたたかいこおり』がすぐ出てこなかっただけなんですけど、何が幸いするかわかりませんね。
たこるくんのサインは駄目でしたが、作者さんのサインを貰っちゃいましたよ。

イベントではアナウンサーさんのさすがプロ!の朗読で、どこで自分がひっかかるか、ものすごくよくわかりました。
それだけじゃなく一人で黙読してるときには気にならなかったところで、泣きそうに…プロってすごい。

最初の捨てロボットって段階からチクチクきていて、更にお空の上でロボットのソラジロウ(たこる命名)が「壊れていた間、一人で空を見ていた。空は自分のそばにいて優しく見守ってくれてた」って身の上話をするんです。捨てられてたのを恨んだり悲しんだりしないんだよ、なんて好い奴!
「だから今度は自分が誰かのそばにいたいって思った」ってそんな健気なことを言うソラジロウは結局竜巻の所為で、たこるくんとタコベエを優しく見守るお部屋の中のソラになっちゃう.…と2段構えの涙構成で。。。あー、いかん。書いてて泣けてきますー。

「あたたかいこおり」のコリオくんも最後たこるくんとは別れることになるんですけど、そんなに淋しくなかったんですよ。
でもね、ソラジロウはせっかく直ってこれからっていうときに~とか、たこるくんたちを守れたんだから彼としては本望なのかとか、ジタバタしたくなるものがあってですね。
何度も繰返して読むうちに、どんどんソラジロウに感情移入してしまうのですよぉ。
こんな可哀相な目に逢わさなくてもいいじゃんかよーと未だに釈然としない思いを抱えつつも
人を思いやる気持ちは大切だなぁ。やさぐれちゃいかんな~と自分の日頃を反省できるので、封印は無し。

さらに、皆様へ思いっきりオススメです♪

関東の小さい本屋じゃ多分無理だと思う(うちの近所は全滅)のでおっきい本屋かあまぞんさんで見つけてくださいね

コメント
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