「帝国オーケストラ ディレクターズカット版」

2008-12-02 00:36:07 | 映画2008
ベルリン・フィル創立125周年記念上映。
ヒトラーの政権下、どんな状況でどう考えていたのかを
当時の団員やその家族の証言と演奏シーンで繋いでいきます。

レニもそーなんですけど。
ナチスって文化的なことをプロパガンダに使うのがものすごく上手だったんだねぇ。
あの時代にあれだけの水準の演奏ができるのは、やっぱりナチの庇護下に
あったからで。
お互いの利害関係が一致してるからこそ、その向こうに見える世界に目を瞑っちゃうんだろうなぁ
とそんなことを思って見てました。

ただ、この作品は。
その政治的な影響の責任をどうこうするわけでもなく、人としてどーよ?と責めるわけでもなく
こーいう事実がありました、と冷静な(案外優しいのかも?な)視点で捉えていきます。

団員たちの気持ちはわかるよな~。
もし自分が当時の団員だったら、若干の罪悪感は感じてても
やっぱり一心不乱に弾いちゃってるもんね。
それが特権だってわかっててもねぇ。

そーいう時代だった、の一言で片付けるわけにはいかないのはわかってるので
。。。なかなか難しいなぁ。


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