骨董市の後、松坂屋美術館で開催中の「ミュシャ展」に行ってきました。今回の名古屋訪問はこれを見るためです。
雨が降っていたので、骨董市を先にしちゃったけど、おかげで閉館まで、時間を気にせず、じっくりゆっくり見られます。
「マルチ・アーティストの先駆者」展は、去年の夏頃に九州でやってたんですよね〜。堺のアルフォンス・ミュシャ館(美味しいミュシャ、楽しい企画でした!)をググっていたら広告が流れてきて、さすがに九州は遠いと思いつつも気になっていました。
私が今までに見ているミュシャの展示って、多分、ドイ・コレクション系列(だと思う)ですが、今回はチマル・コレクションという別ルート、知らないものがきっとあるに違いない!!!
後で、あの時に見ておけば良かった〜と後悔しないために、時間とお金の算段をつけました。
松坂屋美術館は初めて行きましたが、松坂屋南館の上の方にあって、その一角だけゴージャスな造り。
スタッフさんたちも親切です。
今回は、ほぼほぼ撮影okの太っ腹企画です。ありがたや〜。
第一章は挿絵画家としての出発
雑誌の挿絵やら雑記の表紙のイラストやら。
見たようなのも、初めて!!、もありました。
第二章はポスターと装飾パネル
ミュシャと言えば、やっぱりポスターが入口かな、と思います。
たくさん並んでる(一番上の写真)と嬉しいです。
第三章は生活の中のデザイン
香水瓶やら扇子やら。女性の装飾品がいろいろと。
お菓子のパッケージもたくさんありました。
第四章はプライヴェートな生活の記録
今回、これを見るために来たんだな、と思ってしまったテーマ。
↑の写真は学生時代のノートですが、手紙や家族の写真など資料写真とは違って、生身のミュシャを感じられるものが出品されていました。
最後の第五章は唯一無二のオリジナル作品ということで、油彩画、水彩画、素描、印刷物の原画など、宝物のような展示。
額縁もミュシャのデザインの油絵。ひなげしはミュシャが好きだったお花のようです。他にも何回か出ていますね。
肖像画の枠にもミュシャな装飾があったり。
見たことがないものがありすぎて、何を特筆すべきかわからない〜。
図録によると、チマル・コレクションはズデニェク・チマル博士のコレクションだそうです。博士のご両親及び祖父母が購入された作品でスタートしたそうで、公開されたのは2009年チェコのブルノでの展覧会が最初。
日本では2013年、2017年に巡回展があったそうです。そして、どちらも横浜までは来ていた…見落としてましたね。
否、「ミュシャのために横浜か、遠いよね」と思ったんだろうな。2017年って国立新美術館でスラブ叙事詩の展覧会があった年で、それでお腹がいっぱいになっちゃったのかな。
横浜、名古屋より全然近いよ。ちゃんと見に行って、私(笑)
今回は横浜巡回は無く、名古屋の後は熊本、天童、三重でおしまい。
思い切って、来てみて良かったてす。ミュシャ、まだまだ知らないものがたくさんある〜。そして、見てないものは、やっぱり見たい。
今後も、ちゃんとアンテナを張っておこう。
(名古屋の話3へ続く、多分)