皇居三の丸尚蔵館に初めて行ってきました。
東御苑には、緑の桜が見たくて、何度か行っていますが、前は改装中で入れず、リニュアル後もなんとなく素通り。
日曜美術館のアートシーンのコーナーでちらっと映っていた『雪月花(上村松園)』三幅対が見たくて行ってみましたよ。
上村松園が20年以上かけて完成させた作品だそうです。
花も月も雪も、繊細で華やかで、美しい。日本の美ですね。
もう一つの目玉は伊藤若冲。
国宝「動植綵絵」のうち『梅花皓月図』
月の前にドーン!っと梅。
写真では分かりにくいのですが、古木のようで苔?別の草?が生えているようです。そんな大きな梅の木は見たことがないなあ。
迫力満点で格好良いです。
鑑賞者さん同士で話していたのがきこえたのですが、この絵の中に芋虫が居るらしい…。
「ここです」ってスマホの画面を見せていたけど、私にはわからなかった。居たら可愛いと思うんだけど、残念。
個人的に気に入ったのは
川合玉堂の『雨後』
虹が好き、なだけでなく、雨上がり直後の空気が感じられますよ。
虹が好き、なだけでなく、雨上がり直後の空気が感じられますよ。
なんとなくターナー。
人物がちょろっと居るところも、よりターナーっぽい。
そして、三の丸尚蔵館の学芸員さん、センスが良いかも?と思ったのが
藤井浩佑の『夕月』
夏の夜なのかな?薄物を着た女の人が空を見上げてる…のでは?な場面。
視線の先に月が。
あんな月が登っていたら、そりゃあ見るよね。
こちらもお気に入り。
『安宅切本和漢朗詠集』
絵や彫刻だけでなく、書も日本の美ですね。
文字はもちろん、紙もとても綺麗です。
和漢朗詠集…知識が足りないのですが、花鳥風月の歌が書いてあるに違いない。
おまけ今年の大河ドラマを見ててもそうですが、せめて百人一首くらいは覚えておけば良かった…。
今からでも遅くない?否無理。積み重ねていける気がしない(駄目駄目)
基礎知識って大事ですね。若いうちにやっておくべきでした(と、今回は反省したところで終わる)