3月11日午後3時過ぎ・・・会社の工場内で作業している時だった。身体がゆらゆらして、目眩?かな?ここのところ毎日3時間残業・・・休日出勤で本当に疲れているし・・・しばらくじっと一点を注視して異変を確認していた。 天井を見ると蛍光灯がゆらゆら大きく揺れている。 あれ?自分の体調がおかしいのではなく、これは地震なんだ!と気づいた。 これまでに経験した地震とはちょっと違っていて、地震とは気づくことがすぐにはできないほどにゆっくりと大きく横揺れする地震。 一旦収まってからまたしばらくしてからもう一度揺れた。 その時はほとんど感じることは無かったが、蛍光灯が揺れているので、また揺れたんだと気づいた。
帰宅したのが21時30分。 TVを観ると全てのTV局が緊急報道番組。 東日本大震災・・・。 津波が空港、民家を飲み込んでいく生生しい映像を報道してました。 ここ、愛知県ではゆらゆらとしか感じなかった地震。 まさか・・・これほどの大震災だとは想像すらできませんでした。 阪神淡路大震災の時もそうでしたが、ここ中部地方にはまだこれほどの地震が起きてないことを思うと、この先、いつ発生してもおかしくない地区だけにぞっとします。 M8.8(震度7強)の地震が来たら・・・たぶん、この家は倒壊するでしょう。 築30年近いこの家は耐震設計にはなっていないし・・・。見た目は綺麗(3年前には外壁、屋根を葺き替え、ドア、雨どいの交換してリホームした)でも、基礎、躯体は30年前のままなので、地震には弱い家であることは間違いない。 それを考えるとさすがにぞっとします。
幸いにもこの場所は海には違いけど、かなりの高台なので、数十メートルの津波でも問題ないと思いますが、それでも不安もあります。
今回の大震災はおそらくかつて無い規模での被害と死者、不明者が出るでしょう。 日本のようにいつでも地震が起きてもおかしくない国に住んでいることは、こうした状況が明日にでもあるかもしれないと覚悟している必要があるのでしょうね。 突然の天災に対しては防御することがほとんど出来ないと思い知らされた気がします。 原発にしても、耐震への信頼が失われた結果となり、さらに大きな事故の可能性もあることなどから、原発だけではなく、火力発電や水力(ダム)など、ライフライン施設の安全性基準は120%どころか、200%以上の耐震設計が必要な施設だと痛感します。
いずれにしても、今回の大震災はただただ呆然とする以外には言葉がありません。 被災したすべの人々にこれ以上の災害が起きないことを祈るばかりです。