ポルトガルの旅の寸描を中断していたが、終わりまで書こう。ボルトからブラガ、ギマランイス、アベイロ、コインブラ、ブサコ、パターリャ、ナザレ、アルコバサ、オビドス、エヴォラと南下して最終地リスボンまであとわずかとなった。エストレモスの宿泊場所は、ディニス王や王妃イザベルの住んだ城を改装した「ライニャ・サンタ・イザベル」で、17,18世紀のたたずまいを残す人気のボサーダでした。今にして思えば、バスが城門に入れないので、徒歩で2,3百メートルなだらかな坂道をホテルまで歩るくうちに、かなりの息苦しさを感じたが、そこで発症していたらと考えるとぞっとしてしまう。