皆様おはようございます。
今朝もすっきりと晴れた朝になりました。
寝起きにエアコンを付けたのですが、布団から出ると暖房ではなくドライになっていました。
ちょっとまだ寝ぼけているのでしょうか。
今日は、昔実家で買っていた犬、ラッシーについて書きます。
ラッシーは柴犬の血が濃い感じの雑種犬でした。弟が同じ団地の家からもらってきました。
小さいうちから弟はかわいがっていたのですが、結婚して家を出ることになり、ラッシーは実家に置いていくことになりました。
その頃は、まだ父が散歩等の面倒を見ていたのですが、数年すると父も視力が悪くなり、散歩には連れていけなくなって行きました。
私も実家に行った折、時々散歩に連れて行ったのですが、弟がいなくなってしまったので人が心底信用できなくなってしまったのか、
突然、後退して首輪を抜いて逃げ回る癖がありました。
車が走る車道に出たりすることもあったので、けんかしたり、怒ったりすることもありました。
けれど、付き合っているうちに、ラッシーは散歩さえ毎日連れてってくれれば、番犬の仕事をしながらおとなしくしていることがわかりました。
散歩でマーキングしたり、落し物を落としたりすることを済ましたいのが第一のようです。そのために我慢しているようにも見えました。
小屋の周りでするのは嫌ですものね。
それからは、極力実家に行った時は散歩に連れて行くようになりました。
散歩に行きたいときだけは「ワンワー(散歩ー)ワンワー(散歩ー)」と鳴きます。
そんなラッシーも歳を取って、だんだん筋肉など衰えていきました。けれど、散歩は大好きで必ず呼び出してくれました。
五年前、震災の年。仕事が忙しくなって、なかなか実家に帰れなくなりました。
3か月くらいして実家に帰り、ラッシーの所へ行けました。
小屋にいるのですが、しばらくボーっとしています。もう眼もほとんど見えないし、鼻も利かないようです。
けれど何かの感覚で突然はっとして、よろけながら散歩に誘ってくれました。
いつものコースを進むと、若い柴の牝犬を連れた女性と会いました。ラッシーは爺なのにその子の鼻のにおいをかいだりしているので、
「かわいい犬だねえ」と言ってささみチップをくれました。食欲もなくなってエサも残しがちでしたが、これは喜んで食べました。
200mほどのいつものコースをまわってきました。その散歩で私は悟りました。もう、ラッシーは長くない。
ラッシーは犬ぞりが引けそうなくらい力が強く、いつも自分の力を主張するようにぐいぐい引っ張っていました。
その手ごたえが、その日初めてありませんでした。
何週間かして、ラッシーは天国へ行きました。天国では思う存分走りまわって欲しいと、その時思いました。
その最後の散歩へいっしょに行けたので、未練や悲しさは、あまりありませんでした。
むしろ、それからはラッシーが近くで守ってくれているような気がしています。
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話は変わりますが、この犬のおやつ。パッケージのネタがとても好きです。
いろいろあるのですが本当に面白いです。店頭にあるといろいろ見入ってしまいます。
これは弟分のモモに、じき持っていこうと思います。
今日は、最後の散歩について書きました。
それでは、皆様良い週末を。