ⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩ「河 河流」を観る聴く、
台湾の街中、デパートの前の登り降りのエスカレーター、主人公が登っていく、下りのエスカレーターの娘、気付いて呼びかけて、降りきって登ってくる娘、久しぶり、無職の主人公、駄目青年、時間があれば一緒にと誘う娘、バイクの疾走、素晴らしい、背景の街、車の娘、呼びかける娘、主人公は招かれて車に、撮影現場、どぶ川でのロケの撮影、スタッフの背景には見詰める人々、人形の死体を浮かせて、流れさせようと、どうも旨く行かない、カメラマンも納得しない、スタッフを詰る監督、繰り返し、旨く流れない死体、これがこの映画のテーマ、だが、死体とは、肉体とは、流れとは、人形とは、撮影とは、作り事、現実、リアルとは、始まりの少女はスタッフの一員、昼食のお弁当を運んできた、主人公も招かれて、誘われるままに、撮影の隙を見て語りかける娘、監督はすかさずまずは昼食と、お弁当を食べる女監督、横に座って、つまらなそうに食べる主人公、野良犬にお弁当の飯を放りながら、語りかける監督、泳げるかと、川に入ってみないかと、汚いと主人公、洗えばと、こうして笑みの監督、受け入れる主人公、曖昧に受け入れる駄目青年の主人公、かくて主人公が裸に、汚れた川の中、顔を埋めて、そのままと、撮影、流れて、見事に撮影終了、汚れた川からホテルに連れられて、シャワーを浴びる主人公、匂いが、気になって、改めてシャワー、そこに戻ってくる娘、ドアの前、何故か躊躇って、ファーストフードを手にして戻ってくる、食べる二人、洗面所の娘、トイレを使うから灯りを消してと娘、ベッドの二人、主人公に積極性がない、何処までも、受け身で、ベッドの人物、そこにいやらしい中年のはげ男、寝ている人物に、タオルを体に掛けている人物に、手を出して、体に触れて、撫でる、拒まれて、出ていく、なんと起き出したのもまた、中年の髭の男、ベッドの人物は、前のシーンの若い二人の一人かとも見えていたが、此処はどんな場所なのだ、髭男は、買い物して帰り道、そこに主人公がバイクで、すれ違って、壁に衝突、戻る髭男、如何したと、バイクを起こして、走り出す主人公、一人部屋で食事の男、部屋には水漏れが酷い、修理工を呼んでも余りに酷くて、廃墟から、受けのビニール製の板を探し出して、受けに遣うのだ、此処には、再開発の街の姿が、中年の女、ミニスカートで、仕事の最中、終えて外に、車で待つ男、夜の繁華街を車は走る、女は主人公の母親、事故故か、首を痛めた主人公、母は一人部屋で、いやらしいビデオを笑みながらで見詰めるばかり、女は、いかがわしい宗教の世界に、何やら手にして、椅子だろうか、机をその脚で叩いて発する神のお言葉、聞き入る女と仲間たち、家では、雨漏りの部屋の男が外に、すると主人公が首を痛めて寝ている、男は主人公の父親なのだ、かくて、三人の家族である事が判明するのだが、なんとも、荒んだ家族、一人一人、父親はどんな仕事をして居るのか、母は確かに、ウェイトレスだろうか、店で働いている、主人公もまた無職、湿布薬を買ってくる主人公、母が手当、一向に、良くならない、かくて医者に、注射するのだが、効き目はない、按摩も駄目、痛みは酷くなるばかり、首を傾げてバイクで、また壁に衝突、またしても父の横で、父親の前で横に成るのは、ラストの伏線か、父はバイクの後ろに座って、首を支えて、主人公の運転のバイク、治療に回るのだが、治癒しない、父は繁華街のガラス面の店で、座っている、何の集まりか、他の日、ガラス面の外側の路地に現れる少年、此処は、男たちの待ち合わせ場所だったのだ、少年は、男の気を惹く、歩き去り、戻り、見詰め、男は誘われて、外に、二人の見つめ合い、どちらともなく、同じ方向に歩き出し、ベッドに、裸に、弄る二人、だが、少年のリードで、男が手を出すと、拒まれて、遊戯、セックス、売春、何時までも直らない主人公の首、父親と二人、列車に、祈り、お告げまで、待てと、ホテルに、電話しても、今日は駄目だとばかり、何時になったらおつけがあるのだろうか、家のソファーに寝る主人公、そこに母が、戻って、ファーストフード、つまむ母、苛立ちの主人公、そんな息子に、覆い被さり、愛撫する母親、母の満たされない思い、息子を求めて、主人公は、首の痛みのママに、いかがわしいホテルの中に、前に父親が寝ていたベッドのホテルでは無いか、廊下では、相手を求めて、歩き回る男たち、ドアを開け、見詰め、閉め、次の部屋に、主人公は空きの部屋に寝転び、待つ、主人公はこんな暮らしをしてきたのか、男娼、父親だって、こうして生きてきたのでは無かったか、そこに、入ってくる男、後ろから、なでさすり、愛撫して、股間に手を伸ばす男、悶える二人、果てる主人公、灯りの下の男、父親では無いか、ベッドには己の息子が、怒りではたく父親、だが、己をはたいているのでは無いか、部屋のベッドの父親と息子、電話する父親、今日もお告げはないと、家の中では、水浸し、母親は、上の階に上り、流しに詰まったタオル、溢れる水を見つけて止めるのだが、誰の仕業、壊れていく、家族が、住まいが、これこそが、現実の、死体の流れ、廃墟が、死体が、死体たちが、旨く撮れたろうか、なかなか見事に撮れました、こんな部屋に、わたしもまた、住まっているのだ、まさに死体として、
台湾の街中、デパートの前の登り降りのエスカレーター、主人公が登っていく、下りのエスカレーターの娘、気付いて呼びかけて、降りきって登ってくる娘、久しぶり、無職の主人公、駄目青年、時間があれば一緒にと誘う娘、バイクの疾走、素晴らしい、背景の街、車の娘、呼びかける娘、主人公は招かれて車に、撮影現場、どぶ川でのロケの撮影、スタッフの背景には見詰める人々、人形の死体を浮かせて、流れさせようと、どうも旨く行かない、カメラマンも納得しない、スタッフを詰る監督、繰り返し、旨く流れない死体、これがこの映画のテーマ、だが、死体とは、肉体とは、流れとは、人形とは、撮影とは、作り事、現実、リアルとは、始まりの少女はスタッフの一員、昼食のお弁当を運んできた、主人公も招かれて、誘われるままに、撮影の隙を見て語りかける娘、監督はすかさずまずは昼食と、お弁当を食べる女監督、横に座って、つまらなそうに食べる主人公、野良犬にお弁当の飯を放りながら、語りかける監督、泳げるかと、川に入ってみないかと、汚いと主人公、洗えばと、こうして笑みの監督、受け入れる主人公、曖昧に受け入れる駄目青年の主人公、かくて主人公が裸に、汚れた川の中、顔を埋めて、そのままと、撮影、流れて、見事に撮影終了、汚れた川からホテルに連れられて、シャワーを浴びる主人公、匂いが、気になって、改めてシャワー、そこに戻ってくる娘、ドアの前、何故か躊躇って、ファーストフードを手にして戻ってくる、食べる二人、洗面所の娘、トイレを使うから灯りを消してと娘、ベッドの二人、主人公に積極性がない、何処までも、受け身で、ベッドの人物、そこにいやらしい中年のはげ男、寝ている人物に、タオルを体に掛けている人物に、手を出して、体に触れて、撫でる、拒まれて、出ていく、なんと起き出したのもまた、中年の髭の男、ベッドの人物は、前のシーンの若い二人の一人かとも見えていたが、此処はどんな場所なのだ、髭男は、買い物して帰り道、そこに主人公がバイクで、すれ違って、壁に衝突、戻る髭男、如何したと、バイクを起こして、走り出す主人公、一人部屋で食事の男、部屋には水漏れが酷い、修理工を呼んでも余りに酷くて、廃墟から、受けのビニール製の板を探し出して、受けに遣うのだ、此処には、再開発の街の姿が、中年の女、ミニスカートで、仕事の最中、終えて外に、車で待つ男、夜の繁華街を車は走る、女は主人公の母親、事故故か、首を痛めた主人公、母は一人部屋で、いやらしいビデオを笑みながらで見詰めるばかり、女は、いかがわしい宗教の世界に、何やら手にして、椅子だろうか、机をその脚で叩いて発する神のお言葉、聞き入る女と仲間たち、家では、雨漏りの部屋の男が外に、すると主人公が首を痛めて寝ている、男は主人公の父親なのだ、かくて、三人の家族である事が判明するのだが、なんとも、荒んだ家族、一人一人、父親はどんな仕事をして居るのか、母は確かに、ウェイトレスだろうか、店で働いている、主人公もまた無職、湿布薬を買ってくる主人公、母が手当、一向に、良くならない、かくて医者に、注射するのだが、効き目はない、按摩も駄目、痛みは酷くなるばかり、首を傾げてバイクで、また壁に衝突、またしても父の横で、父親の前で横に成るのは、ラストの伏線か、父はバイクの後ろに座って、首を支えて、主人公の運転のバイク、治療に回るのだが、治癒しない、父は繁華街のガラス面の店で、座っている、何の集まりか、他の日、ガラス面の外側の路地に現れる少年、此処は、男たちの待ち合わせ場所だったのだ、少年は、男の気を惹く、歩き去り、戻り、見詰め、男は誘われて、外に、二人の見つめ合い、どちらともなく、同じ方向に歩き出し、ベッドに、裸に、弄る二人、だが、少年のリードで、男が手を出すと、拒まれて、遊戯、セックス、売春、何時までも直らない主人公の首、父親と二人、列車に、祈り、お告げまで、待てと、ホテルに、電話しても、今日は駄目だとばかり、何時になったらおつけがあるのだろうか、家のソファーに寝る主人公、そこに母が、戻って、ファーストフード、つまむ母、苛立ちの主人公、そんな息子に、覆い被さり、愛撫する母親、母の満たされない思い、息子を求めて、主人公は、首の痛みのママに、いかがわしいホテルの中に、前に父親が寝ていたベッドのホテルでは無いか、廊下では、相手を求めて、歩き回る男たち、ドアを開け、見詰め、閉め、次の部屋に、主人公は空きの部屋に寝転び、待つ、主人公はこんな暮らしをしてきたのか、男娼、父親だって、こうして生きてきたのでは無かったか、そこに、入ってくる男、後ろから、なでさすり、愛撫して、股間に手を伸ばす男、悶える二人、果てる主人公、灯りの下の男、父親では無いか、ベッドには己の息子が、怒りではたく父親、だが、己をはたいているのでは無いか、部屋のベッドの父親と息子、電話する父親、今日もお告げはないと、家の中では、水浸し、母親は、上の階に上り、流しに詰まったタオル、溢れる水を見つけて止めるのだが、誰の仕業、壊れていく、家族が、住まいが、これこそが、現実の、死体の流れ、廃墟が、死体が、死体たちが、旨く撮れたろうか、なかなか見事に撮れました、こんな部屋に、わたしもまた、住まっているのだ、まさに死体として、