SASHIY エイガニッキ

メモ書きです、遊び心です、それでも、力です、どこにも、どちらにも、収まりつかない、思いです、可能性です、

SASHIYエイガニッキ

2021-10-06 10:23:45 | 日記

ⅭⅤ「神田川淫乱戦争」を見る、聴く、  
 夜の街、アパート群の灯り、少年がフルートを吹く、何を求めて、癒し、街中の川、冴えないどぶ川、アパート、マンションの谷間に、裸のカップル、抱き合い、絡まりあい、抱き起こす男、倒れこむ二人、反復、男のやる気、娘の倦怠、疲れ、尻を向ける主人公、股間に顔を埋める男、朝、ベル、仕事に出ていく男、スーツ姿、同僚なのだろうか、今日も休むのかと、裸のままの娘を諭す男、だが、平気な娘はまた、男に絡みつく、仕事帰りの男、川、谷間、始まりの娘の部屋の隣には、黒い衣装の姿暗い部屋、赤い衣装の主人公は窓の外を覗く、川の反対側のマンションの一室、浪人の少年、壁には、受験勉強の張り紙、そして、母、なぜか、パリ、セーヌ左岸の文字も、しかし、二人の関係はおかしい、全ては母に支配されて、采配されて、なんと母は、少年の前で胸をはだけて、胸をしゃぶらせる、双眼鏡で覗く主人公、隣の娘に無線、灯りを消して外を見ろと、かくて二人は向かいの様子を見つめる、抱き合う母と少年、手も出さずにひたすら舐める少年、これはいかんと、何とかしなくては、救出しなくては、川を渡りマンションに、しかし、警備員に追いだされて、簡単にはいかないのだ、戻ったスーツ男と隣の娘の抱擁、一体、彼らの関係は、恋なのか、遊びなのか、仕事は、全てが曖昧、繰り返される、こんな日常、娘のアップ、正面のショット、誰を、何を見ている、カメラを、彼方を、可愛い二人の娘、母の買い物の隙に、川に、そして、連れ出そうと、戻った母は、川の中に、飛び込み、大騒ぎ、諍い、殴りあい、絡まり、母は、なんと、川に在った板、筏だろうか、乗せて、流してしまう、二人、かくて、主人公と少年、部屋に連れ込んで、裸、抱き合う二人、これまでも、ベッドから、落下する、人物たち、絡まり、回り、落下、ベッドから、ラストには、マンションのベランダだろうか、主人公と少年は、裸になって、抱き合い、求め合い、重なり、回る、そして、ベランダの手すりに、なんと、二人の勢い余ってか、手すりが落下してしまう、しかも少年はそのままに、川に落下していく、主人公はしきりに、部屋から、要らないものたちを投げ捨てていた、ごみの川、どぶ川、そして、今、落下した少年を見つめ、さて、己は、一人裸で、次なる、獲物を求めるか、裸のライオンのごとく、だが、主人公は、彼方を見つめ、背景の空、仰角のカメラ、勝利の叫びと思いきや、己もまた、どぶ川に落下していくのだ、心中、自死、赤い衣装と黒い衣装、アナボルか、ブルジョア一家、マンションを撃ったか、だが、主人公たちもまた、冴えない、ブルジョアお嬢さんたちに過ぎないのではないか、眠い、疲れた、彼との絡み、そして、川の彼方の少年と母、そして、正面を見るショット、視線の強さ、覚悟、可愛さ、美しさ、青年との曖昧な関係、彼もまた、何を求めているのか、危うい関係、音楽、リズミカルな、コミカルな音楽、深刻な、言葉以上に、音楽で、人物を表見する、だが、この音楽は、人物を、表現しているのだろうか、たまたま重なってあるばかりで、人物たちの、思いとは、裏腹かもしれない、だから、始まりの、フルートも、本当に少年の、奏でた音楽とは限らないのだ、人物、姿、言葉、背景のビル、川、音楽、色彩、これらに、意味を持たせることなど出来まい、全てが、曖昧に、危うく、絡まってあるばかり、そして、この絡まりこそが、一つの権力なのだから、これら総体を背負い、生きること、覚悟、飛び込んて行くこと、ごみ溜に、ラストは、川に飛び込んだのだ、ごみの中に、現実の死から、始まりだ、さてさて、始まるかな、始めようかな、さてさて、さてさて、

 


SASHIYエイガニッキ

2021-10-06 10:21:06 | 日記

ⅭⅣ「わたくしといふ現象は仮定された有機交流電燈のひとつの青い照明です」
「禁断の園 ザ・制服レズ」1992を見る、聴く、  
 学校のテストの最中、女教師の真上の蛍光灯の、ぼんやりとした点滅、見詰める女教師、そして、見詰める正面のショット、切り替えされて窓際の少女、淡い点滅は終わりの始まり、もはや、輝けないままに、田園、山、緑、木造校舎、滑り台、教師に見詰められていた主人公と、同級の少女、音楽室、ピアノの前で、抱き合う二人、美しい二人、白い下着姿、制服を脱がし合って、白い下着が露わに、胸が、尻が、未だ、若く幼い体、胸、尻、ぴちぴちとして、互いに舐め合って、悶え合って、可愛い二人、これまでも、愛し合ってきたのだろうか、そんな帰り道、付き上がった、男の逸物のような黒い山、緑の中、岩、神、教室の中、テストの最中、苦しみトイレで吐く女教師、連れだっての主人公、もう大丈夫戻りなさいと教師、どうせ出来ないからいいのと少女、こうしてあの音楽室か、映写機が運ばれ、スクリーンがセットされ、女教師の高校生のころの映画、仲間たちと撮った映画、少年、少女、傘、連れだっての二人の前に現れる今一人の少年、殴り合い、が、そこに仲間たち、教師までやって来て、二人の前に現れた少年はリンチ、消える仲間たち、教師、一人現れた少年は傘と共に落下して行く、高見から、見詰める視点、二人の少年が落下して倒れている、血まみれ、この映画を見詰める三人、レズの少女二人、そして女教師、今妊娠して居る女教師、帰り道、主人公と女教師、自転車の少女、女教師を誘った少女、女同士の世界は主人公の方が知って居るか、経験が、裸に、抱き合う二人、その帰り道、誘う少女、主人公、このまま一緒に、行こうと、何所にと教師、理解していない、飛び出せない、逃げられない教師、果たして、主人公は、街中に、飛び出して、男と同棲、町工場で働く男、男は部屋の中で主人公が他の男と抱き合っていても動じない、労働、セックス、ロシアの入れ子形の人形、爆弾、河を渡る鉄橋、爆破、男はテロリスト、主人公の娘は利用されているのか、弄ばれているのか、恋して居るのか、判らないままに、教師は、不安で、主人公を追い掛けてくる、街中、再会、川沿いの土手、バイクの男、走り去る主人公、如何とも出来ない女教師、子供を堕ろしてしまった教師、今身ごもっている主人公、男と主人公、後を付ける教師、飛び降り、後を追う、だが、ホームにはだれも居ない、そして、爆破、ロングのガスタンク、このロングの不気味、何時、爆破するか、誰の視線、視点、テロリスト、権力者、街は、狙う側、狙われる側、知って、知られて、巧まれてある、とも、思えるこのロング、此処に、時代のエピステーメーが、見る事、見られること、見詰めること、聞くこと、匂うこと、嗅ぐこと、あらゆる感性の中に、権力が、個人の、社会の、愚かな女教師は、主人公を助けようと、だが、助けるとは何、理解していない教師、密告の教師、走り遁れる男、ロング、取り囲まれて、押さえ込まれて、女教師の腕には、主人公と抱き合ったときに渡された腕輪、主人公の部屋の中、蛍光灯が、始まりのごとくに、点滅、ぼんやりと、だから、始まりの女教師の淡さ、主人公の飛び出しての部屋の淡さ、学校の夜の街灯の淡さ、一方の、画面にはっきりと現れない爆破の炎、鉄橋でも、余りにも柔く、駅のホームでは音ばかり、ガスタンは、果たして、爆破したのだろうか、幻想に過ぎないのでは、テロリストも、余りに、柔い、町工場のお兄さんが、爆弾を作って、憂さ晴らしに過ぎない、主人公は何かを信じたのだろうか、捕まってしまった男、流産した主人公、元のままの学校の教師、主人公の相棒の娘とのセックス、腕輪を見て、それは私が主人公にやったのだと、曖昧な、その場しのぎな、女教師に苛立ち、詰り、去って行く、教師には、威厳はないのか、妊娠した相手の男とは、過去のフィルムの少年たちのごとく、少年たちは果たし合い、血まみれで落下して死して、見詰めるばかりの若い女教師、今もまた、何所に飛び出した、何所にも、戻ってきなさい、夏休みが終わり、戻ってきた主人公、詰られて、だが、レズの二人の少女だが、この二人は、ならば、真に恋していたのだろうか、廊下の主人公、窓の外の相方と語らう男、恋して居た相棒もまた裏切っていないか、教師の過去の映画のごとく、擦れ違い、諍い、落下、反復だ、今また、少女達を誰も、助けられない、勿論テロリストも、勿論、社会も、私も、田舎の黒い、岩、山が、そびえ立つばかり、何も、変わらない、ままに、神ごとくに、岩が、そそり立つ、ままに、