SASHIY エイガニッキ

メモ書きです、遊び心です、それでも、力です、どこにも、どちらにも、収まりつかない、思いです、可能性です、

SASHIY エイガニッキ

2021-06-30 16:36:52 | 日記

ⅭⅠ「裸の拍車」を見る聴く、
  山間、青い空、土色、緑の山、拍車のアップ、そこから、パンアップして、主人公の馬上の姿、復讐に燃えて、追いかける、主人公、若くもない男を見出して、銃をつきつけ、問い掛ける、逃げた犯人の様子を語り、捕らえられた男は、向こうに、足跡を見たと、銃を降ろしてくれと男、どうやら彼は犯人で無い、一人で追いかけるのは大変故に、男を引き込んで、僅かの金で、かくて二人の捜索の旅、その二人の前に現れる兵士、元兵士、悪さ故に、辞めさせられた、女癖、乗り気でない主人公、そこに高みから銃撃、老いた男に援護しろと、岩場の後ろから上るのだと主人公、だが、上手く登れず落下してしまう、そこに元兵士、彼は巧みに体を操って見事に高みに、そこには犯人と娘が、主人公と犯人は曰くが有って、結果として、主人公の知人を殺した、復讐、犯人を捕まえて、縛り、かくて5人の旅に、元兵士は、早速美貌の娘に惹かれて、誘う、犯人に虜にされてしまった娘は、犯人を庇って、だが、余裕の犯人、老いた男には幾らで主人公と話が着いたと、実は犯人には大金が賞金として懸けられていたのだ、主人公に見せられたお尋ね者の書面には、賞金が消されていた、老いた男の困惑、元兵士も、高みの活躍で、当然の権利と、どうやら賞金は、3人で山分けに、主人公は、何か、復讐に燃えて、正義感で追いかけて来ているが、彼だって、所詮賞金稼ぎに過ぎない、農場を経営していた主人公、それが、復讐と言いながら、こんな旅に、出たのは、なぜだ、やはり金か、犯人は、主人公の過去、関係した女のことも知っている、娘は、犯人の虜のままに、元兵士も、如何とも、この様子を遠く見つめる先住民、仲間を連れて、舞い戻り、追いかける、主人公たちは、彼らが狙う理由がないと、安心している、が、そこに襲撃、実は、元兵士は、酋長の娘に手を出したのだ、直ぐに元兵士を追いたてる主人公、だが、間に合わない、銃撃だ、主人公も足を撃たれ、倒れ、それでも、何とか、先住民の襲撃を納め、彼らは皆殺しだ、酷いもんだ、元兵士が全く持って悪いのに、やっと乗馬したが、倒れこむ主人公、魘される主人公、優しくいたわる娘、何事か、過去を、魘されて、語る、この言葉を聞いて、娘は、主人公の、心の声を聴く、労りの中、次第に、二人は惹かれ合って、なんで、あんな犯人といるのだと主人公、犯人の真実を知らない娘、虜にされて、騙されて、愚かな情婦に、全てが終わったら、一緒に、カリフォルニアと、未だ、判断のつかない娘だが、心揺らいで、犯人は穴倉の中に逃れようと、怪我していながらも、必死に追いかけ捕まえて引きずりだす主人公、だが、戻された犯人は、老いた男に巧みに語らい、娘をも連れて、3人で逃げ去る、銃を奪い、老いた男をあっさり殺してしまう、この様子に、娘は動揺、犯人は、殺し屋に過ぎないのだ、これまでの、言葉とは裏腹、騙されてきた、そして、高みにまたしても、待つ、追いかけてきた主人公、そして、元兵士、高みの下には、老人が撃たれて横たわったままに、狙う、犯人の銃弾、かくて、また高みに登る、主人公と元兵士、主人公と犯人の取っ組み合い、拍車を手にして、犯人を刺す、落下、犯人は川の中に、元兵士は、あくまで賞金のために、死体を引きずりあげようと、ロープを投げ、伝い死体のもとに、だが、流される、誰が流された、主人公が引き上げたのは、犯人、手元に犯人の死体が上がり、流されたのは元兵士と判る、こうして、残された二人、主人公と娘、死体を馬に乗せて、死体などは、もうよいと云っていながら、結局、賞金目当てか、馬に乗せ、見つめる娘、俺は、やはり、駄目な、賞金稼ぎなのだ、犯人同様、俺なんかについてくるなと主人公、見つめる娘、見つめる主人公、悲しみ、絶望、希望、そして、抱き合う二人、西部で、ともに、こんな地獄を生きてきた、だが、もともとは、平和な暮らし、恋を求めていなかったか、老いた、殺された、この年にになるまで独り者の老人、女癖の悪い元兵士、殺し屋の犯人、駄目男たち、そして、そんな男たちの中で振り回されるしかない、娘、土地と金と、欲望と、この空回りの中、二人は、やっと、辿り着いた、二人の世界、始まりだ、山間を抜け、大地に向かって、歩みだす、しかし、果たして、まだまだ、先は遠い、そして、先住民達は、見詰める遠く離れて、アメリカ人達の仕業を、神のごとくに、虐殺されながらも、

 


SASHIY エイガニッキ

2021-06-01 17:12:01 | 日記

C「少女ムシェット」を見る聴く、
  始まりは一人の疲れた母親、子供たちが居るから、未だ死ねないと、密猟、林の中、見つめる男の視線、枝を折り、わなを仕掛ける男、手の仕業のアップ、顔も分からず、誰の仕業なのだろうか、見つめる人物とは、そして、鳥が罠にかかり、暴れ、騒ぐ、だが、鳥が掛ったのは、誰の罠なのだろうか、助ける始まりの男、飛び立つ鳥、その様子を見ている今一人の男、去っていく男、始まりの男は屋敷に、まただとばかり、密猟の男のことも知っているのだろう、屋敷の夫人、母だろうか、だが、己でも、わなを仕掛けていなかったか、去っていく男の姿を見つめる、通学の主人公、少女たち、主人公の視線はこの罠仕掛けの男に、関係は、判らない、ぼんやり男を見つめていたから、木靴の主人公は遅れて教室に、厳しい女教師、冷たい視線の同級生たち、音楽の授業、歌わない主人公、女教師はピアノの前に、連れ出して、顔を鍵盤に押しつけて、歌わせる、一人歌う主人公、だが、最後の音がいつもずれて、怒りの教師、元の位置に戻って歌が、続く、賛美歌、学校が終わり、一人道の奥の土手に隠れて、同級生たちに泥を投げつける主人公、背中に、腕に、顔に、相手にせず、冷たく見つめて、去っていく子どもたち、鉄棒の少女、回転、パンツを見せつけて、男の子たちを、誘ってもいるのだろうか、酒場、若い娘、客の罠の男、去った後に、取り締まりの男、彼もまた、娘を求めている、誘っている、手を握って、拒む娘、誰か男がいるのかと取り締まりの男、深夜、密売の酒のトラック、この映画には、ひたすらに、車の喧騒が、繰り返し、走りすぎていく、近代化の音、その近代化とは、これが、テーマ、この映画そのもの、トラックの横を車が走り去る、密売の酒を隠して、車が去ると、酒場に運ばれる、あの娘のいるバー、運び、金を受け取り、酒を飲ませてもらう二人の運び屋、この二人が、主人公の家の部屋に現れる、酔ったか、疲れたかそのままに寝込んでしまう、病で寝ている母、赤ん坊の泣き声、世話する主人公、母はほとんど動けないままに、寝込んだ男こそが、父と思ったが、叔父か、兄か、日曜、鐘が響き渡る、そして、遊園地、主人公はバーで皿洗い、僅かの金を手にして外に、男のもとに、店の男に貰った金を差し出して、僅かの残りの酒を飲み、雑踏の中、座っていた男、彼こそが父親なのだろうか、回転する遊技で遊ぶ人々、子供ばかりではない、大人たちも、金がないから、乗れずに、見つめる主人公、バーの娘が、わなの男と回転飛行の遊戯に乗る、見つめる人々、娘もまた、見つめる、認める、恋、嫉妬、コインを渡してくれる赤ん坊を抱えた夫人、笑みで乗り込み、遊具の中で、回転し、進み、戻り、ぶつかる小型車の遊び、楽しさ、そんな中に、一人の青年が、笑み、主人公も笑みで、ぶつかり、見つめ、時間と成り、終わる、主人公は待ち構える、先に歩きだす青年、後を追う主人公、二人の様子を察したか、先ほどコインを受け取った男が、父が、連れ戻して、叩き、座らせる、青年はすべもなく去っていく、若い二人の思いから、遠く離れて、人々は、噂する、皆見ているのだ、狭い村の中、主人公と青年のことも父親に見られたごとくに、罠仕掛けの男と、監視人と、バーの娘、監視人は、疎かにされたとばかり、苛立ち、不満、翌日の朝か、主人公の家の中、ミルクの用意、母代わりの主人公、学校に、泥濘、木靴、はねを飛ばして、校長か、叱る、帰り、また泥を投げつける、香水を振りまく少女たち、少年たちのバイクに飛び乗る少女たち、走り去る、主人公には、名を呼びかけ、ズボンを下す少年、睨み付ける主人公、笑みの少年たち、皆が去り、取り残されたか、一人、林の中、孤独、木々の中、兎猟の人々、ライフル、撃たれる兎、銃弾の響き、ルノアールのゲームの規則、時が、雨、既に、薄暗く、行き場のない少女、靴が嵌り、水が、座って、水を流す、また泥濘に嵌り、そのままに、こんな靴など、履いて居られない、足かせとしか、自由に、なりたい、座り込む主人公の前に、密猟の男が、そこに監視人の男が、何が起こるのか、互いにバーの娘を張りあっている、駆け引き、殴る罠の男、倒れる監視人、取っ組み合い、かみつく監視人、血を流す罠の男、だが、持ってきた酒がこぼれて、二人して飲み始める、酔っぱらう二人、諍いが、和解に、聞き入る娘、何事か、主人公の前に罠の男が、酔ったままに現れた、何をしていると、林の中の小屋に、連れていき、なくした靴をさがしてくると、火を灯してくれて、優しいのだ、だが、そんな闇の中、遠くで銃弾が、何が、やはり,二人の諍いが、もどってくる罠の男、彼もまた、酔い、倒れ、泡を吹き、卒倒、不安な娘、だが、どうにか、意識を取り戻し、笑み、何事が在ったか覚えていないと、殺したかもしれないと、ここにいたことにと、全ては秘密だと、二人の秘密に、惹かれて、初めて、信用してくれた、聞かれても、嘘でも、助けるための事を言うのだと主人公、男は、信用したか、危ういままに、不安の中、酔ってもいて、泡吹いて、目覚めたばかり、狂気、娘を求めてしまう、欲望、娘を抱いてしまう、拒んでいた娘だが、何所か、バーの娘では無いが、男に、言い寄られて、それこそが恋とばかり、そのままに、己もまた、愚かにも、男の背中に手をまわして、何かを真似て、なにかを感じて、抱きしめてしまう、空回り、恋から遠く離れて、欲求、これは、近代の、近代化の、要望ではないか、部屋に戻って、父は探し求めて、すれ違って部屋に、赤ん坊のミルクの用意、胸の傷、ミルクの瓶で傷に充てて、犯された傷、いや、彼女にとっては、危ういロマン、ミルクを与え、おしめを替えて、寝床に、己もまた、ベッドに、母はうつむいて、浮ついて、目も虚ろ、静かになって、翌朝だろうか、ミルクの買い物、不安気、やってきた小屋は、監視人の小屋、ここでミルクを買うのだ、だが、なんと、恋したと思った男が殺したはずの監視人が、元気なのだ、酔っぱらって、何も覚えていないと、二人の、密約も、何にもならない、嘘も付けない、母の死、使いに行かされる主人公、皆の視線、労り、カフェの夫人が、パンとコーヒーを、だが、胸の傷を見られてしまう、冷たい視線、隠そうと、とがめだて、買い物に来た客の夫人の視線、これまた、冷たいままに、慌てて隠そうとして、カフェのカップを落として割ってしまう、粉々、懐に入れてもらったパンも投げ捨てて外に、他の夫人も、優しく衣装を渡す、葬儀用なのだろう、だが、どこまでも、厳しい、押しつけがましい、説教ばかり、独りごと、彼女の心の声か、実際に発したか分からない、外に、一人、林の中、男がトラクター、手を振る主人公、この男こそ、罠の男ては、恋を夢見た、男、だが、何事も無かったごとくに、走り去るばかり、絶望、あの晩のことは、なんにもなかったとの大人たちの姿、池の傍、天使の衣装を広げて、胸元に、だが、なんと、開いたそばから枝にひっかけて破ってしまう、いいさ、それでも、天使の姿を想い見て、転がり、舞う、坂を転がるごとくに、池に向かって、くるくると、繰り返し、車の疾走、猟銃の響き、転がり、カメラは最後まで追わずに、大木に引っかかった衣装を捕えて、オフで水に落ち込む音、カメラは後から、水面に、静かに、広がっていく、水の輪、だが、自死だろうか、確かに、己を一度消したくて、こんなことで、死して溜るか、死したふりして、飛び出すのだ、どこに、判らない、あんな哀れに死して、悲しみに沈むなどと、見てしまうわたしの愚かしさ、だが、ここから、始まるのだ、真の、戦いが、闘争だ、革命だ、近代化を撃て、家族を撃て、学校を撃て、村を、闇商売の経済を撃て、男も、女も、有ってしまう、作られてしまっている、欲望を撃て、全てが欺瞞だ、近代化という、操られた、裁かれた、存在でしかない、わたしを撃て、