毎回太もも周りを左右3箇所づつ測ってもらっていて、昨日は褒められた!
真ん中を除いて左右差がとても小さくなってきた。
「普通はこんなに戻らない」と。
で、次の段階に進む為に、スクワットのしゃがんだ姿勢で静止すると、先生の顔に「???」が浮かぶ。
右太ももに力が入ってないし、右に重心が上手くかかっていない。
まずはそこを直さないと、スクワットトレーニングをしても意味がない。
そこで、右太ももに重心をかけた時に右太ももに力が入るようになる動作を繰り返す。ところが「???」
普通はその動作をやれば、自然に力が入るはずなのに力が入ってない。
自分では、入ってないという意識は無いのに、触ってみるとフニャフニャで入ってない。
補助を得ながらあれやこれやと、そこに力が入るような運動をやって、ようやく兆しがみえてきたが、かなり厄介。
もう、何年も何年も、そういう力の入れ方(入れな方?)をしてきたから、力の入れ方を忘れてしまっているようだ。
そいつを目覚めさせてあげる事が次の課題。
またじっくり取り組む必要がありそうだけど、加圧トレーニングで上手く出来るとかなり確信を得ている今、頑張りがいがあるぞ!
ウエイトトレーニングや筋トレで、正しい姿勢や呼吸でその動作をすれば、ここが鍛えられますよ、というのがあるけれど、スクワットをやればお尻や太ももが鍛えられると考えるのではなく、お尻や太ももを鍛える為にスクワットという動作が有効、と考えるべきではないかと思う。
実際、その動作をやっても、鍛えたい所に力が入っていなければ鍛えられないのだから。
故障がある箇所に筋肉を付けたり、筋力を上げたりする事は難しいとされているけれど、痛みがあって出来ない事の他に、力の入れ方を忘れてしまっている事の影響が大きいのだと思う。
私も筋トレやっても右足には筋肉がつかないと思っていたけれど、筋トレになっていなかったというわけです。
そういう事で諦めている人もいるのではないかと思うけれど、やり方次第で出来る事は色々ありそうです。例え若くなくても・・・
それから自転車というのは、つくづくゴマカシの効く乗り物だとも思う。
例え右足に力が上手く入ってなくても、乗れてしまうし進んでしまう。
例えば、クロカンスキーを少しやってみた事があるけれど、あの体制をとる事自体で膝が痛くなるし、右足に上手く乗ることが全然出来ないから進まない。
でも、自転車は普通に漕げてしまう。
だから誰にでも乗れるし、様々なリハビリにも有効で、自転車の素晴らしい所の1つだと思う。
でも、競技とか、突き詰めようと思った時には、そこに大きな落とし穴があるようにも思う。
自転車競技では落車は付き物、怪我や故障は沢山あるものだが、怪我や故障があっても乗れてしまうことがとても多い。
早く復活したいという思いから、我慢して乗って、乗れてしまうからそのまま乗り続けてしまう。
きちんと乗れていなくても、進んでしまうから気付かないままパフォーマンスが落ちていく。バランスが崩れる。故障する。
そんな事が簡単に起こりやすいと思う。
選手の大きな怪我など最近耳に入る事が多いけれど、とにかく早期復帰を目指して1日も早く自転車に乗るというのではなく、リハビリに励みしっかりと身体を治し作り直す事を大切にして欲しいと思ってます。
ソチオリンピックでも、怪我をした選手が驚くほど早く復帰して出場しているケースが多々あった。こうした大きな大会には、応急処置の間に合わせで何とか大会に漕ぎ着ける事は致し方ないが、大会後には再びしっかりと強化して作り直していかなければ、そのまま終わってしまいかねないだろう。
プロの選手などは、怪我や故障を治しながら競技に出続けなければならない事もあるだろうけれど、シーズンオフや時間が取れる時にそういった事を見直していかないとパフォーマンスも落ちていってしまうだろう。
パワーメーターには左右バランスが表示されるので、50-50で踏めていれば良いと考えるのも間違えだと思う。
私も50-50で踏む事は出来ても左足ばかりが張ったりする。
50-50は、右のペダルと左のペダルと同量の力がかかっているかもしれないけれど、右の太ももに力が入ってなくても、何処かで補ってその力を得られる。
お尻が落ちてるとか、体が捻れてるとか、そういう事で補っている可能性もある。
勿論、一つの目安にはなると思うけれど。
今回、膝を痛めた事で学んだ事、学んでいる事は多いのですが、長く競技をやっているからこそ出来る経験も色々あるわけで、自分の経験が少しでも他の方の役に立てば良いなと思いつつ書いてみています。
長くなってしまったのでまた次回に。
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