SY-Nak Official Blog

「リエと私の10年間・・・その8」

☆ロンドンオリンピック真最中

7月の富士見のJシリーズ後、リエはSY-Nak cabin にやって来た。
オリンピック前の大切な時期をここで過ごす事を選んでくれた。

オリンピック出発までの約20日間、集中したメニュートレーニング、リラックス&スキルUPを目指したトレイルライド、しっかりとした休養を上手く組み合わせながら、日々を送っている。

これからオリンピックに向かう選手と一緒に、TVでオリンピック中継を観ながら日本選手を応援しているのは何か不思議な気持ちだ。

リエは今、何か特別な物に向かうような気負いも無く、何時も通りに、尚且つしっかりと大切な物に向かっている感じで、何か無理をしているという感じで無い所がいい。

大切なレースへの向かい方。
選手によって様々だし、同じ選手であっても、その時の自分によって異なる。
何処までストイックにやるか・・・
何処まで削ぎ落とすか・・・
何処まで追い込むか・・・

ストイックにやればやるほど良い訳では無い。
削ぎ落とせば削ぎ落とすほど良い訳では無い。
追い込めば追い込むほど良い訳では無い。

現在のBestを出せるように、最後の最後までトレーニングと調整と生活を組み立てていく。

リエは今の自分としっかりと向き合いながら、しっかりとBestパフォーマンスを出せる準備を進めているんだと私は感じる。

オリンピックに出場する一流のアスリート達が、全力を尽くしてピーキングをしても、それが上手くいかない事が多々ある。
経験やカンという物が大きなウエイトを占めるピーキングも、やはりどうにもならない運という物に左右されてしまう事もある。
非情とも思える事もあるけれど、そこにまたスポーツの面白さがあるとも思える。

オリンピックは特に、競技の結果によっての明と暗が顕著に別れる。
そこまでの努力は一緒なのに、最後の最後のほんの一瞬で別れる明と暗。
その差は一体何なんだろうと思う事もある。
でも、それがスポーツ。

それがスポーツであり、一般の人達はそういう見方で良いと思うけれど、本人やその身近な人達、本気で応援する人達は、最終結果だけで、全ての評価はしないはずだ。

勿論、より良い結果を求めているし、Bestパフォーマンスが出せる事を信じている。
それば選手本人の気持ちと同じ。
競技を終えた時も、同じ気持ちになるだろう。

リエがオリンピックに向けてここでトレーニングをし、生活をするのもあとわずかだ。

つづく・・・

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