福島へひとっ走り

年度内に工事を終わらせなくてはいけない現場の材料を発注してあるが

まだ福島の製材所に在るという。

大工さんから「材料は何時来るの？」と何度も催促があって

最初に発注した材木問屋に問い合わせてみると

注文材は出来ているが大型トラックの積み合わせ荷物として

運賃が発生しないように配慮してくれていて

何時になるか分からないと返答されてしまった。

困った…

事前に見積もりをして単価を決めてあるから今更運賃は請求出来ませんし(-_-;)

困った…

Ｋちゃんと交際するようになってから決断力が落ちている気がするｗｗｗ

一人で仕事をしていて一番キツイのが時間に追われてしまう事なのです。

高速代もガソリン代も持ち出しで引き取りに行けば全て解決するのです！


と言う事で採算度外視で土曜日に福島へ行きました。

会社は朝だけ通常営業をしてトラックに燃料を給油してから常磐道に乗った。

タイヤチェーンを所持してるのは軽トラだけなんだけど

重量オーバーになりそうだから小型トラックで出掛けました。

製材所の周りには雪は無いと聞いているが

事故を起こしたら全てが終わってしまう心配もあるけど

最近の無茶をしない自分が嫌いなんだよねぇ～

もう一度、震災後の自分を取り戻したかったんだと思う。


福島県の入り口であるいわき市まで２時間３０分で到着した。

いわき勿来（なこそ）ICで高速を降りてカーナビの案内で迷わなかった。



左側の丸太を防腐剤注入お願いしたら

右側の桧材も緑色じゃん！！！

大工さんに連絡して事情を説明して荷物は持ち帰ることにした。



大きな製材所ですよね。

土地の広さの感覚が東京人とはかけ離れているみたい。

荷物はフォークリフトで積んだから現地滞在時間は数分です(笑)

雨の高速を走って来たのだからこのまま帰るのはもったいないです。


本当は３月１日に全線開通した常磐道を終点浪江まで走り

南相馬にある「にゃんこはうす」まで足を延ばしたかったなぁ～

ずーっと東北道で大きく迂回して通ってましたから…

とりあえず海岸沿いを訪ねて被災状況を見たかった。



煙が出ている煙突は火力発電所です。



海岸沿いからも撮影。

原発を停止した分、火力発電所はフル操業です。

震災後、異常気象が続いているのは何故でしょう？



海に突き出た半島は津波の被害らしきものを確認。



いくつもの煙突から煙が見えてます。

茨城県から福島県の太平洋沿岸部には原発を含む発電所が多いです。

豊かな電力に恵まれて大きな工場も無数にあり仕事を与えてくれている。

地球にやさしい環境に配慮した町づくりを推進した自治体はすばらしいけど

仕事が無くてはそこに住む住民は集まらないのです。

原発反対なんて理想論だよ。

この辺の町の成り立ちを見れば一目瞭然だしね。

事故を起こした福島第一原発も首都圏に電力を供給するだけでは無く

豊富な電力が企業や工場を呼び寄せ雇用を生み出す。

理想だけでは腹は満たされないのです。


帰路の中郷SAでお昼ごはん。



喜多方ラーメンセットはミニカレーライスが付いている。

走行３７５ｋｍ　往路２時間３０分　復路３時間

高速代　片道￥３，１００　　消費ガソリン５４L

利益は僅かですが心の満足度はプライスレスかにゃ？