前日の天気予報では土曜日には傘マークがあったはず。
曇り空を期待して畑仕事に向かったが思いっきり炎天下での作業となった。
エンジン式刈り払い機で作業をすると全身が草まみれになる。
汗で濡れた衣類にも細かい草がこびりつき不快です。
こうなると作業も雑になり草と一緒に芋の蔓もバリバリと刈り込んでしまいます。
除草剤も散布して排水用に掘った穴に砂を入れた。
冷凍ペットボトルが溶ける3時間が限界ですね。
頑張った割に変わり映えのしない畑の写真は撮りません。
涼しくなったら日没まで作業ができるのに…
往復に掛かる費用と時間を考えたら3時間しか作業ができないのが悔しくもある。
日が暮れ始めた畑を眺めているとミレーの「晩鐘」を思い出す。
土と格闘し無事に一日を終えることが出来た喜びを神に感謝するのだ。
ただし晩鐘は聞こえず隣家のおばちゃんの「なんまいだ~なんまいだ~なんまいだ~なんまいだぁ!」
独特のお経が聴こえてちょっと笑ってしまいますが(笑)
バルビゾン派と呼ばれる印象派の画家たちが好んで描いたのが地元の農夫たち。
働けども働けども貧しい暮らしのままだが神に感謝し、誰かを恨むことはしない。
現代の日本人が忘れてしまった心。
雑草をむしったってお金にはならないのです。
でも作物を育てるうえで草むしりは大切な作業でもある。
土いじりは心を逞しく育んでくれるみたいです。