新しいスタッフは病院勤務が長くて、初めての訪問看護はびっくりすることばかりとか・・・。
看護師と言っても、最近は専門性が高くて、配属された部署によって、仕事内容は大きく変わってきます。
病院の中での違いはもちろんのこと、病院以外でも施設や保健室、クリニックや血液センター、看護協会やお役所や、健診センターなんかもありますね。
それぞれ仕事は大変だと思うけれど、やはり訪問看護は特殊なのだと思います。
流れ作業や、決められた処置を繰り返す部署もある中で、訪問看護は自分で考えなくてはなりません。
今、患者さんを前に、この状態をどう判断するのか。
フィジカルアセスメントってやつですね。
病院ならば、すぐに仲間や医師と一緒に考えることができますが、訪問中はとりあえず自分で考えることが必要です。
考えることは、病気の事だけではなくて、家族関係の事から環境の事、それぞれの心の問題まで・・・
もちろん、その場にはいなくても、私たちが必ずサポートはしますが。
でも、まず考える。
自分で考えること。
自分でどうケアをするか決めること。
それを、辛いと考えるか、楽しいと考えるか・・・。
責任の重さを、苦しいと考えるか、やりがいと考えるか・・・。
自分の出した答えが正しいかどうかが不安なのだといいます。
私は、そう思うのは、決して悪いことではないと思います。
少なくとも、思い込みで突っ走ったり、強要したりするよりは・・・。
不安だったら、その場からでも電話をくれればいいし、帰ってから一緒に振り替えることもできます。
でも、不安そうなそぶりを、患者さんの前で見せることは、いいことだとは思いません。
その駆け引きが、だんだんできるようになる。
考えて。
緊急性はどうだろうか?
患者さんはどうしたいのだろうか?
穏やかでいられるには、どうしたらいいのだろうか?
これは、現場で覚えるしかないのです。
その考える時間が、在宅にはちゃんとありますから。
まず、考えることから逃げないで、向き合ってほしいなとおもいます。
絶対に、喜びに代わる日が来きますから。
今日、スタッフYが、新しいスタッフを連れてMさんのところに行きました。
Mさんはご高齢ですが、自分で一所懸命練習して、カフティポンプの操作も覚え、ほとんど動けなかった状態から、今ではIVHをキャリーに入れて、散歩ができるまでになった方です。
まだ、ふさがりきらない気管孔を押さえて、たくさんおしゃべりもしてくれます。
奥様が、突然倒れ入院してしまい、今は息子さんと二人暮らし。
そして、今日はMさんの誕生日です。
「お誕生日おめでとう!」
スタッフ二人で、ハッピバスデーディア Mさ~ん
と歌ってきたそうです。
Mさんは、「この年になって、誰にも誕生日なんて祝ってもらえるとは思わなかった。」と言って泣いて喜んでくれたそうです。
こんなささやかな出来事も、私たちの喜びなんですよね。
少しでも、訪問看護の良さを分かってもらえたら、すごくうれしいのだけれど。
それが、今の願いです。
看護師と言っても、最近は専門性が高くて、配属された部署によって、仕事内容は大きく変わってきます。
病院の中での違いはもちろんのこと、病院以外でも施設や保健室、クリニックや血液センター、看護協会やお役所や、健診センターなんかもありますね。
それぞれ仕事は大変だと思うけれど、やはり訪問看護は特殊なのだと思います。
流れ作業や、決められた処置を繰り返す部署もある中で、訪問看護は自分で考えなくてはなりません。
今、患者さんを前に、この状態をどう判断するのか。
フィジカルアセスメントってやつですね。
病院ならば、すぐに仲間や医師と一緒に考えることができますが、訪問中はとりあえず自分で考えることが必要です。
考えることは、病気の事だけではなくて、家族関係の事から環境の事、それぞれの心の問題まで・・・
もちろん、その場にはいなくても、私たちが必ずサポートはしますが。
でも、まず考える。
自分で考えること。
自分でどうケアをするか決めること。
それを、辛いと考えるか、楽しいと考えるか・・・。
責任の重さを、苦しいと考えるか、やりがいと考えるか・・・。
自分の出した答えが正しいかどうかが不安なのだといいます。
私は、そう思うのは、決して悪いことではないと思います。
少なくとも、思い込みで突っ走ったり、強要したりするよりは・・・。
不安だったら、その場からでも電話をくれればいいし、帰ってから一緒に振り替えることもできます。
でも、不安そうなそぶりを、患者さんの前で見せることは、いいことだとは思いません。
その駆け引きが、だんだんできるようになる。
考えて。
緊急性はどうだろうか?
患者さんはどうしたいのだろうか?
穏やかでいられるには、どうしたらいいのだろうか?
これは、現場で覚えるしかないのです。
その考える時間が、在宅にはちゃんとありますから。
まず、考えることから逃げないで、向き合ってほしいなとおもいます。
絶対に、喜びに代わる日が来きますから。
今日、スタッフYが、新しいスタッフを連れてMさんのところに行きました。
Mさんはご高齢ですが、自分で一所懸命練習して、カフティポンプの操作も覚え、ほとんど動けなかった状態から、今ではIVHをキャリーに入れて、散歩ができるまでになった方です。
まだ、ふさがりきらない気管孔を押さえて、たくさんおしゃべりもしてくれます。
奥様が、突然倒れ入院してしまい、今は息子さんと二人暮らし。
そして、今日はMさんの誕生日です。
「お誕生日おめでとう!」
スタッフ二人で、ハッピバスデーディア Mさ~ん
と歌ってきたそうです。
Mさんは、「この年になって、誰にも誕生日なんて祝ってもらえるとは思わなかった。」と言って泣いて喜んでくれたそうです。
こんなささやかな出来事も、私たちの喜びなんですよね。
少しでも、訪問看護の良さを分かってもらえたら、すごくうれしいのだけれど。
それが、今の願いです。