我が家では、私が小学中学高校大学と、生徒学生時代に、犬猫のペットを飼っていた。もう、二十年以上前に、皆、あの世に旅立ち、亡くなっている。
犬は、雌犬で、ラッキーと言った。名犬ラッシーがコリー犬だったのを少しもじって、ラッキーと言う名前にした。うちの犬は血統書の小型犬、シェットランドシープドッグ、シェルティであった。
それから、猫は、これも雌猫で、ペルシャ猫であり、ペルシャ猫だから、ペルちゃんと名前を付けた。その内のチンチラ種なのだが、全然シルバーの毛じゃなく、チンチラらしくはない。チンチラは緑色の目がたしか特徴なのだが、うちの猫はブルーに近く、母などは、きっと、本当のペルシャ猫と、チンチラの合いの子なのだろう、とよく言っていた。
そのせいか、チンチラ・ペルシャ猫以上に、混ざり合ったのか、ミックス特有の、凄くかわいい猫であった。
しかし、この猫はうちに来た時から鼻が悪く、よく鼻をティッシュでかんでやらなければならない程、鼻水をたまに出していた。普段はしかし、滅多には鼻水は出ないが、寒くなると、くしゃみや鼻が悪かった。
ひょっとしたら、猫にも花粉症があるのかも知れない。分からないけれども。
この猫は、十六、七年は生きた。非常に我が家では最後までいた猫だった。
犬の方は、十年、十一年位いたであろうか。元々、シェルティ犬は短命だと言われているから、その位なのだろう。
犬や猫に囲まれた生活は、とてもワンダフルで、楽しく、犬は番犬の役目も立派に果たし、猫は愛玩動物として、どちらも可愛がられた。
私は今は一人暮らしで、動物を飼うのは無理だが、出来れば、こんな動物が身近に居てくれたらなあ、といつも、犬の散歩をしている人を見るとそう思う。
それが、たまたま、シェルティ犬だったりすると、羨望の眼差しで、私は飼い主とワンちゃんの一挙手一投足を必死で追いかけているのに自身でも気づく。
その様は、私のかつて犬猫を同時に飼っていた習慣がそうさせるのだ。
私は、動物類が非常に好きだ。それは、鳥や魚、カブトムシクワガタ、コガネムシ、トンボ他、昆虫類も好きだ。しかし、虫は子供時代よりかは少し苦手になってしまった。
とにかく、動物類を、私は、私のうちでは、父母がペット屋さん小鳥屋を商っていた関係上、とても密接な私の動物との触れ合いがそこにはあった。
要するに、仏教でいう、畜生界なのだが、時には人間よりもそれらが賢いと思う時がある。宗祖日蓮大聖人様の御書でも、亀など他の動物ですら人間に恩返しをする時がある。ましてやそれが人間ならば当然ではないか、との御教示がある。
やはり、とにかく、人間は、人間だけ見ていてもダメである。動植物他と触れ合わなければ、何一つ、季節の移り変わり、動物達との息の交し合い、等々、非常に花鳥風月を、もっと今の日本人も、古き日本に見習わなければならない。
そういう話をここでして、私なりに、非常な喜びを持たせて頂いた。有難いと思う。
これにて、私の我が家のペット、猫と犬の写真画像を冒頭に載せて、ここでキーを叩き終わりたい。
以上。よしなに。wainai