福島のあまっこがレビューを書きました
2017-07-04Amazonで購入
素晴らしいご本、これは諸宗邪教・破折に使える、凄い本!
「諸宗破折ガイド」(大日蓮出版)
「念仏無間、禅天魔、真言亡国、律国賊」を宗是として四箇の格言を宣言なされた日蓮大聖人がこれを読まれたら、大いにお慶びになられること間違いない。念仏系、禅宗系、真言宗諸派、律宗等の伝統仏教は言うまでもなく、それ以外でも日蓮系宗派にもかなりの読み応えあるページ数が。破折記事が面白い。新興宗教の創価学会、顕正会、正信会等の異流義、のあらまし、破折等が充実する。
新興宗教でも、霊友会やら、立正佼成会やら、天理教、などの割とオーソドックスと今では我々の感覚では許してしまっている、本来ならば決して許されないそれら邪師教祖による、邪義邪説邪道邪教の類がわんさかわんさか載っている。まさか新しい所では、大川氏の幸福の科学まで載っているとは思わなんだ。地下鉄サリン事件等のテロ事件を起こしたオウム教も載っているのが、現在日本を取り巻く宗教の環境が、極めて危機意識をもって、このご本の記事を書いた筆者記者の問題提起の心意気、気概を感じさせる。
皆日本の宗教は、「破折」が付いていて、その記事はとても興味深く読んだ。外国の宗教も、最初にユダヤ・キリスト・イスラムの啓典の民の宗教も載っているし、インドの宗教や、ゾロアスター教、ジャイナ教、中国の宗教、韓国の宗教(仏教)、南伝仏教、チベット仏教等や、世界の宗教ってこんな宗教があったんだ、という文化風俗の違いを実感する。非常に為になる。
日本の宗教では、神社がやはりかなりの記事の力の入れようを感じた。その他、一般の風俗、俗信、占い、禁忌タブー等の充実ぶり。
各教団の教勢、教義、信徒数、立宗立教年度、所在地等のデータ、等が事細かに書いてある。日蓮正宗創価学会時代の本で、以前古本で買った、「日本の宗教の現状ー創価学会男子部教学室遍」という本が前は出ていたが、結構いい事書いてあったが、今の学会は諸教派協調同調路線を取るようになり、今の創価は牙を抜いた猿か歯のないネズミ以下の存在だ。それ以来、そんな本はご法度だろうし、今の創価学会なんかには期待なんかしていないが。
こんなに、読んでいて、邪師による邪宗邪教邪道邪義邪説をバッタバッタ切っていく、実に痛快な気分を味わった。しかし、余りに日本や世界の宗教事情が極めて危険な数々の多くの宗教思想に毒されている現状を知りたい方は、たとえ日蓮正宗以外の方でも、一読の価値は大いにある。字の読めるある程度の子供さん等に読ませても、或る意味、こんなおかしな宗教がこの世の中にはあるんだよ、と公平に世界を見渡した時に、この御本は、この危なっかしい時代の、何が真実であり、何が間違った教えなのかが、如実に物語られていて、私が人の親ならば、変な宗教に子供たちが近づかなくていいように、親御さんとこの本を見開いてみて、変な邪宗教に気を付けようねと一言、免疫を与えてやる風に、是非とも読ませてあげたいご本だと思う。これを書かれた執筆者の方には、本当にご苦労様です、と言いたい。こんなに良い本が、二千円位と消費税を払っても、大変読み応えがある。これと、富士の清流、立教から七、八百年の伝統仏教の日蓮正宗の教義、奥義をより知りたい方は、「日蓮正宗入門」という姉妹版の同じサイズのご本が同じ値段でもう一冊あるので、こちらもお薦めだ。両方持つと、二冊で一体となっているような感じも受ける。
兎に角、宗教書では、今日現代日本での粋を集めた、日蓮正宗の出版会社の㏍大日蓮出版のお墨付きを得た、大変心強い、頼りになるご本であり、良書の最たるものであり、世界観が広がる、今までの見方が変わる、目からうろこの、新発見に満ち満ちた、興味深いご本である。こういう宗教書を待っていた!知らないと損をする!日蓮大聖人の御見解の立場に立たれてはいるが、大聖人様は、若い頃比叡山等に昇り、各宗教をつぶさに比較検討されて来た末法の御本仏、プロである。法華経が何といっても、諸経の王、未顕真実の最高の御教えだと、釈尊自身が述べている。そして大聖人様の南無妙法蓮華経。その観点から、大学等で宗教学の単位を取る学生ならば、見識を広める意味で、一冊位持っていてもいい、子供たちの宗教教育への一環として、そして私達日蓮正宗の信徒たちの日頃の力試しへと、宗教の現状を知りたい万人の方々に大いに勧められるんじゃないか、そんな感慨を受けた、これは学びの時を得られる、最高に興味深く楽しく素晴らしいご本である。