かつて、テレビの番組名は、たしか、「世界ウルルン滞在記」と言ったであろうか。
その番組の或る回で、アイドルだか女優だか、新たにデビューをして、その番組に初出演を果たした女の子が出ていた。
そうして、その女性は、番組上の方針で、ある国の、熱帯地方であろう。そこの国のその地方では、昆虫を主に食べる役回りをする事になった。
そのアイドルは、自分は昆虫を食べるのが好きな、昆虫食に詳しい感じを物凄くアピールしていた。
そこで、まず、そこの村長が、日本でいう、イナゴのような、バッタの類を食べさせる。
すると、その娘は、喜んで残らず食べて、村人、村長も、これは、と言った顔で、よっぽど好きなんだと、そちら側も大喜びで迎えて、お互い喜んでいる。
そして、段々エスカレートしていき、色々様々な虫を食べてゆく。新米の女性は、それに何も不満を漏らさずに、村長の言うまま、ついて行く、といった風であった。
その後、決定的な決裂が訪れる。或る時、村長は、これは、最大限の好待遇の象徴で、貴人が来た時にしか与えない、村独特のおもてなしの仕方、食事なんだと特別の意志を示し言って、娘を連れて、そこを離れて、向かいの島まで行って、そこに住む、「イモ虫」の緑色のくねくねしてうねった、とても大きな幼虫のいる場所へ行き、娘と一緒に捕まえている最中に、とうとう娘は泣き出して、自分には無理だ!食べられない、と言い出し、泣き出してしまう。
村長は、どうしてそんなに泣くんだ、今まであんなに喜んでたべていたではないか。これは最大限の村の厚遇、好待遇の印なのに、といぶかしがり、残念そうな顔を見せて、娘に、分かった、もう、これ以上、虫を食べさせるのは止めよう、と言って、やっと、今まで娘が無理をして、無理やり昆虫食を続けて、仕事上、どうしても仕方がないので、おつきあいで食べていた事に薄々気付いたようであった。
私はあの時の、最後には大きな幼虫のイモ虫を食べさせられようとしていた時の、娘さんの気持ちが痛い程、分かった。誰だって、虫を食べさせられる程の屈辱は、特にこの日本の国では、食べ物に困らない国ではあるが、今も問題になっている、食糧難になったら、安易に「昆虫食」を勧めようとする、一部悪党自民党政治家幹部。確か、いわゆる「河野デマ太郎」大臣、とか言ったであろうか?!
こんな手合いばかりが与党の主要メンバーを抑えている。
昨日の荻上チキさんのラジオ番組を聴いていたら、岸田首相は何で首相に立候補したかというと、首相は日本一国の最大限の力を持った、権力者だから、自分は、その権力を行使する為、ただ単に、行使したいから、なったんだ、と答えた、との事である。
こんな危険な政治指導者はいない。政治はギャンブルではないし、ゲームでもない。最もなってはいけない指導者が、この岸田その人なのではないのか。
何のプラン、理想、志もない。ただ、権力者として君臨したいがために、理由がそれだけで、首相のポーズ、格好がしたくて、その座に就いた岸田。この男の節操のなさは、こんな所にも由来しているんだと、改めて思い返し直した、昨晩のラジオ放送であった。
例によって、私の癖で、話しが思わぬ方へ脱線してしまった事を、読者の皆様には、陳謝し、御謝り申し上げます。
以上。よしなに。wainai